こんにちは、ニケです。
今回ご紹介するのは
兄妹間の恋愛を描いた漫画、『僕は妹に恋をする』。
タブーとされている兄妹間の恋愛ですが、実際にはどんな障害が立ち塞がるのでしょうか。
今回は作中の主人公2人を追いながら、兄妹間の恋愛について考えてみました。
プロフィールはこちら
「僕は妹に恋をする」 作者:青木 琴美 【全10巻】
あらすじ
双子の兄妹である頼(より)と郁(いく)はとても仲良し。
しかし、双子であるにも関わらず、成績優秀な兄の頼に対し、妹の郁は落ちこぼれだった。
年頃になるにつれ、頼は妹の郁に冷たい態度をとるようになっていった。郁は、出来の悪い自分に愛想が尽きてしまったのかと落ち込む日々を送っていた。
そんなある時、頼は郁に自分の感情を打ち明ける。頼は郁を妹としてでなく、一人の女性として想うようになっていたのだった…。
作品についての感想
私の個人的な感想は、一言でいうと「兄妹同士の恋愛…う~ん、感情移入出来ない。」でした。すいません。(笑)
男兄妹と共に育った私からすると、兄妹と恋愛するっていうのがなんとも理解しがたい。
ましてや話の冒頭から二人が絡むシーン盛沢山でしたので、読んでいてちょっと引いてしまいました。
いや、でももちろん、作中の主人公である頼と郁は美男美女ですので、そういうシーンも絵になりますから良いんですけどね。(笑)
兄妹間の結婚はなぜ許されないのか
兄妹間の結婚は、異母兄妹などであっても法律で禁止されています。
理由としては、兄妹などの親近者間に生まれる子供は、奇形児になる確率が高いからという事が挙げられます。
しかし一方で、奇形児が生まれるというのは単なる仮説に過ぎないという意見もあります。
また、近親相姦(近しい親近者間による性行為)は、法的に罰はありません。
もし奇形児が生まれる確率が高くないのであれば、兄妹間の結婚は問題ないのでしょうか。
問題ないと言われても、とても違和感を感じてしまうのは私だけでは無いはず。
多くの人は、兄妹間で恋愛をすることについて、「いけない事」、「忌まわしい事」思われる事でしょう。
私たちは、育った環境の中で自然とそのような思考が身についてしまっていると思われます。
もし兄妹間の結婚が法的に認められることがあっても、実際に世間が認めるには時間がかかりそうですね。
頼と郁の関係性
さて、話を作品に戻します。(笑)
この「僕は妹に恋をする」ですが、兄の頼はかなりのSキャラです。第一話から妹に迫るのですが、そのシーンがこちらです。
なんて自信たっぷりなセリフなんでしょう。(笑)
その後も事あるごとに自信たっぷりでサディズム溢れる行動や台詞を連発します。
多くの読者(女子)はそこにやられてしまうんでしょう。私は自分勝手ぶりにちょっとイラっとしてしまいました。(笑)
そして、妹の郁はかなりの純粋キャラです。
素直で純粋なので、兄の頼が放って置けないというのは共感出来るかも。
郁は兄の頼に嫌われたくないという感情から、次第に恋愛感情へと移って行きます。
互いに想い合って秘密の関係を続ける頼と郁ですが、様々な出来事が二人を引き離そうとします。
そして最後は、とても意外な結末を迎えます。
まとめ
兄妹などの親近者間で恋愛するというのは、実際にある話のようです。
もし自分が兄妹を好きになってしまったら、簡単に周りに言えないし、すごく悩んだり、苦しんだりしてしまうと思います。
禁じられているからこそ、ハマってしまうという部分もあるかもしれません。
そんな禁じられた恋愛を描いた『僕は妹に恋をする』、共感出来ても出来なくても楽しめる作品だと思います!
皆さんも是非、読んでみては如何でしょうか?