青のオーケストラ ~概要~
「青のオーケストラ」は阿久井真による少年青春漫画。小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」にて2017年から連載中。既刊6巻。
青のオーケストラ ~登場人物紹介~
青野 一(あおの はじめ)
有名なヴァイオリニストである父から、幼い時から英才教育を受け、数々のコンクールで賞を取る。将来を期待されていたが、両親の離婚をきっかけに、母に苦しい思いをさせまいとヴァイオリンをやめてしまう。
律子と出会ったことがきっかけで、青野のヴァイオリン人生が再び動き出す。
秋音 律子(あきね りつこ)
勝気な性格で、物事に対してはっきり正直に言える女の子。ヴァイオリンは始めたばかりの初心者。
中学3年生のときのある日、保健室で練習しているところで青野と出会い、ヴァイオリンを教えてもらうようになる。
小桜 ハル(こざくら はる)
律子の親友。律子と同じ中学に通っていたが、いじめにあい転校してしまう。海幕高校に進学し、律子と再会する。
幼少期からヴァイオリンをしており、青野とはコンクールで出会っている。ハルは落選した際に青野に励まされたことを良い思い出としてとらえている。
佐伯 直(さえき なお)
青野がヴァイオリンを辞めてから様々なコンクールで賞を受賞するもう一人の天才。音楽推薦で海幕高校に進学。青野のライバル。12歳までドイツに居たためか日本語が少し苦手。
山田
幼いころからチェロを習っていて、青野とはコンサートなどで顔を合わせていた。海幕高校で、シンフォニックオーケストラ部に入部する。 佐伯とは中学時代からの友人。
青のオーケストラ ~あらすじ~
青野一は、幼少期からヴァイオリニストの父親の英才教育を受ける。そのおかげか数々のコンクールで賞を取っていた。しかし、父親は家庭を顧みることはなく、夫婦関係が悪化し離婚してしまう。このことがきっかけで青野はヴァイオリンを辞めてしまう。
時は経ち、中学3年の秋。保健室でヴァイオリンを練習している秋音律子と出会う。
律子のヴァイオリンの腕はお世辞にも上手いものではなかった。武田先生に頼まれ、青野は律子の練習に付き合うことに。楽しそうにヴァイオリンを弾く律子に心を動かされて、青野は再びヴァイオリンを始めることになる。
そして進路に悩んでいた青野は、武田先生の勧めで海幕高校に進学することを決意する。青野は勉強が苦手だったため、学年屈指の学力を誇る律子に勉強を教えてもらい、無事、海幕高校に進学することになる。
青野と律子はシンフォニックオーケストラ部に入部。そこで青野のライバルとなる佐伯直と出会い、仲間たちと切磋琢磨して成長していく…。
青のオーケストラ ~見どころ~
この漫画は一度挫折した青年がヴァイオリンを通してもう一度自分と向き合っていく青春物語となっています。
見どころとしては、漫画では伝わりづらい音を表現しているところです。絵を見ているとまるで演奏している音が聞こえてくるようなそんな気にさせてくれます。
オーケストラ部で起こることだけではなく、一人一人が何かしらの悩みを持っていて、それが少しずつ明らかになっていくところが面白く、毎回ハラハラしています。また、まだ明らかになってはいませんが、父親の青野龍仁の過去が明らかになっていくとさらに面白くなっていくでしょう。
また、青野と佐伯の関係性が今後どうなっていくか大注目です。
青のオーケストラ ~感想~
この漫画を読んでみて感じたことは、人間関係がとにかく複雑だと思いました。一番衝撃的だったのは青野一と佐伯直が異母兄弟であったことです。「そんなことある~?」ということがあるのがこの漫画です。青野にしてみれば、正に青天の霹靂ですよね。そんな衝撃の告白がありながら物語はまだ序盤です。
また、律子やハルも人間関係で悩んでいて、悩みながらも前に進んでいく正に青春漫画の王道を行っている漫画といえるでしょう。
これからどのような展開が繰り広げられるかわかりませんが、これからの展開が気になって毎回ワクワクさせてくれること間違いなしです。