もはや人間離れしすぎてお笑い枠へ転身したと言っても過言ではない範馬勇次郎。そんな男の他の追随を許さない強さと、その強さ故、緊張と緩和から生み出されるすシュールな笑いとも取れる行動をご紹介したいと思います。
範馬勇次郎のスペック・性格
その男、身長190㎝超、体重は100キロを楽に超える。
しかしその足取りはネコ科の猛獣のごとく軽い。
尋常ならざる新陳代謝により、血管がバリバリに浮き出る。
中国武道のような服にまさかのサングラス。
彼が歩けば人は皆道をあける。
異様な出で立ちのこの男の身体能力はまさに異様。
興奮すれば、ワックスで固めた頭髪までメリメリと音を鳴らし動き出す。
そのうえ隙はなく、突如の落雷にも対応する最強っぷり。
しかしそんな男も、刃牙との盛大な親子喧嘩(エア夜食)により、世界中に存在を知られることとなり、子供からサインをせがまれるという事件が頻発。
勇次郎を知る者にとって、あまりに非現実的な事実に「(サインを)書いたのか?」と当人に尋ねずにはいられない。
その問いに勇次郎は
「聞くなッッ」
と一蹴。
その言葉には、ファンサービスを忘れないクールな男であることが表れている。
ジャブのことをギャラクティカファントムウルトラスーパー44マグナムアルティメットジャブと呼ぶ。
真面目に言っているのか、笑いをとりにいっているのかが不明なため、笑い一つでも判断を誤れば命を失うことも覚悟しなくてはならない。
絶対に一緒にいたくない人物だ。
花山との二度目の戦いにて
ある日、尋常ならざるタフネス・花山薫と対決。
過去に勇次郎により痛い目に会わされている花山の要望により実現。
勇次郎はまず花山に一発殴らせる。
彼はそれでこそフェアであると言う。
しかしその後は花山の攻撃は一度も当たらない。
勇次郎が動かなくてもだ。
なぜなら花山の細胞が勇次郎を恐れているからだ。
そして勇次郎の花山の顔面への一発の平手で勝負は決する。
その一撃で166キロの花山の身体はコンビニのガラスを破り、4本の陳列棚をなぎ倒す。
コンビニにとっては大迷惑である。
しかし何も言えるはずもない。
このような迷惑行為も意にも介さないこの男は、まさに迷惑の権化とも言える存在だ。
本部以蔵にあることを言われて…
宮本武蔵という伝説の男がクローンにより現代に舞い戻る。
体を振るわせるほどに武蔵に逢いたい勇次郎。
しかしそんな勇次郎に本部は
「アンタの手に負える相手じゃない。安心していいんだ。君らの身は俺が守る」
と言い放つ。
その言葉を聞いた勇次郎は
「こ”ろ”し”て”や”る”~‼」
と、盛大に取り乱す。
しかし本部の煙幕により逃げられてしまう。
生まれて此の方、一度たりとも他人に守られるなどという事は経験したことのない勇次郎。
出産や授乳さえも命ずることで成し遂げている。
その怒りの波動は、目の前のガラスを割り、高層ビルをも揺るがすほど。
もはや人間離れという言葉そのままに人外の域へ。
宮本武蔵との接触にて
ついに地上最強の生物範馬勇次郎と伝説の男・宮本武蔵との接触が実現する。
場所は徳川邸。
二人はまずは仲良く酒を交わす。
しかし最強の二人が相まみえ、何もなく終わるはずもない。
突如、勇次郎はビール瓶の先端を人差し指で弾き、その破片は武蔵の額に直撃。
ビンの切り口はまるでレーザーで切り取られたかのように滑らかだ。
二人はそのまま庭に降り、いざ決戦の時へ。
武蔵は刀を正面に構える。
その刃を素手で握る勇次郎。
二人は攻撃しあうがお互い刀を離さない。
その後も二人はせめぎあい、勇次郎は武蔵を何度か追い詰める。
武蔵はついに必殺の無刀へと至り、勇次郎にその無刀の一太刀を向ける。
が、そこに本部が勇次郎を守るように割って入るという謎の行動を起こす。
それに激怒した勇次郎は
「この馬鹿ァ‼」
と叫び本部の頬を平手打ち。
文字だけ見るとまるで女子の振る舞いのようだが、現実は大男がオッサンをすごい勢いで殴り飛ばしているという地獄絵図である。
こうして「勝負無し」で対決は幕を閉じる。
米国との不可侵宣言
第40代アメリカ大統領「ロナウド・ウィルソン・リーガン」より始まったと言われる範馬勇次郎に対する米国の不可侵宣言という慣例。
アメリカ大統領に就任したトラムプ大統領は前大統領オズマから、範馬勇次郎の存在について説明を受ける。
オズマ前大統領によると範馬勇次郎のストリートファイトの戦力は一国の軍事力に匹敵するとの事。
イケイケのトラムプ大統領にとって、アメリカが一個人に「媚びる」事など理解ができない。
トラムプは勇次郎との不可侵宣言の場へ向かう途中、彼はこの理解できない慣例を自分が終わらせると意気込んでいた。
しかし彼は勇次郎の姿を見た瞬間、オズマ前大統領が言っていたことが現実であることを理解する。
次の瞬間、彼は失禁しながら不可侵宣言を宣誓していた。
ちなみにアメリカ大統領の不可侵宣言を受ける勇次郎はパンツ一丁というカオスな状況。
ミセス・ヒナリーとの接触
大統領選でトラムプに敗れたヒナリーは勇次郎のもとに向かっていた。
彼女の目的はヒナリー個人による勇次郎との友好と不可侵宣言の宣誓である。
その結果、勇次郎の武力を獲得し、トラムプに再戦を挑もうというのである。
そして勇次郎のいる部屋のドアを開けた瞬間、彼女は絶句する。
パンツ一丁でたたずむ勇次郎の一物はパンツをはみ出し天を突くがごとくそそり立っているのだ。
そして「宣誓は受けねぇ、断ったはずだな」とヒナリーを睨みつける。
その圧力に彼女の体は震え、汗は吹き出し涙が溢れる。
しかし彼女は引き下がらず、勇次郎の亡くなった妻である江珠と友人関係にあったことを伝えた上で、宣誓させてほしいと懇願する。
すると勇次郎は
「誓いはいらねぇ。江珠のダチなら守護ってやる」
とイケメンっぷりを発揮。
さらには
「ただし、勝手に誓ったら犯す」
「何度もだ」
と70代BBAに性的欲求をぶつけ、そのストライクゾーンの広さをまざまざと見せつける。
その雄々しい言動に顔を赤らめ、鼻血をたれ流すヒナリー。
我々は一体何を見せられているのだろうか…
考察
全てがぶっ飛びすぎて、もはやお笑い枠へ華麗なる転身を遂げた勇次郎。
「笑ったものなら、いつ殺されるかわからない」という緊張と可愛いとすら思えてしまう地上最強の生物の「意外な言動・行動」という緩和が絶妙な笑いを作り出しているのだ。
まさに男子にとって永遠の憧れであり、愛すべき男なのである。
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