「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」:8話ネタバレ

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
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こんにちは、ぽむです!
今回も一人で酒場に入っていったジュリアスよりも、外でウズウズしているスカーレットの方が心配ですね!

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前回のあらすじ

 スカーレットはあっという間にごろつきをぶん殴り、奴隷オークションの仲介屋・ジャンクの居場所を吐かせた。そして、ジャンクが匿われているという酒場へ向かう。ジュリアスは「五分で済ませてくる」と言って、一人酒場の中へ入っていった…。

 

 

8話のネタバレ

ジュリアスはジャンクにカマをかけ、奴隷商の名前と居場所を聞き出し、ジャスト5分で済ませてきた。スカーレットは詐欺師のようだ、とチクチクいたぶる。

ここまではスムーズだったが、奴隷オークションへの潜入方法が問題だった。すると、ナナカは作戦がある、と言う。


奴隷商の名前はザザーラン。居場所は意外にも王都のど真ん中だった。この国では奴隷の所有と売買は禁じられているというのに…。

ザザーランはジャンクと、スラムの珍しい奴隷候補(エルフや魔族など)を紹介する契約を結んでいる。そのためスカーレットは、親に秘密で珍しい奴隷が欲しいという設定で、ナナカと二人でザザーランに対峙した(さすがに王子であるジュリアスは席を外した)。

ザザーランは一瞬でナナカを獣人族だと見抜く。わざわざ法律違反を犯して珍しい奴隷を買いたいなら、ナナカは「名刺」がわりに連れてくるのにちょうどいい、と言って高らかに笑う。その姿を見て、怒りがフツフツと沸いてくるスカーレット。そんなスカーレットに気付いたナナカは小声でたしなめる。

いよいよ本題に入る。実はスカーレットは奴隷を買うつもりではなく、オークションに参加してみたいのだが…と告げる。通常、身分を明かした上で奴隷を最低6人以上売買した実績が無いと、オークションには招待されない。

スカーレットはお金でなんとかしてほしいと相談すると、ザザーランはお金はいらないから、ナナカを譲ってくれればザザーランの親戚の娘としてオークションに連れて行ってくれると言う。

…するとスカーレット笑顔で快諾。オークションは3日後の夜、ナナカは明日引き渡すと約束して、ザザーランのところを後にした…。


そう、これがナナカの作戦だった。ザザーランを獣人族である自分に食いつかせ、オークションへの参加を承諾させる。ナナカは、スカーレットを危ない目に合わせたお詫びとして、この作戦を提案したのだった。作戦が成功し安心したのか、ナナカは狼の姿に戻ってしまう。

スカーレットはナナカの健闘をたたえながら、ナナカを抱いて宿へ戻った。部屋ではジュリアスが読書をしながら二人を待っていた。スカーレットはジュリアスに結果を報告し、ナナカをそっとベッドへ寝かせる。

そしてスカーレットが商業区へ散歩に出かけようとすると、なぜかジュリアスもついてくる…。

商人たちは次から次へとスカーレットに声をかける。ジュリアスはそんな商人たちとの会話を楽しみながらどんどん買い物をしている。

なんだか遊ばれているような気分になったスカーレットは、宿に帰ろうとすると、ジュリアスがアップルパイをスカーレットの口に突っ込んだ。あまりの美味しさに、ジュリアスのことを許してしまうスカーレット。

二人は噴水の前のベンチで休憩する。スカーレットはカイルのランチ調達に商業区には来ていたものの、街の様子は全く目に入っていなかった。ジュリアスは大好きな商業区をスカーレットに紹介したかったから散歩についてきたようだ。

ジュリアスは一人つぶやく。第一王子であるジュリアスの周りは幼少の頃から、醜い、つまらない人間ばかりだった。せめて自分の視界は面白くあってほしいと願う自分が、一番面白いと思うのがスカーレットなのだ、と。

そしてスカーレットの頬にキスをし、スカーレットが愛おしいと告げる。

…これもまた、ジュリアスが面白がってスカーレットをからかっての発言なのか…。宿に戻り、一人悩むスカーレットだった…。

 

 

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感想

ジュリアス…いくら王子と言えど、齢は高校生。なのにあの手練感…!
あんなこと言われたら、誰だって気になっちゃうじゃないかー!!!

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