好きの気持ちは、自分を変える勇気をくれる!「思い、思われ、ふり、ふられ」

思い、思われ、ふり、ふられ ~概要~

漫画「思い、思われ、ふり、ふられ」は咲坂伊緒による青春少女漫画。2015年7月号より別冊マーガレットにて連載。全12巻。異なる恋愛観を持つ女子高校生2人が出会い、それぞれが純粋に恋をし、成長していく青春ラブストーリー。2020年8月14日に実写&アニメ映画が上映されることが決定している。

思い、思われ、ふり、ふられ ~登場人物紹介~

市原 由奈(いちはら ゆな)

誕生日:1月7日
血液型:A型
身長:154cm
体重:44kg
人付き合い(特に男子)が苦手で、自分に自信がなく、はっきり物事を言えないタイプの純粋な女の子。少女漫画を読むことが大好きで、初恋の人は小さい頃に読んだ絵本の中の王子様。

山本 朱里(やまもと あかり)

誕生日:8月17日
血液型:O型
身長:158cm
体重:42kg
恋は落ちるものではなく、落ちにいくものだと考えている、恋愛に対してどこか冷めた考えを持った女の子。男の子との付き合いには計算高く行動するが、友達とはどう接したらいいのか少し悩みを持っている一面もあり。

山本 理央(やまもと りお)

誕生日:2月9日
血液型:A型
身長:173cm
体重:57kg
女子にモテモテの美少年。自称メンクイで、ひっきりなしに彼女を作ったり、女の子と遊んだりしているが、本当は心の中にずっと思い続けている女の子がいて、吹っ切ることができないでいる。

乾 和臣(いぬい かずおみ)

誕生日:10月6日
血液型:B型
身長:176cm
体重:61kg

由奈が唯一気負わずに何でも話せる相手。由奈と同じマンションに住んでいる幼馴染。明るく素直。天然で恋愛に興味が無い。

思い、思われ、ふり、ふられ ~あらすじ~

偶然のきっかけで朱里が由奈に声を掛け、同じマンションで同じ高校に入学ということもあり仲良くなる2人。全然違った価値観に、お互いが仲良くなったことに疑問を感じつつも、由奈が朱里の弟である理央のことを“絵本の中の王子様に似ている”といった話をすることを機に仲を深めていく。

だが実は朱里と理央は、親同士が再婚したために兄妹となった、血の繋がりのない兄妹で、親の再婚が決まる前は理央は実は朱里のことを好きだった。それに気づいていながらも家族の為に知らないふりをする朱里は、時々感じる男としての理央の感情に戸惑いを隠せず、理央もまた朱里への思いを抑えきれずにいる。

それに気が付いた由奈は、理央の相談に乗りつつも、自身も理央への気持ちを膨らませていくが、理央と朱里の幸せを考え、2人が仲直り出来るように仲介を図る。そんな中で俯くことが少なくなり、自分の意見をはっきり言えるようになってきた由奈に対し、理央の心が揺れ動き、理央の友人である我妻も交えて3角関係となる。

一度振った相手である由奈に対して恋愛感情を抱いてしまった理央は、その気持ちをどうしたら良いのか悩むが、我妻と由奈が話す光景を見たりする中で嫉妬心に火が。そんな中で開催された文化祭で由奈はもう一度理央に告白することを決意。理央もまた自分の気持ちを伝えたいと走り出し由奈を探し、思いをぶつけ合ってようやく、2人は恋人同士になることができた。

思い、思われ、ふり、ふられ ~見どころ~

自分に自信なんて持てなかった由奈が、朱里と関わることによってどんどん可愛くなり、理央が朱里への気持ちを隠し切れなくなった時も、朱里が和臣を好きになって悩んでいる時も、自分の考えをはっきり述べる由奈が弱弱しいながらもカッコよく、惹かれるものがありました。

またそれを見て理央がどんどん由奈に惚れ込んでいき、お互いが好き同士なのにすれ違ってしまい、なかなか恋人同士になれないのが1番の見どころ。それを経てようやく付き合い始めた2人の関係性はとてもピュアで、理央が由奈を溺愛する姿がたまらなくキュンキュンします。

付き合い始めた後もちょっとした壁にぶち当たる2人ですが、理央が由奈との未来のために取った決断から由奈に対しての大きな愛情が感じ取られ、最後の最後まで、今後の展開が気になるストーリーです。

思い、思われ、ふり、ふられ ~感想~

下向きがちな女の子である由奈が、理央を好きになることによって自分を変えたいと決意し、友達との関わり方にも積極的になりどんどん魅力的になっていく姿は、自分も好きな人に振り向いてもらえるように頑張りたい、努力したいと思わせてくれました。

また、女ったらしだった理央が、由奈を好きになることによってこんなに変わるのか!といったところも(少女漫画あるあるではありますが)羨ましく、理央の由奈に対する真っすぐな思いや言葉に何度もキュンとさせられ、自分もいつかこんな人に出会えたらとトキメキを感じることができる漫画でした。

4人の関係が交じり合って最後までストーリーがどう展開されるのか、ドキドキしながら読むことができ、青春っていいなと思わせてくれました。