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第1話『呪われボーイ・ミーツ・呪われガール①』ネタバレ
暗闇の中、何者かが古屋晴久に話しかける。その何者かは古屋にお願い事をしている。それを聞き入れる古屋。そのお願いとは
「私たちが真の力を発揮するため、ちょっとその両手で誰でもいいから絶頂させてもらっていいですか？」
「ふざけんなあああっ！」
と顔を赤らめながら叫ぶ古屋。
と、周囲を見てみると授業真っただ中の教室。古屋は授業中寝てしまい夢を見ていたようだ…
当然、先生にお仕置きを受けてしまう古屋。そのお仕置きとは、
身動きが取れなくなるお札を貼り付けられ直立不動で授業を受けさせられるというもの。
そう古屋の通う学校・都立退魔学園は多発する霊的災害に対処するべく創設された退魔師の育成機関なのである。
全国各地から霊能の才のある若者が集められ、プロの退魔師になるべく日々しのぎを削る中高一貫の名門校だ。
その中で古屋はSからDに分類されるクラスの中で落ちこぼれ組のDクラスに所属される。その中でもぶっちぎりの最下位を前人未到の中等部三年連続保持したのが古屋である。
この学校では高等部1年のはじめに３～４人のチームを編成し、外部から正式に仕事を割り振られ、その成果により退魔師の資格が交付される。
高校生になった古屋はチームを組んでくれる生徒すら見つかっていない状況である。
そんな話をDクラスの同級生たちと談笑する中、古屋を呼び出す放送が流れる。カウンセリング希望のホトメ様がお待ちとの事で、昇天サポートセンターまで呼び出される古屋。
昇天サポートセンターとは学内に併設されている浮遊霊の昇天を助ける福祉施設である。
ホトケ様と呼ばれる浮遊霊の未練を解消し悪霊化する前に成仏させるのが目的で、Dクラスの生徒は補習としてここの手伝いをすることになっている。
そこで最近古屋が担当しているある浮遊霊が中々の厄介者なのである。その浮遊霊の要求は…
「古屋に取り付き、五歳くらいの男の子の筆おろしをしてあげたい」というもの…
古屋はそれは犯罪行為だから何とか実現可能な方向ですり合わせをしたいと主張するが、もはやその浮遊霊を抑制することは出来ない…
そしてついに悪霊化してしまう浮遊霊。
他の浮遊霊を退避させ、学校関係者は迎撃態勢に入る。皆はまず「霊力検知」という悪霊の力を測る超基本スキルを用い悪霊のスペックを測る。すると零級格２という怪我人や死人が出てもおかしくないレベルだと判明。
みな結界で防御を始める。落ちこぼれの古屋は結界を張れず、すぐさま悪霊に襲われ捕らわれてしまう。もはや憑りつかれるしかない古屋はケツに接着剤をぶち込むしか策はなく、接着剤を探し求める。
その絶体絶命のピンチの古屋の前に一人の少女が現れ、
「まったく…落ちこぼれならせめて足手まといにならないように立ち回りなさい。」
と一言。そして一瞬にして悪霊を消し去ってしまう。
その少女は葛乃葉 楓（くずのは かえで）。
高等部二年生。学生の身でありながら一流の退魔師として活躍する超高校級の幼馴染だ。
楓に保健室に連れていかれる古屋。超人気を誇る楓と保健室に向かう古屋には男性陣から殺意が向けられる。
保健室で楓に検診を受ける古屋。
特に問題なさそうである。楓は去り際に古屋に対し”チーム分けについて早く見つけた方がよい”と忠告する。申請が出来ていない一年生はもう残り少なく、しかも問題児ばかりらしい。そしてチームがどうしても組めないのであれば、楓のチームで奴隷として参加させてもよいと言って部屋を出ていく。
保健室を出た古屋に一人の生徒が駆け寄る。その生徒とは鳥丸葵。
Dクラスきっての問題児にしてとびっきりの美少女だ。
すごい剣幕で楓と何をしていた！と問い詰めてくる。
そう彼女は美少女なのだが、極度の女好きにしてS気質の残念少女なのである。
彼女もまたチーム編成ができていない一人である。
欲望のままにチームメイトのおっぱいを揉んで乳首をつまんだら追い出されてしまったとの事…
そんな中、突如大きな音が鳴り響く。逃げる生徒が言うには、宗谷美咲（そうやみさき）という生徒が式神を暴走させたらしい。
外では、暴走した巨大な式神とコントロールできずに式神の上で慌てる宗谷美咲の姿が。
式神を抑えようとSクラスの生徒達が足止めを試みる。
しかし霊級格４の式神を抑えることはできない！
みな逃げてしまう中、古屋は今にも式神に振り落とされそうな宗谷美咲を心配する。そして
「ああくそっ‼ついてねぇなああ‼」
と叫びながら式神に立ち向かう古屋！
手首に巻かれた封印具のようなものを外し、目を凝らす。そして式神の右足のくるぶしあたりに光る急所のような一点を見つけ出す。
そこに向かって右手の指を伸ばす！
すると喘ぎ声とアへ顔で式神は絶頂！
式神が一瞬にして消え去り、上に載っていた宗谷が落下するのを何とか受け止めた古屋。
助けてくれたことに感謝し古屋の手を取る宗谷美咲。
古屋は手を取る宗谷美咲に照れながらも、悪霊を絶頂させるという恥ずかしい能力を使ってしまったことに後悔するのであった。
感想
何やら設定の時点で面白くなりそうな気配がプンプンします！
その設定に負けないくらい強烈なキャラクター達！
そしてこれからもそんな強烈なキャラクター達がどんどん登場しそうな予感がしますね！
落ちこぼれながらも、恥ずかしい、しかし超強力な能力をもつ古屋の今後の活躍が気になります！
それではまた次回をお楽しみに！
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