「波よ聞いてくれ」キャラクター紹介。

「無限の住人」の作者・ 沙村 広明 が手掛けるラジオラブ漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物紹介をしています。キャラクターそれぞれの放つ個性がとても独創的かつ魅力的!沙村ワールド全開のキャラクターたちです!

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鼓田ミナレ(こだ ミナレ)

本作の主人公。25歳。北海道釧路市出身。本職はスープカレー屋のボイジャーの店員として勤めている。しかしその天真爛漫な陣厳正により解雇されかけの身。副業として藻岩山ラジオ局(MRS)のラジオDJとして活動中。ラジオDJで生計を立てるべく奔走中。


麻藤兼嗣(まとう かねつぐ)

FM局「藻岩山ラジオ局(MRS)」のチーフディレクター。49歳。福岡県出身。バツイチ。ミナレと飲み屋で知り合い、ミナレの弁舌を評価し、ラジオ業界へと勧誘。かつてはテレビ局に勤務していた経験を持つが、シセル光明という芸人と出会ったことがきっかけでラジオ局へ移ったらしい。


南波瑞穂(なんば みずほ)

FM局「藻岩山ラジオ局(MRS)」のAD。自宅アパートから追い出されたミナレを自室に居候させるたり、ミナレの番組作りに全力で協力したりなど、面倒見がよく気立ても良い。構成作家の久連木克三に好意を抱いている。しかし久連木は同局パーソナリティの茅代まどかに好意を抱いているため、南波は茅代に対抗心を燃やしている。南波自身は同僚の甲本に慕情を抱かれている。男性は経験なし。


茅代まどか(ちしろ まどか)

FM局「藻岩山ラジオ局(MRS)」の話し手。高い人気を誇る番組「September Blue Moon」のメインパーソナリティ。そのスキルは高く、挑発的な弁舌の持ち主。ミナレのことは面白いと評価しつつも、敵視している。


久連木克三(くれこ かつみ)

FM局「藻岩山ラジオ局(MRS)」の構成作家。本業は官能小説家であり「呉ひさき」名義で執筆している。業界の大ベテランで麻藤との付き合いも長い。茅代まどかに好意を抱いている。


中原忠也(なかはら ちゅうや)

スープカレー屋「ボイジャー」の従業員。ミナレに好意を抱いており、それを隠さず真正面から気持ちを表現する好青年。城華マキエの不幸な過去を思いやり、自室に同居させている。(中原の姉と子供も同居している)城華マキエは中原に好意を抱いている。


城華マキエ(たちばな マキエ)

両親を事故で亡くし、それ以降、過保護な兄に長く監禁されていた過去を持つ。その後、兄が起こした交通事故(ボイジャーの店長に対する接触事故)の責任を負って無給で「ボイジャー」で働くことに。それが家の外に出るきっかけとなる。中原に想いを寄せているが、中原はミナレに好意を頂いているため苦しい思いをしている。ラジオ「アナグマ探検隊」の常連投稿者・ジョーカースコンスキーという顔も持つ。
作中最強の剣士でもないし、折れ曲がる武器を使用することもない。


須賀光雄(すが みつお)

ミナレの元カレ。福岡県出身。実家の町工場が倒産しそうという噓でミナレから50万円を騙し取り行方をくらます。その後、偶然ミナレの放送を耳にし、ヨリを戻そうと再接近。子供のような屈託のない笑顔と甘え上手な性格を持ち、母性本能をくすぐる。


甲本龍丞(こうもとりゅうすけ)

FM局「藻岩山ラジオ局(MRS)」のレコーディングディレクター。南波に想いを寄せている。


宝田嘉樹(たからだ よしき)

スープカレー店・VOYAGER(ボイジャー)の店長。同性愛者。天真爛漫な性格のミナレに迷惑をかけられるが、人手不足のため中々解雇できずにいる。男性にはもれなく優しく接する。気に入った男性のケツを触る癖を持つ。城華マキエの兄・城華亨(たちばなとおる)に車で衝突され、入院することに。


城華亨(たちばな とおる)

城華マキエ(たちばな マキエ)の兄。両親を亡くしたことをきっかけに、もともと過保護ではあったが、さらにエスカレートしマキエを自宅で軟禁する。亨の事故をきっかけにマキエは監禁から解放されたが、ボイジャーで働くマキエの後を追うように、亨もボイジャーで働くなど、未だに監視の目を光らせている。


シセル光明(シセル こうめい)

30年前に活動していた 女芸人。 麻藤が憧れを抱く人物。麻藤はミナレをシセル光明のスキル面がよく似ていると評価する。しばらく活動していなかったが、震災の際に、居てもたってもいられず飛び入りでパーソナルティとして復活した。

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