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【終末のワルキューレ・キャラ紹介】歴史上最強の力士!?『雷電為右衛門』の強さ・神器・名言・魅力など徹底解説!シヴァとの対戦の結末は?(ネタバレ注意)

「雷電為右衛門」歴史における設定

雷電為右衛門は江戸時代に実在した大相撲の歴史上最強と呼び声も高い伝説の力士です。
現在の長野県である信濃国出身で幼い頃から当時としては規格外の巨体と怪力が話題になっていました。

17歳で伊勢ノ海部屋に入門し事実上最初の横綱であった谷風に胸を借りて稽古をつけてもらうようになります。
メキメキと力をつけた雷電は江戸の大相撲で黄金時代を築き、無類の強さを発揮したのでした。

通算成績254勝10敗2分14預5無勝負という凄まじい成績を残し、年2場所であった当時の大相撲で28回の優勝相当という結果は、年6場所の現代に換算すると白鵬の倍に迫る信じられないものです。

またこれほどの成績を残しながら雷電の番付が大関止まりだったことにはいろいろな説がありますが、当時は横綱という地位は制度として確立していなかったというのが有力です。

「雷電為右衛門」漫画における設定

終末のワルキューレでは山のように積まれた食器の奥であらゆる種族の美女を侍らせながら爆睡しているという姿で初登場を果たします。

その様子からゲルに欲望の権化と称された雷電ですが、彼の肉体は典型的な力士体型とは違い無駄のない筋骨隆々な姿で描かれています。

終末のワルキューレの中では、そのあまりの強さから「張り手」「鉄砲」「閂」「鯖折り」を自ら禁じて引退するまで一度も全力で相撲を取ることができなかったと紹介されます。

これは実際の雷電為右衛門の有名な逸話の一つではあるのですが、残された史料によると雷電は突き押し主体の力士であったことがうかがえるため現実の雷電と差異と言えるでしょう。

豪快な性格と同様にそのバトルスタイルも肉弾戦での真っ向勝負でありシヴァと激戦を繰り広げます。

「雷電為右衛門」強さ・能力ポイント①

常人とは一線を画す強力な筋肉を生まれ持った雷電が初めて立ち上がることができたのは2才8ヶ月のときでした。
しかしその動作により筋肉に圧迫されることで全身の骨を粉砕して骨折してしまうことになります。

以来、日常生活もままならぬままだった雷電ですが父母の懸命な介護により少しづつ動けるようになり、そして肉体はいつしかその筋肉を抑え込む新な筋肉を獲得します。

自らをも破壊しかねない強力な筋肉を抑え込む殻とも言える筋肉「百閉」です。

雷電はこの自らの力を封じ込めるような能力により始めて普通の生活を送れるようになったのでした。
そして雷電はこの百閉によって自らの本当の力を押し込めた状態のまま史上最強の力士へと上り詰めていたのです。

「雷電為右衛門」強さ・能力ポイント②

百閉で自らの暴れる力を封印していてもなお常人とは桁違いの力を発揮していた雷電は化け物と呼ばれ周囲から怖がられていました。

それでも母から「その力を弱い人のために使ってあげて」と諭されることで優しい人間へと育った雷電。
飢饉をきっかけに故郷のために力士となった雷電は後の横綱である大関谷風によって初めて全力でぶつかっても敵わない強さを体感し相撲の面白さに目覚めます。

しかし、ここでも見る見る力をつけた雷電はいつしか取り組み相手の力士から恐れられるようになってしまいました。

母の言葉とは真逆の弱い者イジメを知らないうちにしてしまっていたと気づいた雷電は「鉄砲」「張り手」「閂」「鯖折り」を自ら封じ「四禁」とします。

そしてそれでも圧倒的な強さを発揮し続けた雷電は「無類力士」として大相撲史に名を刻んだのです。

「雷電為右衛門」の武器・神器 特徴①

戦乙女(ワルキューレ)の三女スルーズとの神器錬成(ヴェルンド)によって得た雷電の神器は「超筋外骨締廻」です。

見た目は真っ黒い「廻し」でさらには膝や手首、腕にサポーターのようなものが巻かれるようになります。
またさらに雷電の肉体にはスポーツテーピングのような模様が刻まれます。

ワルキューレの中でも最高の巨体を誇るスルーズを一目見て惚れ込み、そして口説き落とした雷電。
一瞬で相思相愛の信頼関係を築き上げたこの二人による神器錬成は正に一心同体と言えます。

百閉で封じ込めていた人類史上最強の筋肉をスルーズの力を借りて完全制御した雷電は、この神器錬成によって生まれてはじめて全力を出すことができるようになるのでした。

「雷電為右衛門」の武器・神器 特徴②

超筋外骨締廻によって自らの超筋肉をコントロールできるようになった雷電は自らの胸を強く叩き「解放」することで神器を使います。
暴れるように蠢き出す雷電の筋肉の拍動が収まると解放が完了し、雷電は今までとは比べ物にならない力で戦うことができるようになるのでした。

さらにこの超筋外骨締廻によって筋肉を自在にコントロールすることができるようになり、シヴァの腕を握りつぶすために握力に力を集中させたり、また前腕に筋肉を集中させて盾のように攻撃を防御することもできます。
これらは「超速筋肉移動」と表現され、雷電が使う他の技でも応用した形で使用されています。

またこの神器錬成は反動でダメージを受ける雷電の肉体を限界を超えて突き動かすことで「全力を出し切る」という雷電の願望を叶えてくれました。

「雷電為右衛門」の技・能力 特徴①

菊一文字
超筋外骨締廻によって全力を開放した雷電がシヴァに拳のラッシュを放ったあとに出した技です。
プロレスで言うところのラリアットでシヴァの顎にクリーンヒットし空中で一回転させました。

抱き地蔵
菊一文字のダメージが残るシヴァに対して放った相手の頭を掴んでの頭突き攻撃です。
シヴァが迎え撃つように頭を近づけたことによりポイントをズラされ逆に雷電が圧される形になりました。

乱れ牡丹
抱き地蔵の不発により優位になったシヴァのラッシュで膝を付きかけた雷電が、シヴァの腕を掴み筋肉操作で肥大化させた腕の力で思い切り握りつぶした技です。
これにはシヴァも苦痛の声を上げて雷電を引き離しますが、四本あるシヴァの腕の一本を壊すことに成功しています。

「雷電為右衛門」の技・能力 特徴②

八咫烏
雷電がシヴァとの戦いの中で二回見せた彼の最強の技の一つです。
その正体は相撲の基本である鉄砲(つっぱり)ですが、超速筋肉移動で生み出された全武力が込められた掌底は絶壊の一撃となります。

一回目に放たれた八咫烏はクロスアームでガードするシヴァの両腕をちぎり飛ばし、顔面にヒット。
インド最強神であるシヴァもこれには大ダメージを受けてダウンします。

二回目は全力を出したことで全身の筋肉どころか内蔵までズタボロになっている雷電が、ついに命を燃やして全力を出したシヴァと雌雄を決するために最後の一撃として放ちました。

結果、雷電の掌底はシヴァのケリによって貫かれてしまい、そのまま右腕を切り裂かれてしまうことになります。

「シヴァ」との戦いと結末

開幕、雷電のミサイルキック(ドロップキック)でスタートした、この戦いは肉弾戦による一進一退の攻防を繰り広げます。

お互いが力のほとんどを隠しているなか、雷電が超筋外骨締廻の能力で百閉を解放。
シヴァに何度も押し返されながらも乱れ牡丹と八咫烏で相手の腕を破壊して着実にダメージを与えていきます。
しかし超速筋肉移動による負荷は雷電自身の肉体をも深く傷つけていました。
それでもなお裏切り続けてきた相撲を本気(ガチンコ)で取れることに喜びを感じている雷電はスヌーズに頼み、最後の力を振り絞ります。

一方のシヴァも輪廻武踊灰燼(ターンダヴァ・カルマ)によって自らの肉体を燃やし、ついに全力を出すのでした。
お互いの命を掛けた一撃、雷電の「八咫烏」とシヴァの「大切炎舞(デーヴァ・ローカ)」はシヴァに軍配が上がり、シヴァが満足そうに笑う雷電の首を蹴りで落として戦いは決着します。

「雷電為右衛門」の名言

「おめったい」
終末のワルキューレの雷電為右衛門が口癖のように使う言葉です。
これは雷電の出身地である長野の方言で、面倒くさいや億劫だという意味があります。
自らの攻撃に信じられないタフネスで耐え抜くシヴァに対して何度も呟くように使っています。
口では「おめったいのう」と言いながら全力で戦える相手と出会った雷電が心底楽しそうなのが印象的です。

「ワシはいつだって本気(マジ)だぜ」
巨体のスルーズに「でかい女は好み」と抱きついた雷電ですがスルーズは冗談と受け取って突き放そうとします。
そのときの雷電によるこの一言は一撃でスルーズを乙女顔にしてしまいました。

「砂つぶほどの悔いも残さず一切全力出し尽くした」
戦いに敗れ満足そうに笑いながらシヴァに述べた感謝のセリフです。
一瞬呆気にとられたシヴァでしたが「大した男だぜ」と人間ではなく雷電為右衛門として彼を認めます。

「雷電為右衛門」の魅力

雷電為右衛門の魅力はなんと言ってもその豪快さとド直球な戦いっぷりでしょう。
雷電対シヴァの前に行われていたジャック・ザ・リッパー対ヘラクレスの戦いが変則的な策を巡らすタイプのバトルだっただけに雷電の肉弾戦が光ります。

また神器錬成によって神界の神器に劣らぬ武器を手に入れ、神と戦えるようになるという設定の今作ですが雷電に関しては封印していた自らの全力が出せるようになるだけです。
つまり雷電は生まれ持った本来の力だけでインド最強神のシヴァと渡り合い、大ダメージを与えるなど善戦を繰り広げたことになります。

結果、戦いには負けてしまいましたがワルキューレのスルーズに対しての態度や潔い最期などを含めて最高に漢らしいキャラクターでした。

終末のワルキューレの推し登場人物、推しの関係性について

終末のワルキューレを読んで一番心を惹かれたキャラクターは人間側の闘士の佐々木小次郎です。
史上最強の敗者(ルーザー)という二つ名がすでにカッコいいですが、飄々とした態度と戦いっぷり。
でも戦いの中で熱いものを見せ始める老成した小次郎は最高にシビレました。

「吾もな……勝ちてえんだよ!」からの萬手無双。

ポセイドンに勝利する瞬間の一切セリフがなく無音を感じさせる数ページは終末のワルキューレ全体でも一番お気に入りのシーンです。

そして誰もが声を上げられない中「勝つってのはなかなかいい気分だねぇ」と照れくさそうに笑う小次郎。
この戦いについてはアニメでも最高にカッコよく作画されていたので感動でした。
声優さんのお芝居も含めて完璧で何度も見返しています。

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