前回までのあらすじ
葛乃葉楓と同様に名家出身で男性から絶大な人気を誇る宗谷美咲に熱烈なチームへの勧誘を受ける古屋。しかし宗谷美咲には男性から恐れられる理由があり、古屋はその理由を思い知ることとなってしまう。 ある日、古屋は下駄箱を開けるとラブレターのような手紙を発見。中身をみると古屋の幼馴染である葛乃葉楓を対象にした恥ずかしい趣味嗜好が書き綴られていた。その差出人は宗谷美咲。 手紙で呼び出された実習室に行ってみると悪びれた様子もなく笑顔で待ち受ける美咲の姿が… 古屋の運命はいかに |
出会ってひと突き絶頂除霊 ネタバレ |
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第3話『呪われボーイ・ミーツ・呪われガール③(前編)』ネタバレ
「今日からチームメイトとしてよろしくね!」と笑顔で勧誘する美咲に対し、古屋はその誘いを断る。意外な回答に驚く美咲だが、チームメンバーにならないと手紙の内容がバラまかれちゃうよ?と可愛い顔して脅迫を続ける。しかし古屋もそんなデマ誰が信じるか!と応酬。すると美咲はつぶやく。
「君のお友達の小林くん……ぼ…母乳100%ジュース。」
「母乳100%ジュース」とメッセージしてみてと古屋に言う。古屋はその通りにしてみると、すぐさま小林から、なにが望みだ?金か?と連絡が来る。どうやら事実のようだ。
この能力で美咲は告白してきた男性に「そういうのが趣味の人はちょっと」と言って断ってきたらしい。これが男性たちが恐れていた理由で、その能力の信頼性も高い。つまり古屋の秘密をばらまいた時、周囲はそれを信じるだろうという事だ。
美咲はさらに畳みかける。
「葛乃葉楓に手紙の情報が知られたらどうなるかな?」
もし葛乃葉楓に知られた時の恐ろしい仕打ちは古屋にとって想像に難くない…
そこで古屋は自分はDクラスで成績最下位で、あおの式神も勝手に消えたものだと言って逃れようと試みる。
しかし美咲は逃がさない。一度起動した宗谷家の式神が勝手に消えるなんてありえない。
「まだ誤魔化すんだ…それなら無理やりにでも薄情させる!」
と霊級格1の式神を複数召喚し古屋の全身をくすぐる。
そして美咲の霊力が尽きるのと古屋が笑い死ぬのがどっちが先かという展開に…!
第3話『呪われボーイ・ミーツ・呪われガール③(後編)』ネタバレ
美咲の式神に全身をくすぐられる古屋。ついに古屋は自身の除霊能力を示す決心をする。
そして一瞬にして美咲の式神を絶頂させてしまう。
古屋が隠していた自分の絶頂除霊を美咲に見せたのには理由があった。美咲は卑猥なことが苦手だと過去の表情などで感じ取っていたからだ。
そして古屋の絶頂除霊を見て顔を赤らめる美咲に対して
「これが俺の力、絶頂除霊だ。俺のことはあきらめて他を当たってくれ。」
と立ち去ろうとする。
しかし美咲は古屋の袖を掴み、古屋を引き止める。
顔を赤らめ今にも泣きそうな表情で、平静を装う美咲。
そんな必死の美咲に古屋は尋ねる。
「なんでそんな出世にこだわるんだよ。」
その理由は「淫魔眼」という美咲の目にかかった呪いを解くために出世をしたいかららしい。淫魔眼とは火を見た相手の周りにその人のいろんな性情報が勝手に浮かび上がってくるという呪い。
美咲の家は名家であり、コネで「十二師天」というプロ退魔師の中で最も能力が高いと謳われる12人の怪物たちに依頼しても呪いを解くことができなかった。その呪いはもともと除霊不能呪具の一種として実家の敷地内に封印されていたもので、二年前、当主が結界術を補修しようとした際に、ひとりでに動き出し美咲に憑りついたのだった。
古屋もまた似たような境遇で、さびれた骨董品屋で憑りつかれてしまい絶頂除霊能力を身に着けた。古屋もまた十二師天級の力を持った義父でも呪いを解くことができなかったのだ。
美咲は出世して、階級を上げないと閲覧できない情報を退魔師協会のデータベースから得ようと考えていた。それにこの眼がある限り恋もまともにできないというのも必死になる要因の一つだった。
もし本当に解けない呪いだとしても美咲自身が諦めるか納得するまでなんでもやる。だから絶対に古屋を諦めないという美咲の熱意についに古屋は降参する。
こうしてろくでもない呪いにかかった二人は残り一人のチームメンバーを探すべく動き出したのであった。
第3話の感想
ついに古屋にも美咲というチームメンバーが出来ました。二人ともクセの強い呪いにかかっているので、次のチームメンバーもクセの強いメンバーであること間違いなしでしょう!それでは次回をお楽しみに!
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