「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」:9話ネタバレ

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
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こんにちは、ぽむです!
ジュリアスのスカーレットへの発言もドギマギ止まらず気になりますが、ナナカも無事に戻って来られるか心配ですね…。

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前回のあらすじ

 ジュリアスは奴隷商の名前と居場所を聞き出すことに成功。奴隷商の名前はザザーラン、珍しい奴隷を売買している。そこでナナカは、ザザーランを獣人族である自分に食いつかせ、オークションへの参加を承諾させるという作戦に出たのだった…。

 

 

9話のネタバレ

翌朝、スカーレットが身支度を整えると、ジュリアスは何か用事でもあったのか、既に外出していた。スカーレットとナナカは約束通り、ナナカを引き渡すため、ザザーラン邸へ出向く。

ナナカを引き渡す代わりにオークションに参加させてもらうことを再度確認すると、ザザーランはナナカが本当に獣人族かどうか確認したいと言い出す。値をつり上げるために偽物を連れてくる人もいるから、念のため、ということらしい。

スカーレットはナナカに変身するように言うと、美しい狼が現れた。ザザーランはナナカを絶賛。オークションへの招待に加えて、奴隷も一人譲ろうかと言い出す。

すると、スカーレットの背後から、何やら獣の臭いがする屈強な男が部屋の扉を開けて入ってきた。男の名前はドノヴァン。どうやら人間と魔獣のハーフである『ライカンスロープ』で、ザザーラン邸で雇っている奴隷のようだ。

ドノヴァンの凶悪な言動を、ザザーランもたしなめ、スカーレットに詫びる。ドノヴァンはナナカが奴隷だとわかると、乱暴に首輪をナナカの首につけて無理矢理引っ張って連れて行こうとする。ザザーランは乱暴さを注意するが、獣人族には『再生力』があるからと気にも留めない。

ナナカが抵抗しようとすると、ドノヴァンはいばらのムチでナナカを叩こうとする。そのいばらのムチを、スカーレットは素手で止める…!

スカーレットはドノヴァンのことを『バカなペット』と挑発する。ザザーランは、ドノヴァンは国のトップレベルの武術の心得が無ければ対抗できないから、余計なことは言わない方がいいと忠告するが、意に介さないスカーレット。

すると怒り心頭のドノヴァンがスカーレットを襲おうとする…! しかし、スカーレットがムチを掴んだままで、ドノヴァンは身動きが取れない。

そして突然スカーレットは、奴隷を譲ってくれるならドノヴァンをもらうと言うやいなや、ムチを思い切り引っ張り、ドノヴァンの腹に重いパンチを一発!ドノヴァンは窓ガラスを突き破り、屋敷の外へ飛んでいった。

スカーレットはナナカの首輪を外して傷を癒やし、必ず迎えに来ることを約束する。

ザザーランは、スカーレットのあまりの強さに、ひたすらおもねる。窓を壊してドノヴァンを吹っ飛ばしたことも不問に付され、その後はひたすらスカーレットの希望通りに事が運んだ…。

スカーレットがザザーラン邸を出ると、一台の馬車が止まっていた。馬車から出てきたのは、スカーレットを探し回っていた顔面蒼白の兄のレオナルドだった…。


宿に戻り、スカーレットとジュリアスはレオナルドに経緯を説明する。王子と妹の無謀な行動にひたすら震えるレオナルド。

一方、レオナルドはジュリアスから今回の奴隷オークションについての調査を命じられていて、今回はゴドウィン主催であることと、会場の候補地も掴んでいた。

オークションの開催日をザザーランから聞いたスカーレットが、開催が二日後であることをレオナルドに告げると、あまりの急な準備にまた真っ青になる。

気持ちを落ち着かせたレオナルドが、オークション当日の作戦会議をするため、スカーレットを自宅へ返そうとするが、スカーレットはあっさり拒否する。

善良な人ほど損をして、ゴドウィンのような悪人ほど得をする世の中は我慢ならないし、でっぷり太った悪徳貴族を殴るのが最も爽快だから、と。箱入り娘だったスカーレットが、カイルから婚約破棄されて以来、色々な経験をして達した結論だった。

我が家は没落まっしぐらだ!と怒りが止まらないレオナルドに対して、スカーレットとジュリアスは楽しそうでしかない。しかしレオナルドが、ゴドウィンとヴァンキッシュの空戦部隊・紅天竜騎兵団との繋がりについて触れると、二人の顔色も変わる。

ヴァンキッシュ帝国は竜騎士が治める武力至上主義の国で、パリスタン王国とは国境を接している。現在は停戦中で、両国の関係は悪くないはずなのだが…。


その頃ゴドウィン邸には、フードをかぶった一人の男が。ゴドウィンが男から『第二王子擁立の件』について問われると、ゴドウィンはスカーレットの写真を男に見せ、スカーレットのせいで計画がつぶれたと答え、男にスカーレットの抹殺を依頼する…!?

 

 

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感想

ヴァンキッシュ帝国の空戦部隊…新たな脅威の登場ですね…。
隣国の人間がカインを次期国王に仕立てようとしてたということなのでしょうか…。

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