言わずと知れた矢沢あいの大ヒット漫画『NANA』

概要

漫画NANAは矢沢あいによる 恋愛漫画。 1999年に全2話の読み切り漫画だったが、 その後依頼もあって2000年よりCookieにて連載。
現在21巻まで発刊。 作者急病中のため休載しており、22巻が待ち望まれている。 2005年に歌手の中島美嘉主演で映画化。 2006年に続編も公開されている。

登場人物紹介

小松 奈々(こまつ なな)

1980年11月30日生まれのいて座のB型。 身長158cmの体重46kg。 物語初期は高校3年生だったが、その後は20歳時代の物語が進む。 家族は父と母、姉と妹の5人家族。
その後有名バンドのメンバーと結婚して名前が一ノ瀬奈々(いちのせ なな)となる。 性格は人懐っこい犬のようで、相性は「ハチ」。 極度の恋愛気質で一目惚れ常習犯。

大崎 ナナ(おおさき なな)

1981年3月5日の魚座のA型。 身長162cmの体重43kg。 物語初期は18歳、その後20歳時代の物語が進む。 バンド「ブラックストーンズ」のメインボーカル。
物語途中からバンドメンバーの不祥事をきっかけにソロデビューする。 性格は男勝りで、強がりの一面も。 持病で過呼吸持ちで、気持ちが昂ると度々発症してしまう。

早乙女 淳子(さおとめ じゅんこ)

高校時代からの奈々の親友。芸術の才能がありデザイン学校に進学。 その時に知り合った京助と恋人同士になり、同棲している。 二人そろってエスニックファッションを好んでいる。 性格は友人思いでしっかり者。 実家は農家なので大量の野菜が届けられ、よく奈々におすそ分けをしている。

あらすじ

同じ名前と年齢の女の子が主人公と、二人に関係する周囲の人間たちの群像劇。
高校時代に既婚男性と不倫恋愛をしていた奈々。 別れたその後は進学先のデザイン学校で出会う章司と付き合うことになります。
楽しい学校生活も束の間、章司は東京都内の美術大学に入学して遠距離恋愛をすることに。 必死にバイトをしてお金を貯めて、奈々も章司の元へ上京することになります。
一方、 高校を退学したナナは、友人のノブの紹介で蓮と知り合います。 共通の音楽とバンド生活を通じて二人は同棲を始めますが、 蓮は別のバンドに移動してしまい上京。 遠距離になった二人は破局してしまいます。 自分も音楽の道に進む決心をし、上京することになります。
奈々とナナはそれぞれ生まれも育ちも性格も全く異なりますが、 東京行き新幹線で偶然隣り合わせに なったのをきっかけに、意気投合してルームシェアをすることになります。
それをきっかけに二人の仲間や友人も交えての東京生活は、 楽しい出来事や辛い出来事の毎日。 沢山の困難を二人で支え合い、仲間や友人に助けられ、 協力して乗り越えていきます。 自分の恋愛に一直線の奈々。 自分の音楽に一直線のナナ。 果たして二人の未来はいったいどうなるのでしょうか!?

見どころ

奈々とナナの目線が入れ替わり立ち代わりで物語が進行しますが、場面によっては友人や仲間たちの目線になり、各キャラクターの心情が描かれています。
奈々の友人たちや元カレ。 ナナのバンドメンバーやライバルバンドのメンバーたち。 家族や、遠い土地にいるファンの子の人生までも物語に交差していきます。 キャラクター全員が個性的で強烈な性格をしていて、飽きのない展開です。 夢や恋愛だけでなく、とても少女漫画とは思えないシーンも出てきます。
奈々は父親が誰かあやふやな妊娠。 お腹の子を産むかどうするか問い詰められた奈々はそこでさらに成長します。
未成年売春問題。 さらに蒸発したと思われる母親が見つかった問題。 さらにさらに薬物依存症でドラッグが止められない問題。 浮気のような小さい問題から(小さいか?) 通事故で帰らぬ人がでてしまう大きい問題まで盛りだくさん。 その盛りだくさんな問題にどう二人が立ち向かっていくのかが、みどころです!

感想

個人的な感想は、「なんてオシャレな漫画なんだろう」です笑。 矢沢先生が描く漫画はとても繊細なのは、作品を見た方なら誰もが感じているはずです。
二人でルームシェアを始めたときの部屋の内装がまずオシャレ。 テーブルと椅子を川の見える窓際にDIYするなんてかっこよすぎます。 奈々のバイトするヴィンテージショップもオシャレ。 服装だけでなく家具が可愛いのなんの、、、。 オシャレな冷蔵庫に入っているビール缶までオシャレに見えてしまいます!
ナナの バンドのイメージでもあるパンク風のライブもオシャレです。 そのファンの子が着用しているロリータの服もかわいくってオシャレ。 ベッドシーンまでオシャレに見えてしまうのは、やはり矢沢マジックです!