SPY×FAMILY(スパイファミリー) 1巻のネタバレ 家族が揃いすぎで最強WWW

SPY×FAMILY(スパイファミリー) 1巻のネタバレ

SPY×FAMILYは集英社の少年ジャンププラスで遠藤達哉先生により連載中の漫画。
ジャンルはスパイ、アクション、コメディーなどに分類され、凄腕スパイ×特殊家族コメディー、スパイ×アクション×特殊家族コメディーと言われている。
2019年12月11日には、SPY×FAMILYが”このマンガがすごい2020″オトコ編で第1位を獲得。

登場人物

1巻:1話 「MISSION:1」

物語の舞台は架空の東国と西国と争っていて、主人公は西軍側で最も腕の立つ諜報員、スパイである。主人公のスパイのコードネームは「黄昏」。

腕利きの黄昏は、とある任務に命じられた。
その任務とは東西平和を脅かす危険人物、「ドノバン・デスモンド」の不運な動きを探ることだった。しかし「ドノバン・デスモンド」はひきこもりで用心深い性格であり、表舞台に顔を出さない人物であった。しかし唯一現れるのが、「ドノバン・デスモンド」の息子が通う名門校の定期的に開かれる懇親会だった。

そのため黄昏に、
“猶予は1週間の間に子供を作り、「ドノバン・デスモンド」の子供の学校へん遊学させ懇親会に潜入せよ”という任務だった。
それでも黄昏は冷静さを取り戻し、「すべてはよりよき世界のために…!!」と任務を受けるのだった。

黄昏は新たにファミリータイプの家を借り「ロイド・フォージャー」と偽名を使い、職業を精神科医を偽造し、孤児院に子供を引き取りに向かった。
孤児院の中でも読み書きができる子をと伝え、管理人から「アーニャ」という少女を紹介してもらった。

そしてそのアーニャはなんと「超能力者」だった。

アーニャは”人の心を読むことができる”能力を持っていた。とある組織の実験によって偶然生み出されたのちに施設から逃亡して孤児院を転々としていたのだった。
アーニャはロイド(黄昏)の心を読み、スパイ活動を知った上でワクワクしロイド(黄昏)の子供になった。

ここに「腕利きスパイ」と「人の心を読むことができる超能力者の子供」の奇妙なファミリーが誕生した。
しかし子育て経験がないロイドは、アーニャの振る舞いがわからなかった。本で子育てについて勉強をするものの「どうせ任務が終わったら孤児院へ戻す ただそれだけの関係なんだ…」と割り切るロイド。

しかしそんな時に事件が起きる。
アーニャがいたずらでいじっていた発信器を元に、居場所を突き詰められアーニャが誘拐されてしまう。
ロイドも家に帰ってくると、アーニャを誘拐した敵対勢力が待ち構えており戦うことに。

そんな中ロイドはアーニャを諦めようとするが、スパイになった理由を思い出す。その理由は、自分が経験した「子どもが泣かない世界 それを作りたくてオレはスパイになったんだ」と思い出す。

ロイドにより無事にアーニャは救い出された。

そしてロイドが「ドノバン・デスモンド」の息子が通う名門校の入試問題を手に入れ、アーニャに答えを暗記させた。そして無事に1次試験は合格したのだった。
しかし次の2次面接の内容は、「必ず両親と子供の3人で出席する三者面談」だった。

1巻:2話 「MISSION:2」

ロイドは、
子持ちバツイチ、名門の学校の相応しい気品といった妻を48時間以内に探さないといけないことになった。
候補の中に市役所で働くヨル・ブライアという女性がいた。
彼女は27歳の独身で超天然な性格から、職場の女性職員からは馬鹿にされていた。しかしヨルが結婚できない理由は、彼女自身が殺し屋だった。

そんなヨルとロイドは呉服屋で偶然にも会う。候補の1人のためヨルを観察する。しかし優秀なスパイであるロイドの視線さえも感じとるヨル。視線を感じ取られ、ロイドはとっさに「キレイな方だと思って…」と逃れる。
ヨルは結婚していないため心配している弟に「パーティーに恋人を連れていくわ」といった嘘のために、にロイドの言葉を鵜呑みにして、「恋人のフリをしてくれませんか?」とお願いする。

そしてロイドも、アーニャの学校の経緯を話し三者面談で母親を念じてもらうことになった。
こうして互いの利害が一致し偽造カップルが出来上がった。

そしてヨルのパーティーにロイドは恋人役としてついていった。ロイドがイケメンのため、性格の悪い女性がヨルの悪口をロイドに告げる。
するとロイドは、
引くのではなく「素敵です 誇るべきことです」と褒めるのであった。そんな言葉を聞いたヨルはロイドに好意を抱くことになった。

しかしその帰り道、ロイドが敵から襲われてしまう。鈍感なヨルに対しては、精神科医の患者が暴れていると騙しなんとかヨルには信じ込ませた。
そのまま敵から逃げる途中にヨルが、
「結婚しませんか?」

と伝える。ヨルはこの時代では27歳で結婚していない人は怪しいとなるため、殺し屋を続けるためにも旦那がいたほうがいいと考えての結果だった。

敵から逃げている途中に物陰に隠れ、手榴弾のキャップを指輪がわりにヨルの左手の薬指に通すのであった。「病める時も 悲しみの時も どんな困難が訪れようとも 共に助け合おう」と言い、同時に手榴弾も爆発し敵は倒せた。

1巻:3話 「MISSION:3」

ロイドとヨルは結婚し最強の家族がここに誕生した。父は”スパイ”、母は”殺し屋”、娘は”超能力者”。

今度はアーニャを名門校に入学させるため、訓練をする。食事の食べ方から劇場など高貴な世界を見せるもなかなかうまくいかず、スパイ歴十数年のロイドも初めて心が折れそうになっていた。

訓練として外に出かけると、おばあさんがひったくりに合った現場にたまたま遭遇してしまう。それぞれ、”スパイ”、”殺し屋”、”超能力”がバレないように犯人を捕まえてしまう。
そんな3人を見ておばあさんは、
「あなたたち とっても素敵な家族ね」と言われた。

準備の1%くらいは進んだと思うことにするロイドだった。

1巻:4話 「MISSION:4」

いよいよ名門学校のイーデン校の三者面接の日がやってきた。
実は試験の前から試験は始まっていると教職員は校舎から観察していたのだった。しかしそこは優秀スパイのロイドであり、監視されていることに気づき3人で、学校に相応しいベリーエレガントの立ち振る舞いを行なっていく。

次に泥にハマっている子供がいた。それも試験の一つでロイドが泥まみれになりながらも子供を助ける。しかしマスターと呼ばれている寮長は、泥がついた服装で我が校の校舎には入れないと落とそうとした時、予備で持ってきた服装に着替えるロイドだった。

そしてスマート&エレガントッ!!と称される。

更には飼育舎から動物達が逃げ出した設定で、どう乗り切るかと見る内容だった。しかしこれはハプニングで、全ての動物が逃げ出してしまったのだった。
ロイドは動物に踏まれそうな子供を助け、ヨルは群れのボスであろう牛を簡単に気絶させた。

学校側のミスに対して救った、ロイド、ヨル、アーニャに対しては、
「エレレ…エルルルルェガンンンンンンンヌャスッ!!!」と褒めた。

無事に面接本番へ向かうことができた。

1巻:5話 「MISSION:5」

いざ面接会場で待っていると前の生徒が泣きながら出てきて、その様子を見て緊張が更に増すアーニャだった。更には、今まで「極悪テロ組織への潜入工作の時も残り1秒で発射されるところだった核爆弾を止めた」時よりも他人へ成否を委ねることの恐怖から緊張しているロイドがいた。


いざ面接が始まると、ロイドの事前の調査、準備、更には面接会場の盗聴器でウェルター・エバンス第5寮の寮長や、先ほどの第1寮の寮長 ヘンリー・ヘンダーソンからは気に入られた。

しかし第2寮の寮長 マードック・スワンは高慢・強欲・無神経のため注意が必要だった。さらにマードック・スワンは、先代校長の一人息子であり、先月妻から離婚を突きつけられ娘の親権も失ったばかりの人物であった。

アーニャが満面の笑みで、ロイドとヨルのことを「100点満点の父と母」と伝えた。
「幸せな家庭」が気に食わないマードック・スワンは、嫌がらせで「じゃあ今のママと前のママはどっちが高得点だ?」と聞くと、アーニャは突然泣いてしまう。

ヨルがキレそうになったが、その前にロイドがブチギレた。
机の上の蚊を机ごと殴り脅す。そして、「子供の気持ちを軽んじるのが貴校の教育理念なのでしたら選ぶ学校を間違えました」と去っていく3人だった。

面接後、家族3人で落ち込んでいた。しかしマードック・スワン以外の面接官が評価してくれたと、他人を信じないスパイが他人を信じることにした。

面接会場では、
第1寮の寮長 ヘンリー・ヘンダーソンがマードック・スワンの脅しを無視し、顔面を殴るので合った。

SPY×FAMILY 1巻の感想

絵が綺麗であり、漫画自体が読みやすいという印象でスラスラ読むことができました。出てくる登場人物のキャラクターが絶妙な設定で描かれていて見てて楽しい。特に、スパイ、殺し屋、超能力者といった家族が出来上がるという設定が好奇心と共に作品に引き込まれていきます。
果たして名門学校のイーデン校に入学することはできるのか。