31話では中間講評の出来栄えは悪い内容と猫屋敷から言われた八虎だった。しかし、その猫屋敷からの指摘のおかげで八虎は考えていることがまとまり悩みが晴れつつあった。
また八虎の行き詰まっていたところを見て、八雲は釣りに連れていく。そして東京の文化について解説されるのであった。
そんな周りのサポートや新しい環境で1つの答えを導き出した八虎だった。
32話ネタバレ 祭りの準備開始 ネタバレ
あっという間に7月25日、大学の前期が終わり夏休みに入った。
しかし次に待ち構えていたのは、藝大祭であった。それぞれ法被・神輿・出店の3つに分かれ、芸術学部と音楽学部の混合8チームが分かれ競う。そして藝祭は1年生が主役と言ってもいいほどであった。
藝祭は外部の人が藝大に訪れる最初のイベントであり大賞の神輿は校門に飾れるのであった。そして今年のデザインは、田無デザイン案である「見猿・言わ猿・聞か猿 三猿神」に決まった。
1年生は必ずどこかの隊に入ることが必須になっており、八虎は神輿隊になった。
神輿隊は藝祭名物であり、一番忙しく人数も多い
法被隊は、当日に切る衣装であり、3日目には法被コンテストも実施
出店隊は、デスメタルお好み焼きをすることに決まった。
藝祭までの準備の日程としては7月末~8月末の約1ヶ月を使うが、ギリギリの状況での作業が進む。そんな中、神輿で他のチームより絶対に勝ちたいと考えていた神輿隊の隊長の三木きねみ。
そんな中、神輿のチームは旅行などの用事で参加できる人がほとんどおらず…。きみねが1人で、何人もの作業を行なっていく状況が続いた。
8月1日
そのころ法被隊は「藝」という金インクの文字で書いた布の色付けが終わり、あとは55人分縫うだけと順調に進んでいた。
8月10日
神輿隊はきみねの努力で、神輿の形が見えてきていた。
八虎も合流し、マークに合わせて神輿を削っていく。みんなが真剣に作る姿をみて、「シンプルに”かっこいいな”」と思っていた。
そんな中、人一倍頑張って引っ張っていたきみねが熱中症で倒れてしまう。
次は副隊長である彩乃が、前に出て動くようになっていた。
しかし基本的に頭が良く器用な彩乃は、相談されたことは自分でやっておくと言ったり、依頼していたもの出来上がりに「おっけー」を出しながらも手直ししたりと。彩乃なりの効率的な方法を選んでいた。
きねみがいる時のように今まではバランスが取れていたが、急にバランスが崩れたため冷静な人でも回らないでいた。
そんな状況でも学校行事に熱くなることが好きでは無い八虎は心の中で「別に俺がいなくても完成はするんだよなあ」と覚めた感じで考えていた。
そんなとき八虎の電話が鳴り、友人から旅行は無理かもと言われることに。
一方、田無は彩乃の行動に注意したが、「簡単な作業を代わりにやってるだけだよお」と反論される。そんな彩乃に田無は「だとしてもお前の神輿じゃないだろ」と言い何とか説得する。
友達から連絡があった八虎は、”逸れる予定だった台風が東京を直撃する”ことを彩乃と田無に伝える。
感想
藝大生に正直びっくりしてしまいました。夏休みに入ったにも関わらず、期限ギリギリの作業が…。どの隊も大変そうですが、やはり神輿の班は壮絶そうですね。美大生ならではの宿命ですね。
そんな神輿隊だったが、バラバラのチームワーク。しかし台風が直撃することで一つになりそうな雰囲気が!破損や波乱あ理想ですが、どう乗り越えるのか見どころ満載ですね!