【終末のワルキューレ・キャラ紹介】『トール』の強さ・神器・名言など魅力を徹底解説!呂布との戦いの結末は?(ネタバレ注意)

「トール」神話における設定

北欧神話に登場する主要な神の一人。アース神族の一人でオーディンを父に持ちます。雷の神として北欧神話の中でも最強の戦神です。性格は豪胆、乱暴、武勇を重んじる漢らしい性質を持っています。雷・天候・農耕などを操り、アースガルズの神々をすべて合わせてもトールの力が勝るとされています。巨人から神々や人間を守る守護神として多くの武勇が語られています。

「トール」漫画における設定

神と人間の十三番勝負の一戦目に神々代表として登場。
対戦相手は三国志の英雄「呂布奉先」。
相貌はほぼ無表情で額や頬には雷をデザインしたような紋様を入れています。巨体で筋肉隆々。自分の身の丈ほどもある巨大な槌「ミョルニル」を簡単に振り回すほどの怪力の持ち主で、実況からは「雷(いかづち)の狂戦士(バーサーカー)」と呼ばれます。

神話と同じく、神々の住む国であるアースガルズに巨人が攻め込んで守護天使たちや他の神々を蹂躙した際には、1人で66体の巨人を全滅させました。

神話では筋肉隆々な風貌で性格は切れやすく乱暴者として記述が多いですが、この漫画では何を考えているのか分かりにくいクールな表情をしています。しかし、戦闘スタイルはまさにパワー炸裂で、神話に描かれているトールを思わせる剛力の持ち主であることが分かります。

「トール」強さ・能力ポイント①

巨大なミョルニルを振りかぶって叩き下ろすことのできる強靭な肉体と筋肉を持っています。
腰をイナバウアーのように反らせてからミョルニルを振り下ろすシーンは圧巻で、背筋もかなりな強さであることがわかります。

雷をつかさどる神でもあるため、その攻撃に電流をまとわせることができ、その攻撃で軽々と66体の巨人を滅ぼしました。また、投擲したミョルニルを再び一瞬で掴んで攻撃に転じることのできる握力も凄まじいものがあります。
ヤーングレイブルがなければミョルニルを破壊するとされているほどの怪力をその身に秘めており、大気を切り裂くほどの呂布の攻撃を受け止めました。

激しく技を繰り広げる戦闘スタイルではなく、渾身を込めた一撃で相手の肉体を確実に破壊していきます。

「トール」強さ・能力ポイント②

強い相手と闘うことに対して貪欲な性格が強さの秘密であると言えます。
巨人族との戦いで仲間が簡単に殺されていくさま、いとも容易く自分の攻撃で巨人たちが死んでいくさまを見て、一言「つまらん」と呟くほどに強い相手と闘うことを望んでいました。

ミョルニルで放った一撃を耐え、さらに神である自分の肉体に血を流させた呂布に対し、ニヤリと笑顔を見せるなど、強い敵と戦うほどに喜びを感じる戦闘狂です。呂布のように互角に戦える相手がいるほど、リミッターを外した自分の本来の力が出せることに喜びを感じるのでしょう。

ワルキューレをけしかけたブリュンヒルデに対して「何を企んでいる」と、その意図を探るような描写もあり、戦闘狂なだけではなく鋭い一面も垣間見えます。

「トール」の武器・神器 特徴①

雷槌(ミョルニル)

トールの背丈と同じくらいの大きさの巨大な槌(ハンマー)。
柄も同じく巨大ですが、掴みやすいように一部分がバーのような持ち手になっています。トールが思い切り振るう場面では腰を思い切り反らせて振りかぶる描写から、大きいだけでなく凄まじい重さであることもうかがえます。
攻撃の際はトールの力で電流が流れ、高温を発します。
通常時は眠っていて本来の力を出していませんが、ヤーングレイブルの外れたトールの本来のパワーに触れることで覚醒し、心臓のように脈を打つようになります。通常よりさらに高温を発するようになり、その熱はオリハルコンでできた闘技場の床を溶かすほどで、それを見ていた観客たちを恐怖させました。

「トール」の武器・神器 特徴②

鉄の手套(ヤーングレイブル)

雷槌ミョルニルと共に、神話にも登場するトールの神器で、あらゆる攻撃をも受け止められるとされています。
凄まじい力と熱を発するミョルニルの衝撃からトールの手を守るための防具で、『天界最強の武器』と呼ばれるミョルニルに対して、『天界最強の防具』と呼ばれています。呂布が振るった槍(ランドグリーズ)の一撃で、右手に身につけていた方は破壊されました。しかし実はトールの怪力で覚醒前のミョルニルを壊さないための制限(リミッター)であったことが発覚します。
神話では鉄製だという記述がありますが、この漫画ではその形状は薄くて爪の形状までわかるなど、まるでピッタリと皮膚と一体化しているような描かれ方をされています。

「トール」の技・能力 特徴①

闘神の雷槌(トールハンマー)

トールが覚醒前のミョルニルに渾身の力を込めて振り下ろす一撃です。
神々の国であるアースガルズが巨人族に襲われた際、トールがたった1人で巨人たちを一掃してくれたその一撃必殺の技に対して、それを見ていた他の神々が尊敬の念を持って名付けられました。
ミョルニルに雷の神の力を込め、巨人の肉体をも軽々と破壊し、肉や内臓をえぐりました。
巨人の血が降り注ぎミョルニルの表面が濡れると、その血が一瞬で蒸発する描写から、その一撃だけで凄まじい熱を発することも見てとれます。
そんな強烈な技でしたが、ワルキューレの四女であるランドグリーズがその身を武器に変えた、呂布の長槍に受け止められてしまいます。

「トール」の技・能力 特徴②

覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)

覚醒したミョルニルを、全力でブーメランのように投擲する攻撃で、もしかわされたとしても敵を背後から攻撃することができます。
何千年もの戦で宿敵であった大蛇ヨルムンガンドを倒した際に初めて使い、そして呂布との戦いまで使うことはなかった大技だと観戦しているオーディンの口から語られています。

ブーメランのように投げるだけがその攻撃の本質ではなく、回転して戻ってくるミョルニルの遠心力と速度を保ったまま、次の一撃とするというのがその真骨頂です。
その破壊力は凄まじく、呂布に2度も受け止められはしたもののその肉体を砕いていきました。

この攻撃でトールの勝利が確定的なものになります。

「呂布奉先」との戦いと結末(ネタバレ注意)

生まれながらに最強の二人が向かい合います。初手は全くの互角。トールは呂布の力を認め、ノーガードから神器であるミョルニルを構えます。多勢の巨人をも一掃する破壊力を持つ一撃必殺の闘神の雷槌(トールハンマー)を呂布に対し振り下ろします。

誰もが試合の終了を確信する中、逆にトールの身体が切り裂かれます。目の前には不敵な笑みを浮かべた呂布の姿が。無表情だったトールも呂布を種が同じならば好敵手であっただろうと認め笑顔を見せます。そして人間なんぞにしておくのは勿体ないと賛辞を送るのでした。

最強が故に戦いに退屈を強いられていた二人。本気で戦える相手に出会い、心底戦いを楽しんでいるようでした。しかし神器と人器とでは雲泥の差があります。そこでワルキューレの肉体が人間の武器に姿を変え、呂布は神器を手にします。その威力は凄まじく、神器であるミョルニルをも砕きます。

しかしそれがミョルニルを覚醒させるきっかけとなります。覚醒したミョルニルを振りかぶり、トールは一言呂布につぶやきます。「死ぬなよ」そしてミョルニルをブーメランのように投げつけます。その破壊力は凄まじく、呂布の肉体を粉砕。両脚はへし折れついに呂布は膝をつきます。

絶体絶命と思われた呂布のもとに愛馬である赤兎が駆け寄ります。赤兎に乗った呂布は自身の最強の技「天喰」を繰り出します。一方、トールも覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)を繰り出し、二人の最強の技が激突。

二人の技の衝突はトールに軍配が上がりました。呂布は神器と左腕を失います。かろうじて繋がっている右腕を自ら食いちぎり、天を見上げる呂布。全てを出し切った呂布は初めて歓喜という感情を知り、笑顔でトールに向かって走っていきます。それにトールもまた笑顔で応え、ミョルニルで呂布の頭部を粉砕し、ついに決着を迎えたのでした。

「トール」の名言

クールで物静かで、あまり言葉を発さないトールですが、アースガルズでの巨人との戦いの際の「つまらぬ」や、呂布の死に続こうと向かってくる赤兎馬や陳宮たちに一撃を放つ際に言った「よかろう…あの漢への…呂布奉先(我が友)への手向けだ」というセリフが印象的でした。

トールはずっと強い敵と戦うことを心から望んでおり、やっと出会えた好敵手であった呂布は本当に心からの「友」だったのだろうと思えます。もしラグナロク以外の場所で出会えていたなら、2人はきっと意気投合したことでしょう。

呂布、赤兎馬、陳宮にランドグリーズという全ての相手を死に送った後のトールの横顔は美しく、寂しげでありました。

「トール」の魅力

北欧神話で描かれているような粗暴な性格や外見とは違い、クールで端正な表情が素敵です。しかし、そのクールな外見とは真逆のパワープレイな戦いっぷりというギャップがまたトールの魅力でもあります。戦うことに心の底からの喜びを覚えているところがまさに戦闘狂。

ミョルニルとヤーングレイブルという神器を用いた一撃をかわしただけでなく、トールに傷まで負わせた呂布に観戦していた他の神々は一瞬で脅威を覚えました。しかし、リミッターを外して覚醒したミョルニルを使って、トールが軽々と呂布の攻撃を受けて撃破する姿は、これからのラグナロクに戦士として登場してくる神々の圧倒的強さを暗示させます。

呂布が死ぬ際に見せた慈愛の表情は、「神」であることが改めて認識されるシーンでもありました。

おまけ:終末のワルキューレの推し登場人物

ブリュンヒルデ

この神々と人間の最終戦争(ラグナロク)を目論んだ人物として登場する半神である戦乙女(ワルキューレ)。神話では戦場で死んだ勇敢な戦士の魂を天に運ぶという役割として登場しますが、この漫画では人類側の戦士のプロデューサー的な役どころです。

冒頭で神々によって驕り高ぶった人間たちに終末の決定がなされる寸前で、「人間と戦わないなんてビビってるのか」と言い放つ豪胆なキャラです。人間側を純粋に応援しているのではなく、むしろ神々のほうが驕り高ぶっている、神々が悔しがる様を見たいという表情はちょっと狂気じみたところが…。

一見クールな美人ですが悔しさで爪を噛んだり、ゼウスの眼差しに対して「エロジジイ」と称するなど、読んでいて面白いです。神々が人間に破れる様も見てみたいという彼女の欲求は一体どこから来ているのか、気になるところです。