「終末のワルキューレ」作品概要・あらすじ
700万年続く人類の歴史が、他ならぬ人類の創造主「神」の意思によって終末を迎えようとしていた。
1000年に一度、全世界の神々が一堂に会し開催される「人類存亡会議」。そこではまさに、次の1000年の存続を人類に「許す」か「終末を与えるか」の議決が取られようとしていた。
これまでの人類の行いに対し、その存在こそが害悪であり人類に救いようはないと、神々は「終末」、つまり誰に止めることもできない人類の滅亡、という決議を下そうとする。
しかしそこに待ったをかけたのが、ワルキューレ13姉妹の長姉・ブリュンヒルデ。彼女は言葉巧みに神々を誘導し、「神VS人類最終戦争(ラグナロク)」にて神と人類による一対一の13番勝負にて、人類の命運を決定することを提唱する。
かくして、人類の存亡かけた13番勝負が開催されることになる。
対戦一覧
1回戦 呂布奉先VSトール
2回戦 アダムVSゼウス
3回戦 佐々木小次郎VSポセイドン
4回戦 ジャック・ザ・リッパーVSヘラクレス
5回戦 雷電為右衛門VSシヴァ
6回戦 釈迦VS毘沙門天
人類代表メンバー・登場人物一覧
呂布
呂布奉先。ラグナロク第1回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はトール。
「中華最強の武人」であり、個の強さでは三國時代で最強と評される。ブリュンヒルデからも、戦場で出会った中でも「最凶かつ最狂の戦士」と称賛されている。
幼いころから強さを求めて戦い続け、多くの猛者に打ち勝ってきたが、ついには自身が最強になってしまったことに気が付き、その退屈さに絶望する。
ラグナロクでは己の全力を出して戦えることに歓喜している。
アダム
ラグナロク第2回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はゼウス。
人類のファイルナンバー1にして「全人類の父」。
まだあどけなさの残る幼い顔立ちの美青年だが、身体つきは筋肉質で引き締まっており、股間を木の葉一枚で隠しただけの格好をしている。
ブリュンヒルデからは「人類で最も神に憎悪を抱く、最高の精神力(こころ)」を持つとしてラグナロクに推薦されたが、実際は神への憎悪の心はなく、わが子である人類を守るために戦いに参じた。
佐々木小次郎
ラグナロク第3回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はポセイドン。
昇天してからも400年あまり、常に己の技を磨き続けてきた剣豪。全盛期の姿ではなく、亡くなった時よりも老いたでの参戦となった。
生前は一度も勝利をおさめることはなかったが、敗北の度に勝つための術を追及し、一人でも学んで鍛錬を続ける、という才能を有していた。その姿勢は、巌流島での決闘の相手である好敵手・宮本武蔵が「剣を志すものすべてが目指した境地であり、天下無双」と涙する程。
ジャック・ザ・リッパー
ラグナロク第4回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はヘラクレス。
19世紀、英国を震撼させた「霧の殺人鬼」。
オッドアイで、右眼にはモノクルをかけている。この眼には相手の感情を色で判別する能力がある。売春婦の母親の元に生まれ、過酷な環境で生き抜くためにこの眼の力を活用していた。母親を殺した際に見えた「恐怖」の色に魅せられ、次々に人を手にかけるようになった。
自称・紳士であり、紅茶を好み、シェイクスピア作品の言葉を引用することもある。
ラグナロクでは、幾重にも巡らせた策略でもってヘラクレスを追い詰めていく。
雷電為右衛門
ラグナロク第5回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はシヴァ。
人類史上最強の力士。「無頼力士」とも呼ばれる。
生まれながらに筋肉が異常発達するという特異体質で、幼い頃はその暴走する筋肉の圧によって自身の骨を折ってしまう程だった。
自身の力で相手を壊してしまったり、弱いものを傷つけたりしないよう、最も得意とする四つの技(張り手・てっぽう・閂・鯖折り)を封じることを自ら決めた。しかし四つの技を封印してもなお、勝利を続けた。
沖田総司
沖田総司房良。ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
日本の幕末の時代に活躍した「新撰組」の一番隊組長。若くして病に倒れた剣士。
新選組局長である近藤勇とともに、人類代表の控えの間にてラグナロクを観戦している。まだ見ぬ強者が多くいることに驚き、自身が戦う時が来るのを今か今かと心待ちにしている。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった詳細は、まだ明かされていない。
レオニダス王
ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
スパルタの王。第二次ペルシャ戦争中、200万人以上ものペルシア軍勢に対し、たった300人のスパルタ兵士と共に参戦。圧倒的な兵力差にもかかわらず、互角以上に渡り合い、最期は壮絶な死を遂げた。その名声はギリシア中に轟き、スパルタ随一の英雄であると称賛された。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった点も、まだ明かされてはいない。
始皇帝
ラグナロク第7回戦の人類側の闘士。対戦相手の神はハデス。
中国の初代皇帝であり、中華統一を始めて成し遂げた「始まりの王」。
一人称は「朕」。両目を布ですっかりと覆い隠している。
相手が神であろうと、物怖じせずに尊大な態度を取ってみせる。
6回戦の後、自分の控室がわからなってしまうが、行きついた神側の観覧室で図々しくも平然とくつろいで見せた。人類側の席へ案内しようと申し出たアレスのことも、片手で投げ飛ばしてしまう。
ニコラ・テスラ
ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
19世紀中期、オーストリア帝国に生まれた。電気技師であり、天才肌の発明家。主に電気に関連した発明を多数成し遂げた。語学が堪能で8つもの言語を操り、詩作や音楽、哲学にも精通していた。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった点も、まだ明かされてはいない。
グレゴリー・ラスプーチン
グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン。ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
帝政ロシア末期の祈祷僧。その生涯は奇怪な逸話に彩られており、怪異な容貌から怪僧、あるいは怪物などと形容される。その影響力は皇室にも及んでいたとされ、ロシア帝国崩壊の一因をつくり出した人物とも評されている。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった点も、まだ明かされてはいない。
ミシェル・ノストラダムス
ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
フランスの預言者。
「虹と闇の門」を破壊、神の禁忌を犯したことで、冥界に堕とされてしまった人間。当人は、思いついたから試したかっただけ、と破壊したことを悪びれることもなく語っている。
お調子者で軽い性格をしており、ブリュンヒルデを揶揄ってみせることもある。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった詳細は、まだ明かされていない。
シモ・ヘイヘ
ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
フィンランドの軍人。冬戦争で活躍し、ソビエト赤軍から「白い死神」と恐れられた。スナイパー史上最多の542名射殺という戦果を残した人物。
本編には未登場だがキャラデザイン公開投票第一位になり、イラストのみ先行公開された。どういった性格をしているのかは不明。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった詳細は、まだ明かされていない。
坂田金時(金太郎)
ラグナロクに人類側の闘士として出場予定。
幼名は「金太郎」で、日本の童話や昔話にもよく登場する。熊と相撲を取ってみせる程の怪童で、後に源頼光の家来となり、頼光四天王の一角を担うほどの武人となった。酒呑童子を退治したとも言われている。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の神は誰なのかといった点も、まだ明かされてはいない。
神代表メンバー・登場人物一覧
トール
ラグナロク第1回戦の神側の闘士。対戦相手の人類は呂布奉先。
オーディンの息子にして、北欧神話最強の戦神であり、「雷の狂戦士(バーサーカー)」の異名を持つ雷神。
武器は自身の身体をも上回る超巨大神器・戦槌「ミョルニル」。普段は鉄製の手袋「ヤールングレイプル」を身に着け、覚醒前のミョルニルを握り壊さないようにしている。
全力で戦う相手がいないことに退屈を覚えていたが、ラグナロク対戦相手の呂布の強さを認め、その戦いを楽しんだ。
ゼウス
ラグナロク第2回戦の神側の闘士。対戦相手の人類はアダム。
オリンポス十二神の一柱。ギリシャ神話の最高神でもあり、全知全能の存在。神々の中でも屈指の権力を有しており、ヴァルハラ評議会の議長を務める。
普段は一見して細身で小柄な老人のような姿だが、実は無類の戦闘好きでもあり、本来であればラグナロクでも最後の試合に出る予定であったところを、順番を待ちきれずに半ば無理矢理に第2回戦に出場してしまう程。
武器は使用せずに、自身の身体のみを用いて戦う。
ポセイドン
ラグナロク第3回戦の神側の闘士。対戦相手の人類は佐々木小次郎。
オリンポス十二神の一柱。ゼウスの兄の一人。かつて、実兄である征服神・アダマスを一撃で屠った過去があり、ギリシャ神話最恐神とも称される大海の暴君。
武器は「トライデント(三叉槍)」。傲岸不遜な性格で、戦闘でも自ら動くことはなく、間合いに入ってきた敵を一撃で撃退する。
老人のような姿のゼウスとは対照的に、整った顔立ちをした美青年の姿をしている。
ヘラクレス
グナロク第4回戦の神側の闘士。対戦相手の人類はジャック・ザ・リッパー。
ギリシャ神話の半神半人。ワルキューレたちからも慕われ、神々からも英雄として称されている爽やかな好青年。
その半神半人であるという自らの身のあり方ゆえに、人類の終末には反対の立場にある。ラグナロクには神側の闘士として参戦しているが、自身が勝利をおさめた際には、人類の存続のために動くつもりでいる。
武器はライオンの頭部の形を模した「棍棒」。
シヴァ
ラグナロク第5回戦の神側の闘士。対戦相手の人類は雷電為右衛門。
インドの神話の「破壊&想像(スクラップ・アンド・ビルド)」の神。「宇宙の破壊神」とも呼ばれる、インド神話における絶対神であり頂点。
かつてはほぼ無名の神であったが、親友・ルドラ神の「インド神界の天辺に立つ」という願いに付き合い、戦ってインド神界の1115柱にも及ぶ強神をすべて倒し、ともに天辺に立つに至った。
額に3つ目の目を持ち、腕は4本ある。
ゼウス同様、武器は使用せず己の身のみで戦う。
毘沙門天
ラグナロク第6回戦の神側の闘士。対戦相手は、本来この試合に神側から参戦する予定だった釈迦。釈迦が突如、人類側で出場することを宣言したため、その対戦相手としてゼウスによって第6回戦の神代表として選ばれた。
天界処刑人・七福神の一柱。裏切者にはたとえ神であっても天誅を下すが、決して無益な殺生を好むわけではない。
他の七福神(大黒天、寿老人、福禄寿、布袋尊、恵比寿、弁財天)とひとつになり、本来の姿「零福」へと変貌を遂げる。
釈迦
本来、ラグナロク第6回戦の神側の闘士のはずであったが、闘技場に姿を現すも神側のゲートから移動し、突然、人類側として出場することを宣言する。神々の間には動揺が走るが、最終的にゼウスによって人類側での出場が認められた。神側の対戦相手としては、毘沙門天が呼ばれた。
かつては人間として生まれ、シャキータ族の王子であった。
緊張感がなく、どこか緩い性格をしているが、その実、「天上天下唯我独尊」を地で行っている。
武器は神器「六道棍」で、釈迦の感情に反応してその形状を変化させる。
ロキ
北欧神話の神であり、「狡知の神」として知られている。変身能力を有する。
飄々として掴みどころのない性格をしており、他の神々をからかったりするような言動をすることもあるが、アダムの強さを羨んだりと戦闘狂的な側面もある。
釈迦を裏切者ではないかと疑っており、ラグナロク4回戦後に呼び出して問い詰めた。ゼウスとオーディンによってその場はひとまず治められたが、6回戦にて釈迦が人類側での参戦を宣言すると、かなりの憤りを見せた。
スサノヲノミコト
ラグナロクに神側の闘士として出場予定。
日本書紀に登場する、イザナミとイザナギの間に生まれたとされている神。兄弟のアマテラス、ツクヨミと共に三貴神と呼ばれている。天上界では荒々しく大暴れし挙句追放されてしまうが、出雲ではヤマタノオロチを退治するといった英雄的な側面も見せた武の神。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の人類は誰なのかもまだ明かされていない。
アヌビス
ラグナロクに神側の闘士として出場予定。
エジプト神話に登場する冥界の神。人間の魂を冥界に連れて行く仕事をしている。また、ミイラづくりの神であり、犬またはジャッカルの頭部を持つ半獣、もしくはジャッカルそのものの姿で描かれることが多い。
まだ本編に未登場のため、性格やどういった姿をしているのかの詳細は不明な状態。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の人類は誰なのかもまだ明かされていない。
オーディン
ラグナロクに神側の闘士として出場予定。
北欧神話における最高神。戦争と死の神であり、詩文の神とも言われた。
左肩に白のフギン、右肩には黒のムニンという名のワタリガラスをそれぞれ乗せており、オーディンの代わりに雄弁に言葉を発する。
髪は長くオールバックで、ヒゲも長く伸ばしている。左眼は眼帯で隠されている。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の人類は誰なのかはまだ明かされていない。
ベルゼブブ
ラグナロクに神側の闘士として出場予定。
キリスト教における悪魔の一人。ヘブライ語で「ハエの王」という意味。本来は「バアル・ゼブル」、すなわち「気高き主」または「高き館の主」という意味の名で呼ばれていたとされている。神託をもたらす悪魔とも言われ、怒らせると炎を吐き、狼のように吼えると恐れられた。
ラグナロクに参戦予定ではあるが、それがいったい何回戦で、対戦相手の人類は誰なのかといった、詳細はまだ明かされていない。
個人的推しキャラクター
始皇帝(人類代表)
まだ登場したばかりでその本格的な活躍はこれからだと思われますが、始皇帝がとても好きです。
何といってもまず、その神をも恐れぬ傲岸不遜な振る舞いが、非常に魅力的だと思います。自分が迷ってしまったにもかかわらず、神側の観覧室で悪気もなく堂々とくつろぎ、挙句人類側への席へ案内しようとしてくれたアレスを投げ飛ばしてしまったシーンでは、あまりの傍若無人さに思わず笑ってしまいました。
でも、そういった尊大とも言える振る舞いをしているにもかかわらず、どこか憎みきれないような、惹きつけられてしまうような、不思議な魅力があると思います。
布で覆われた両目、という装いもミステリアスで、何かまだ隠された魅力があるのではないか、と期待させてくれます。
ゼウス(神代表)
そのインパクトから強く気になるのが、なんといっても「ゼウス」!
見た目は完全におじいちゃんで、第1話で初めて登場した際も、ヴァルハラ評議会の議長というさもありなんな役どころを務めていました。その時は、多少言動に癖がある程度のキャラクターなのかな、と思っていましたが。
その印象は見事に、いい方へ裏切られました。
読み進めていく内に、なんとも好戦的な一面が表に出てくるようになり、なるほどこれは全知全能の存在と言わしめる「ゼウス」の名を冠するに相応しいキャラクターだな、とひどく納得しました。
ラグナロクでの第2回戦では、順番を待ちきれずに本来の出場者であるシヴァに駄々をこねて無理矢理代わってもらうなど、なんとも憎めない一面も非常に魅力的です。
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