【終末のワルキューレ・キャラ紹介】「呂布奉先」の強さ・武器・名言・魅力など徹底解説!トールとの戦いの結末は?(ネタバレ注意)

「呂布奉先」歴史上における設定

中国後漢末期の武将で、三国志にも登場する剛勇で有名な人物。
はじめは丁原(ていげん)という人物に仕えていたが、丁原と同じく何進(かしん)の命を受けて軍を動かしていた董卓(とうたく)と手を組み、丁原を殺害します。そして丁原の軍を引き連れて董卓の軍勢に入り、董卓の養子となりました。

しかし董卓が朝廷の実権を握り、私利私欲にまみれ粗暴を極めていくようになると董卓をも殺害してしまいます。その後、曹操の親友・張邈(ちょうばく)と軍師・陳宮(ちんきゅう)と共に曹操を討とうとしますがこれを失敗。劉備のもとに逃げ、劉備の本拠地を奪い劉備を部下に従えます。その後劉備が曹操に助けを求めたため、再び曹操と戦うことになりますが、曹操の従える大軍を前にとうとう敗北してしまいます。

縛られて曹操の前に引きだされた際には「曹操と俺が手を組めば世界は我々のものだ」と助命を望みましたが、劉備の「そうやってこの男は董卓をも裏切った」という言により、陳宮らと共に縛り首にされてその壮絶な生涯に幕を下ろします。

「呂布奉先」漫画における設定

ブリュンヒルデによって選ばれたひとり目の人間側の戦士。
ブリュンヒルデ曰く「最凶かつ最狂の戦士」と称されます。
屈強な肉体を持ち、刺青なのか肩から両腕にかけて蛇のような紋様が皮膚に浮かび、右胸には大きく「飛将」と彫られています。

相貌は眼光鋭く、右目と首に大きな傷跡が刻まれています。
歯はまるで肉食獣のような乱杭歯。噛む力も相当強いらしく、トールの攻撃を受けて使い物にならなくなった右腕を噛んで引きちぎったほど。

観客席には劉備玄徳、張飛益徳、関羽雲長、そして自身の軍師であった陳宮公台と大勢の軍隊が応援に来ています。
三国志では陳宮が最期に曹操に「呂布が私の進言に従わなかったから負けた」と言ったという記述がありますが、この漫画で陳宮は呂布の勇姿を見ただけで感涙にむせぶ様子を見せ、心から誇りに思っているように描かれています。

「呂布奉先」強さ・能力ポイント①

三国志随一の鋼のような肉体。
巨人を一撃でたやすく仕留めることのできる、トールの『闘神の雷槌(トールハンマー)』を、ランドグリーズが武器錬成した姿であるとはいえ、方天戟一つで受け止めた力は人間として脅威的。さらには受け止めた後すぐに反撃し、トールの身体に傷をつけています。

防御から攻撃にすかさず転じる立ち回りも脅威的なスピードだということがわかります。また、投げれば必ず相手に当たる、と言われるトールのミョルニルの投擲を身体を後ろに逸らすことで避け、さらに背後からブーメランのように再び迫ってきたミョルニルを、自身の身体を回転させトールの元へ弾くなど、一瞬での判断力と戦いのセンスは抜群です。

また、大蛇ヨルムンガンドを滅ぼしたというトールの技『覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)』を、脚や腕を骨折はするものの、数回受けても生きていること自体、その肉体が人間離れしているとわかります。

「呂布奉先」強さ・能力ポイント②

未知の強者への憧れと、凄まじい精神力も呂布の強さの大部分を占めていると思われます。
幼少の頃より狼、熊と戦い、そして戦場ではどんなに強い相手も一撃で倒して来たほどの強さを誇ってきた呂布。もはや呂布の前には、それ以上に強い相手はおらず、向かうところ敵なしでありました。しかし呂布は幼少時に、大木に雷が落ち一瞬でその大木が燃え引き裂かれるのを目の当たりにし、自然(天)のパワーにずっと憧れを抱いていました。

そしていつの日か、その雷ほどの力を持つ相手と戦うことを信じ、地道に何万回も方天戟を降り続け、上空の雲まで切り裂くほどの大技「空喰」を完成させました。

また、トールの『覚醒雷槌』を受けて両脚が折れても、逃げることなくトールと見つめ合うほど、強いものと戦うということに対しての執着心は凄まじいことがわかります。

「呂布奉先」の武器・神器 特徴①

赤兎(せきと)

トールの『覚醒雷槌』を受け、呂布が両脚を骨折した際に「自分に乗って戦え」と言わんばかりに自ら競技場に乱入してきた呂布の愛馬です。
ゼウスにも呂布の身体の一部として認められるほど、赤兎と呂布の絆は固く結ばれています。

三国志演義では、赤兎馬は元々は董卓が所有していた馬でしたが、董卓と呂布が丁原を討とうと組んだ際に、董卓から呂布に贈られました。そして、呂布が曹操に討たれた際に曹操の元に移り、曹操が関羽を自分の部下に引き入れようとした際に関羽に送られます。それほどに数々の武将を魅了した馬でした。

漫画の中では関羽が「赤兎の背には 呂布奉先が一番似合う」と呂布と赤兎の関係を絶賛しています。
呂布が大技『天喰』を放つ際に、折れた両脚が赤兎の横腹に突き刺さりましたが、赤兎は速度を緩めずトールに向かって全力で走る姿を見せていて、感動の場面でした。

「呂布奉先」の武器・神器 特徴②

ランドグリーズ

ワルキューレ11姉妹の4女であるランドグリーズが、長槍の一種である方天戟(ほうてんげき)に神器錬成(ヴェルンド)した武器。
トールのもつ神器ミョルニルとヤーングレイブルに対抗できるのはこちらも神器しかないと、ブリュンヒルデが手配したもの。

ランドグリーズの名前の元々の意味である『盾を壊す者』という通り、トールの『闘神の雷槌(トールハンマー)』を受け止め、更に攻撃に転じてトールの身体に傷をつけただけでなく、ランドグリーズをも破壊しました。

トールのゲイルロズトールハンマーを受け止め、更に呂布の大技『天喰(そらぐい)』の衝撃も耐えるほどにその武器としての強さがわかります。
しかし、トール渾身のゲイルロズトールハンマーを受け、最後は粉々に砕けてしまいました。

「呂布奉先」の技・能力 特徴①

騎馬戦闘

“正史三国志に拠れば呂布奉先は五原群九原県(現内モンゴル自治区)の人とされる“ と漫画内でも記述がある通り、呂布は幼い頃から馬に乗り、敵や猛獣と戦ってきたのではないかと思われます。騎馬上での戦闘で方天戟を振るい戦うスタイルだということは、下半身のみで馬を操れる能力が必要不可欠。なおかつ戦闘による負荷がかかる自分の体重を支えることのできる強靭な体幹と脚力が必要です。

トールの攻撃を数度受けることができたことからも、呂布の下半身の筋力が人間離れしていることがわかります。
その後、ゲイルロズトールハンマーを受け止めたことで、呂布は両脚の骨が折れ肉から飛び出るほどの怪我を負いますが、それでも立ち上がり赤兎に跨って戦い続けられたのも、騎馬戦術で身についた筋力と、それを上回る精神力の賜物だと言えるでしょう。

「呂布奉先」の技・能力 特徴②

天喰(そらぐい)

方天戟の柄の一番先を手のひらで包み込むようにして握り、空に向かって鋭く振りかぶるだけの技。しかしその切れ味は凄まじく、雨雲を切って青空を覗かせるほどの、大気を切り裂く力を見せます。
幼い頃の呂布が空から大木に落ちてきた雷を見て、「空には見たこともないような強い奴がいる」と、自然の莫大なる力に憧れを抱いた故に身につけた技です。

何万回も空に向かって戟を振り続け、何万本も戟を壊してやっと身につけた技でありましたが、一度で戟を粉々にするほどの強烈な技であったため、呂布の生前はその技を使うほどの強い相手に巡り合うことがありませんでした。よってトールが『天喰』を受けた唯一無二の相手であり、呂布は『天喰』を放つ際に最高の笑みを見せています。

「トール」との戦いと結末(ネタバレ注意)

生涯最高の一撃として放った『天喰』でしたが、トールもまた最高の『覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)』を放ち、ランドグリーズが粉々に砕けてしまいます。呂布の左腕は衝撃で二の腕からちぎれ飛び、右腕も骨が砕けかろうじて繋がっている状態で残ります。その右腕をも邪魔だとばかりに、乱杭歯で噛みちぎった呂布は、武器も持たずただ赤兎に乗ってトールに全速で駆けて行きます。

最後はトールが呂布の顔面をミョルニルで打ち砕き、呂布は敗北しますが、散る間際の呂布の表情は最強の相手と出会えたことによる喜びが溢れたものでした。

呂布に続けとばかりに陳宮や赤兎、呂布に付き従えた軍の大勢も、その後トールに向かって雪崩れ込みましたが、トールの放った一撃で大敗し、魂もろとも宇宙の塵となり完全に消滅しました。

「呂布奉先」の名言

「お前なかなかいいぞ」

呂布がトールにランドグリーズで一撃をくらわし、胸から鮮血を流させた際に放った一言。トールのミョルニルから放たれた雷撃の凄まじさで閃光と土煙が濃く立ち上り、会場の大勢がトールの勝利を信じていた故に、予想を超えた呂布の強さに圧倒されました。またその一言を放つ際の表情も、最高に悪どい笑みで、神に対して歯牙にも掛けない態度が見て取れます。

生前は思い切り戦えるほどの強い相手と出会えずに、曹操に処刑される間際にも「退屈だ」と呟いた呂布の、喜びが現されている言葉だとわかります。

「呂布奉先」の魅力

どこまでも強い者を求める姿勢・信念
幼い頃から馬術に長け、ユーラシア大陸を駆け回っていた呂布。彼の信念はただひとつ、「強いものと戦いたい」それ一心であったと言えます。しかし丁原や董卓といった武将と共に戦い、末に裏切り、討ち破っていったことで呂布の前には自分より強い目標はいなくなってしまいました。

そういった目標が見えないながらも、何万回もの方天戟を振り、大技『天喰』を身につけたその執念は凄まじいと感嘆せざるを得ません。呂布のその信念に、陳宮や赤兎、大勢の部下が魅力を感じ、付き従っていったのでしょう。

また、対戦相手である雷神トールも、呂布に対して格下扱いすることなく対等な相手として、持てる全ての力を出して戦ったことも、呂布の魅力を物語っています。

おまけ:終末のワルキューレの推しキャラ

ヘルメス

ゼウスの横に付き従う執事のような役割を担っているヘルメス。ゼウスを年寄り扱いする介護者のような行動も見せる面白いキャラです。

ギリシャ神話でも主にゼウスの使いとして登場する神なので、この漫画でもゼウスの発言の意図を読者にわかりやすく解説する役割を担っていると考えられます。ランドグリーズが神器錬成(ヴェルンド)した際も、どこから取り出したのか謎だが女の子の人形を使ってヴェルンドを解説していました。

しかし、ギリシャ神話ではゼウスの伝令という面だけだなく、計略や賭博、盗人の神という姿を見せることもあるので、この先のストーリーにおいてゼウスや神々を裏切るような一面を見せてくれるのではないかと期待しています。