森恒二・最新作「無法島」第1巻ネタバレ・「自殺島」の前日譚を描く、衝撃の話題作

【無法島・ネタバレ】
無法島・第1巻ネタバレ(1~9話)
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無法島・第2巻ネタバレ(10話~18話)
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20××年、政府は増え続ける凶悪犯に対し、試験的に流刑制度を復活させた。死刑に相当する凶悪犯62名が送られた島の名は、通称「無法島」──。家族を惨殺され、無実の罪を着せられ、この島へと辿り着いた一人の青年。あまりにも過酷な現実が、いま動き出す…。大ヒットサバイバルコミック「自殺島」の前日譚を描く、衝撃の話題作!!

【第1話】無法島

カイトはある島に移送されていた。その島は通称”無法島”政府は増え続ける凶悪犯に反比例し国際社会において強まる死刑廃止論を鑑み、試験的に流刑制度を復活。死刑に相当する凶悪犯62名をその島に収容することを決定した。

カイトは家族を惨殺した罪でその島に移送されたわけだが、実は無実の罪で捕らえられていた

この島に移送されたカイト以外の人間はもれなく殺人を犯した凶悪犯である。そしてその島のルールたった一つ「島の領海1km以上を出ない事」そう言い残し凶悪犯たちを管理していた警察官たちは去っていく。

その名の通り、その島は無法地帯と化す。女を襲う者、石で頭を殴りつける者、先も考えず倉庫の食料を食す者。

そんな中、一人の女性が襲われていた。それをみたカイトはなぜかその女性が死んだ妹の姿と重なり、とっさに男を殴りつけ、女性を助ける。そしてその女性の手を取り逃げようと走り出すが、殴られた男性に追いつかれ、殴る蹴るの暴行を受けてしまう。殺されると思ったその時、助けた女性が拾った棒切れで男を何度も叩きつける。武術の心得があるようだ。その女性の名前は美空といった。その後、数人の共鳴者とその場を離れる。

【第2話】港

カイトと行動を共にする数人とで水道の使える民家を探し一夜を明かした。仲間というわけではないが、港から逃げてきた同士という関係性である。

構成はカイトを含めた男性三名と女性二名である。

ひとまず食料を調達するため、男だけで港に行くことに。港に行くと、ジンボという北関東をまとめていた半グレの頭と取り巻きで食料を管理していた。

ジンボが言うには、食料でも労働力でも女でも、何かを持ってくれば彼の管理する食料と交換するという事だった。何も渡すものがないカイトたちは、滞在場所の民家に戻ることに。その道中、武器を持った男三人が彼らの後を付けていた。

【第3話】何の為に

カイトたちを付ける男たちの目的は一緒に逃げた女たちであった。それを察したカイトは女性たちが滞在する民家には戻らず別の場所に移動する。付けてきた男たちはついにカイトたちに声を掛ける。女たちはどこにいるのか?その問いに対し皆は知らないと白を切る。しかし男たちは引き下がらず、暴力に打って出る。またもや暴行を受けるカイト。その時、一人の男が背後から衝撃を受け倒れる。そこには美空が木刀を構え立っていた。

【第4話】白刃の魔女

美空は武器を持った二人の男を相手に剣道で立ち向かう。しかし流石に苦戦を強いられる。追い込まれそうになったところをカイトが背後から石を投げつけ援護。その隙を見逃さず、美空は男二人を撃破。

その姿を見てカイトと行動を共にする中年男性(皆にオッサンと呼ばれている)が畏怖の表情を浮かべつぶやく。

「連続辻斬り殺人…犯…白刃の魔女」

一時ネットで話題になった、5人の若い男を一人ずつ居合刀で斬り殺したという事件の犯人だというのだ。しかしカイトは返り血を浴びたたずむ彼女が泣いているように見えた。

【第5話】力

カイトは学生時代に打ち込んでいた野球の夢を見ていた。痛めていた肩はすっかり治っており、エースピッチャーとして活躍していたあの頃のように快調に投球している俺は大丈夫だ!と思ったその時目が覚め現実へと引き戻される。

目が覚めたカイトはリビングで美空を見かける。美空はカイトに援護してくれたことにお礼を言う。しかし続けて忠告する。力を持たない人間は巻き添いに遭い死ぬと。

その後カイトはオッサンに会いに海辺に向かう。オッサンがつぶやいた白刃の魔女について聞くためだ。オッサンの話では、連続辻斬り殺人事件とは、自分を輪姦し、無罪になった大学生を次々と殺した事件で、刀で相手を切り殺すというショッキングな手口が十代の少女によるものだった。

オッサンが美空がその犯人と分かったのはネットでその顔が晒されていたからだという。身元が世間に晒されてからは家族はバラバラとなり、両親は自殺したらしい。それを聞いたカイトは美空の「力を持たない人間はー」という言葉を思い浮かべる。そして足元の石を手に取り思い切り投げつけた。肩に痛みはなく、カイトは自分に力が戻ってきたように感じていた。

【第6話】運命

美空は海を眺めていた。全く現実感がなく、頭にかすみがかかっているようだ。そして過酷な過去を回想する。

両親が誰かに声を荒げているのを美空は廊下で聞いている。その相手は美空を輪姦した犯人たちの弁護人であった。その弁護人は示談を持ち掛けていた。当然金銭などで美空や家族が受けた屈辱が晴らされるわけもなく、当然納得などできない。

そんな両親に対して、美空が輪姦されている映像を弁護人は見せつけ、裁判をするのであれば何度も見ることになる。裁判官も検察も陪審員も皆が何度も見ることになる、と主張する。

弁護人はさらに続ける。犯人たちはこう主張するだろう「合意の上だった。この画像をよく見てくれ。彼女は楽しんでいた」と。裁判になれば彼らは徹底的に主張してくるだろう。長い戦いになるであろう。両親、美空はそれに耐えられのか。とても耐えられるとは思えない。この示談は彼らを守るものではなくお嬢さんを守るものであると。

結局両親は示談に応じ全て終わったと思った美空だが、ここからが地獄の始まりだった。犯人たちはこともあろうか自分たちがまるで被害者とでも言いたげにマスコミや世間の前にふてぶてしい態度で姿を現し、反感を買った。しかし反感を買ったのは彼らだけでなく美空にも矛先が向く。世間は美空も同類に見たのだった。さらには青年たちが撮ったという動画がインターネット上に流出する。美空や両親の精神は完全に崩壊する。

家族で久しぶりに旅行に出かける。しかしその目的は両親が計画した心中だった。三人を乗せた車は勢いよく崖から転落。しかし両親は命を落とし、美空は死ねなかった。

記憶がほとんどない放心状態で葬式を終え、美空は祖母の家で暮らすこととなった。祖父の部屋で無力感と虚無に吸い込まれるような黒い憎悪に塗りつぶされる美空。その時に美空は何かに呼ばれたような気がした。そして美空は身の前に置かれた刀を手に取る。

【第7話】黒い心

美空は冷たい憎悪に突き動かされ、自分を輪姦した青年たちを一人一人呼び出し、刀で斬りつけ殺害していく。人を殺しても同様はなかった。あるのは憎悪だけ。考えていたことはただ一つ。捕まるまでに全員を殺すこと。殺すべき人間はあと三人…

【第8話】黒い霧

美空は三人目に連絡しとある倉庫で落ち合うことに。しかしその青年はすでに二人が行方不明になっていることで警戒しており、残りの二人の青年も同行させていた。いざ倉庫で落ち合うと、美空は刀を手にする。それを見た青年たちは行方不明になった二人は殺されたことを改めて確信し、狼狽する。しかし人数は3対1。そこで男性たちは反省の色もなく、数の利で美空をまたしても蹂躙しようと考える。3人に襲われ傷だらけになりながらも美空は3人の殺害を完遂する。そしてすべてを終わらせた美空は警察に出頭したのだった。

【第9話】2割の人間

オッサンに釣りを教わるカイト。その時、遠方から女性の叫び声が聞こえる。とっさに声のする方に駆け出すカイト。そこではまたもや美空が二人の男性に襲われていた。美空の剣の腕を知っている男たちはサスマタのような先端が二つに分かれた形状の木の棒を用いて美空を襲う。サスマタと相性の悪く、美空は押し倒されてしまう。そして上から抑えつけられ胸をあらわにされてしまう。過去のトラウマがよみがえりパニック状態に陥る美空。

そこにカイトが現れ正確な投球で男に石を命中させる。カイトに注目する男たちの隙を狙い美空は木刀で男たちを滅多打ちにする。気を失っても叩き続ける美空をカイトは止める。

「もう殺すな」

そしてカイトは考える。

「時は前にしか進まない。何かを変えるとしたら今…これからなんだ」

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