映画化もされた潜入捜査官を舞台にした漫画「土竜の唄」

最終更新日:2020-01-19

概要

漫画「土竜の唄」は高橋のぼるによるヤクザ・青年漫画。2005年より週刊ヤングサンデーにて連載開始、2009年よりビッグコミックスピリッツにて連載中。既刊64巻。2014年映画化し、2018年にフジテレビで放送されている。

登場人物紹介

菊川 玲二(きくかわ れいじ)

20歳。交番勤務。警察学校創立以来、最低の成績で卒業したスケベでバカ。潜入捜査官を命じられ日本一凶暴なヤクザ、数寄矢会に潜り、持ち前の石頭とケンカ強さで危機を乗切っていく。

若木 純奈(わかぎ じゅんな)

22歳。交通課。玲二のことが好き。警察官だったのにヤクザの恰好をしている玲二を見て心配するが、一度突き放されてしまう。玲二が潜入捜査をしていることに気づき、危険な仕事を心配しながらも信じて待っている。

日浦 匡也(ひうら まさや)

33歳。残忍で蝶好きなことからクレイジーパピヨンと呼ばれている。みなに恐れられているが、道理から外れたことを嫌い義理人情に篤い。数寄矢会の阿湖義組若頭だったが、自分の組を持ち日浦組組長となる。玲二の兄弟分である。

轟 周宝(とどろき しゅうほう)

日本一凶暴なヤクザ、数寄矢会の四代目会長。玲二が潜入し、決定的な証拠を掴み逮捕したい相手でもある。校長先生のような柔らかい一面を持ちながらも一瞬の殺気などは見逃すことはない。

月原 旬(つきはら しゅん)

27歳。阿湖義組若頭補佐。阿湖義組では麻薬などは禁止されているが、MDMAの密輸に関わっている。密輸について調べようとする玲二を相棒にするが、警察に情報を流しているのではないかと疑っている。

あらすじ

菊川玲二は、交番勤務をしていたが一般市民に拳銃を向けたことから懲戒免職の処分が下りた。 しかし、それは表向きで実際は潜入捜査官を命じられた。 玲二が持つ、洞察力とハッキリ物を言う気高い心意気、アウトローの匂い、この3点が署長に気に入られた。 しかし、潜入捜査を行うのは日本一凶暴と言われているヤクザ、数寄矢会。数寄矢会を壊滅させるために四代目である轟周宝の犯罪の決定的な証拠を掴むためである。 潜入捜査官として数寄矢会に加入し、阿湖義組若頭の日浦匡也と兄弟分の盃を交わす。 暴力を受けたり、潜入捜査官がバレてしまう危機など、たくさんの危機を持ち前の洞察力から回避し何とか四代目轟周宝に近づいていくが、証拠を掴むことができない。 数寄矢会の犯罪を知りながらもなかなか四代目轟周宝に手錠をかけることができない。 四代目轟周宝の周囲の四天王や幹部もすごい人たちばかりではあるが、轟周宝本人も一瞬の殺気など見逃さない力を持っているので苦戦してしまっている。 一部の人には潜入捜査官であると知られてしまうこともあるが、手助けなどもあり、重要人物などには潜入捜査官であることがバレることはなく、轟周宝の逮捕へ一歩一歩近づいていくのである。

見どころ

菊川玲二の危機を乗り越える洞察力がすごいです。 普段はバカでただのスケベで頭の回転が早いわけではないけれど、危機に直面したときにこそ能力を発揮します。 もう駄目だと思っても必ず危機を乗り越えます。 乗り越えるだろうと思ってもそれまでの危機がやばすぎて、ついついヒヤヒヤしてしまいます。 危機が多すぎるのでヒヤヒヤ、ドキドキはずっと止まらず、でもよいテンポで話が進んでいくので楽しく読めます。 また、玲二と純奈の恋愛も気になるところです。 両想いだろうと思いつつも潜入捜査という危険な仕事中なのであまり恋愛は進んでいきませんが、2人とも純粋なのでこの恋を守っていって欲しいなと思います。何年後かわからないけど純奈には待ち続けて欲しいです。

感想

最初はギャグ漫画かと思いましたが、すごい真剣でヤクザのこわさまで描かれていてびっくりしました。潜入捜査官がヤクザに惚れこんでしまうことが本当にあるのか気になってしまいますが、パピヨンはかっこいいので惚れてしまいますね。昔ながらの義理人情に篤く、冗談も言えるような昔と今の時代のかっこいい部分だけをとった男です。暴力シーンは見ていて痛そうなのでちょっと苦手ですが、ヤクザ漫画にしては絵がきれいなので読んでいて苦にはならないです。長い話なのにマンネリ化させることなく続いていて、最後どうなるのか気になるけどもまだまだ続いて欲しいなとも思ってしまいます。タイトルや絵が苦手で避けてしまっているような人はぜひ一度読んで欲しいです。