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【漫画版】【第1話ネタバレ】「不遇職『鍛冶師』だけど最強です 」~気づけば何でも作れるようになっていた男ののんびりスローライフ~

作品概要

原作/木嶋隆太 漫画/吉村英明 キャラクター原案/なかむら
チート神器で最高の人生を!!成人した全員に神様から「神器」と「職業」が与えられる世界。宿屋の少年・レリウスに与えられたのは最弱職の『鍛冶師』だった! お先真っ暗かと思いきや、神器のハンマーは壊したものを何でも鑑定・創造できるチート神器で…!?「小説家になろう」発!“万物創造”で成り上がる最強スローライフ、ここに開幕!!

マガポケより引用

【第1話・ネタバレ】『神託の儀』

人類と魔物が争う時代。勇者リンは人類と魔物の衝突がする戦場にいた。しかし傷ついたリンは魔物の首領を目の前にし動けずにいた。

もはやここまでかと思われた瞬間、幼馴染のレリウスが間一髪で割って入る。鍛冶師のレリウスは本来戦場にいるべき人間ではないが、幼馴染のリンを守るため駆けつけたのだ。

レリウスがこの場にいることが信じられないリンだが、レリウスは言う。

「約束だろ?仕事奪いに来た。一年間、この為に鍛えてきた」



場面は遡り、レリウスとリンが「成人の儀」を迎える日の朝。

リンはいつまでも起きないレリウスを起こす。

二人はヴァルトス国に住む十五歳で、この日の「成人の儀」をもって大人の仲間入りを果たす。

レリウスは冒険者の両親を亡くし、「渡りの宿」を経営するリンの両親に拾われた。

義父さんは成人の儀を迎えるレリウスを激励する。

成人の儀では「神器」「職業」が神より与えられる。
「神器」とそれに合った「職業」が与えられ、人々は人生をどう生きるか決めていくのだ。つまり強力な神器と職業が手に入れば富や名声が得られるため、ヴァルトス国に生きる者にとってこの2つは人生の大きな指標となる。

いよいよ成人の儀に向かう二人。
道中、リンはレリウスにどんな神器が欲しいか尋ねる。

レリウスにはリンの家族に恩があったため、迷惑をかけないような職業であればなんでもよいと考えていた。欲を言うならば彼女らに恩返しできるものであればなお良いが。

リンには宿のために役立つものであればいいなと答え、戦闘が苦手なリンもまたそれに同意する。

そしていよいよ成人の儀が行われるカルラス協会に到着した二人。

「神石」と呼ばれる年に一度成人の儀が行われる日のみ、この石に祈りをささげることで神器と職業を授かることができる。

次々と神器と職業を授かる者たち。

ついに次はレリウスの番。勇者などありえないと言ってきたレリウスだったが、本音は全く期待していないわけではない。心の中ではワクワクしながら神石に祈りを捧げるレリウス。

しかし「ぷっ」と笑い声が聞こえる。

レリウスが目を開けると…

それはレリウスが期待したものとはかけ離れていた。

「神器」はクリエイトハンマー、「職業」は鍛冶師である。
この職業はこの国の誰もが知る外れ中の外れの職業、「不遇職」だ。
皆が「神器」という超優秀な武器を与えられるこの世界で、鍛冶師は普通の武器しか造れないとされている。

神器の特徴として
・損傷しない
・固有の強力なスキルを持つ
・念じることで出し入れ可能

一方鍛冶師の能力は作製のみ。それも神器以下の武器に限られる

つまり神器があれば、鍛冶師が作製しあ武器など必要ない。故に「不遇」なのである

すっかり落ち込むレリウスだが、なにやら会場が騒がしい。

その原因はリンだった。

リンが与えられた職業は「勇者」だったのだ。
まさか自分が勇者に選ばれると思っていなかったリンの心は酷く動揺していた。ましてや戦闘が苦手にリンにとって勇者という職業は決して望むものではなかったのだ。

しかしレリウスとリンがどんなに訴えても、勇者としての運命に抗うことはできなかった。

リンも断れないことを悟りそれを受け入れざるを得ない。

リンは自分より他人を大事にして皆を勇気づけようとする性格を持っていたために勇者に選ばれてしまったのだ。

その日の夜はお祭りが開かれていた。お祭りに参加せず部屋に残るリンにレリウスは声をかける。義母さんがごちそうを作ったので下に降りるように伝えるレリウスに、リンは明るく振舞う。

明らかに無理をしているリンにレリウスはゲンコツし「無理に笑わなくていいんだ」と伝える。

レリウスの胸でひとしきり涙を流したリンは落ち着きを取り戻す。しかしやはり勇者の運命を授かったことに不安は拭えない。

そんなリンに対しレリウスは「リン一人で戦わせなんてしない!」と自分の意志を伝える。

鍛冶屋は確かに外れの職業かもしれないが、その評価を変え、強くなってリンの仕事だって奪ってやるよ、と約束する。

その言葉で明るさを取り戻すリン。

後日、リンは街を去り、神器の使い方や職業の特性を学びに騎士団に参加。
両親はリンの決断を受け入れたが、当然心配していた。

一方、レリウスは普段通りの生活を過ごしていた。あれから鍛冶師のことを調べたレリウスは鍛冶師という職業は勇者並みに珍しい職業ということを知る。

リンが発った後は、宿はメアという獣人族・犬種のバイトを雇った。メアはまだバイトに慣れないようで、今回も皿を割ってしまった。

すると、割れた皿を片付けるレリウスの視覚・聴覚に異変が起きる。

突然目の前に「破壊可能」という文字が現れ、「クリエイトハンマーを用いて破壊可能…破壊しますか?」と声が頭に直接語り掛けてくる。

その声はさらに語り掛ける。「破壊した場合、新たに皿を作製可能です。」

レリウスはその声の通り、皿の破片を破壊してみる。すると散らばった皿の破片がハンマーに吸い込まれていく。そして視界には「作製可能」という文字が浮かび上がる。

「作製しますか?」の問いに〇を押してみると…

割れた皿が戻すことに成功。

そこにはレベルの表記がされている。すると再び声がレリウスの頭に語り掛ける。
レベルは職業の現時点での能力で、レベルの隣の数字は次のレベルに必要な経験値。物を作成したり、魔物を討伐したりすることで上昇するとの事。

レリウスは皿をいくつか作製してみる。

するとレベルが上がり、新たに能力が解放される。

何かに気づいたレリウスは走り出す。そして宿の壊れたベッドで同じことを試してみる。

やはり鍛冶師は武器のみ作製できると聞いていたが、武器だけではなく色々なものが作れるようだ。そしてレベルが上がると作れるものが増え、肉体も強化されていることに気づく。

レベルを上げていけばリンを助ける力が手に入るかもしれないと考えるレリウス。

第1話のまとめ・感想

成人の儀を迎えたレリウスとリン。レリウスには不遇職と言われる「鍛冶師」、リンには想定もしていなかった「勇者」という職業が授けられた。二人にとっては望んだ職業ではなかったが、なんとかそれを受け入れる二人。レリウスは鍛冶師として、戦闘が苦手なリンを助けられるように成長すると誓う。