逃げるは恥だが役に立つ ~概要~
漫画「逃げるは恥だが役に立つ」は、海野つなみによる恋愛コメディー漫画。2012年より講談社Kissにて連載。創刊10巻。2016年にTBSドラマ化。2019年に朗読劇の舞台化もされている。
逃げるは恥だが役に立つ ~登場人物紹介~
森山 みくり(もりやま みくり)
25歳。派遣社員。植物の(実栗)が名前にとられている。家族の名前は植物の名前からきている。妄想好きで、情熱大陸などのテレビのような感じのドキュメンタリー風を自分で考えている。大学では心理学を学んでいた。
津崎 平匡(つざき ひらまさ)
36歳。システムエンジニアをしており、京都の大学を出ている。眼鏡をかけておりみくりの父の元部下でもある。家事代行を頼んでいるのがきちんとしていないのでそれに不満を持っていた。みくりの父の頼み込みにより、派遣切りにあっていたみくりを家事代行として雇うことに。
土屋 百合(つちや ゆり)
52歳。独身のみくりの伯母になるが、みくりと仲が良い。兄のちがやはすごい性格で嫌いだ。化粧品の会社でバリバリ働いている綺麗だが、高齢を迎えてきているのでこのまま一人かと思っている。
風見 涼太(かざみ りょうた)
27歳。津崎平匡と一緒の職場で、イケメンでもあるが結婚についてはあまりよく思っていない。女性ともすぐに付き合っているものの、長く付き合いが続かない。そんな時にみくりとの出会いがある。
沼田(ぬまた)
津崎平匡と一緒の職場で女性が好きな感じがしないが、ゲイかなと思うようなことをよく言っているが分からない。ゲイならではの考え方で色々妄想をするので津崎と風見との関係を勘繰る。みくりとの生活の違和感を、早めに「何かある」と読んでいた。
逃げるは恥だが役に立つ ~あらすじ~
「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざで、恥ずかしい逃げをしても生活で生き抜くことが大事だということ。
派遣で働く森山みくりはお弁当を食べながら、休憩中に妄想をするような女子だ。真面目に働いていたにもかかわらず、派遣切りにあってしまう。
父の部下だった津崎平匡は家事代行を頼んでいつも家を綺麗にしていたが、家事代行の担当者の仕事に不満があった。そこでみくりの父は、落ち込んでいたみくりに家事代行の仕事を強引に紹介した。そのことにより、津崎とみくりの雇用主と従業員としての生活が始まった。平匡は、みくりの家事の仕方が気に入っていたが、みくりの両親が田舎へ行くことに。現状を維持したい二人は、契約結婚という形をとることにした。
しかし、津崎の面倒な性格から様々な問題も出てくる。一緒に暮らしていても、雇用契約になるので(本当の恋をしての結婚ではないので)ずっと敬語で接していく。それでも周りには結婚しているという格好なので、親密さを装うために「ハグをする日」をもうけたり、と津崎とみくりは話し合い、風見や沼田、百合にも見つからないようにしていく。
そのうちに本当にみくりと津崎はお互いを大事に思うようになっていく。
逃げるは恥だが役に立つ ~見どころ~
みくりの妄想癖がとてもはじめ面白いです。心理学を学んでいたせいもあるのか変わっている性格ではあると思います。田舎へ引っ越しをする父親と母親の関係性も面白いです。
津崎とみくりの契約から始まる結婚という形がお互いの利益があるのでいいのですが、一人の男と女として本当に恋をしてしまうと、仕事での自分ではなくタジタジの二人が見どころです。
逃げるは恥だが役に立つ ~感想~
事務的な話し方のみくりと津崎の二人ですが、その周りの百合ちゃんの存在や、風見の存在でこの物語を盛り上げているような感じで好きです。沼田の存在も強烈でゲイかなということを連呼しているのでそういう形の恋愛もあるなと思わせてくれました。
百合ちゃんのバリバリ働く人生も凄いと思いましたし、みくりの結婚いう形も女性として大切だと感じました。結婚契約からの本当にお互いを思い合える存在になってよかったと思いました。
どんな出会いでも縁があればこうなって一緒になれるのかなという風に思いました。