「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」:17話ネタバレ

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
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前回のあらすじ

　ローザとエンヴィとともに、久々の楽しい時間を過ごしたスカーレットだったが、乙女心をもてあそぶジュリアスに、心の底から激怒するのだった！　そしてディアナからの手紙を受け取ったスカーレット。ディアナ教の儀式『聖地巡礼』では何としてもディアナを守ると心に誓うのだった。

17話のネタバレ

スカーレット、温泉旅行に出かける

あれからまたさらに1ヶ月が過ぎ、スカーレットは学院を卒業して自宅に戻ってきた。ナナカがスカーレットの部屋を訪れると、スカーレットは温泉旅行に行きたいとレオナルドを説得中。

レオナルドは、スカーレットがまた事件を引き起こすのでは？と簡単には許してくれない（気がかりも山積みで胃の痛みも止まらない）。

そんなとき、ナナカがディアナ聖教の内情でも暴きに行くのか？と尋ねると、レオナルドは旅程が『聖地巡礼』のルートとほとんど同じだ、と顔面蒼白に…。しかしスカーレットはそれはきっぱり否定する。

レオナルドが仕方なくスカーレットの温泉旅行を許可するや否や、執事・セルバンテスがスカーレットの荷物を持ってきた。あっという間に支度を整え、スカーレットは逃げるように屋敷を出た。

…が、屋敷の出口で馬車とともに待ち構えていたのは、ジュリアス！　スカーレットはあえなく馬車に乗り込むことに…。

ジュリアスは、実はスカーレットが旅行に行きたいと言った理由を知っていた。スカーレットはジュリアスの意向で兄のレオナルドにも隠していたのだが、とある理由で毎年『聖地巡礼』に同行していたのだった…。

VS 異端審問官・ジャルモウ

スカーレットとジュリアスがやって来たのは、パルミア教とディアナ聖教の総本部の入り口にそびえる巨大な『不浄の壁』。しかし二人が乗る馬車が門をくぐろうとすると、パルミア教の教皇サルゴンの命により、門が閉ざされてしまう。

教皇サルゴンもゴドウィン同様、元悪徳商人。人々からは『成金クソたぬき』などと呼ばれ、自分たちの真っ黒さを隠すためにバカでかい壁を建設したのでは？と言われている。

ジュリアスが嫌がらせか？と相手を挑発すると、パルミア教の異端審問官・《鉄塊》のジャルモウと名乗る人物が現れた。殴りがいのありそうなビジュアルの男の登場に、スカーレットはついワクワクしてしまう。

パリスタン王国では信教の自由が保障されている。よって勝手に他教徒を異端とする行為は、この国では許されない。しかしジャルモウは、教皇が自分たちに許しているから問題ないの一点張り（そのジャルモウの主張をジュリアスはしっかり録音し、教皇処罰の一証拠とするのだった）。

もう強行突破するしかない。スカーレットは門の前へ。厳重に張られた結界もろとも、巨大な門をあっという間に素手で粉々に砕いてしまう。衛兵たちは開いた口が塞がらない。ジャルモウがスカーレットの名前を口にすると、衛兵たちは恐怖のあまり逃げ出してしまうのだった…。

ジャルモウは、大司教ゴドウィンを不当に逮捕した異端者たちの頭をかち割らねば！と一人大きな鉄球を振り回す…!!　そんなジャルモウの鉄球を、スカーレットは衛兵の槍で打ち返す。鉄球はジャルモウの大きなお腹に深くめりこむ…!!!

しかし無傷のジャルモウ。よく見るとゴドウィンと同じような首飾りが…。パルミアの力で守られていると強がるジャルモウを、スカーレットはめんどくさいとばかりに、またしても空へふっ飛ばしてしまうのだった…！

聖女守護騎士団現る

戦いを終えた二人のもとに、ディアナ聖教の聖女守護騎士団が二人を迎えに来た。スカーレットとも顔見知りの団長・パラガスは、パルミア信者の暴動鎮圧のため迎えが遅れてしまったことを詫びる。

門での嫌がらせや暴動には、パルミア教の何か企みがあるのでは？とにらみ、ジュリアスとパラガスが話をしていると、呑気そうに現れる一人の青年が。騎士団の一員にもかかわらず、ジュリアスたちに挨拶もせずに軽口を叩いている。

彼はパラガスにたしなめられ、改めて自己紹介。筆頭騎士・ディオス・ウエストウッドと名乗った…。

 

 

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