歴史上の人物勢揃いマンガ「ドリフターズ」

最終更新日:2020-01-19

概要

漫画「ドリフターズ(DRIFTERS)」は「平野耕太」による「ファンタジー戦記」漫画。「2009」年より「ヤングキングアワーズ」にて連載。既刊6巻。「2016年10月から12月までアニメ化、TOKYO MXなどで放映された。」

登場人物

島津豊久

30歳。本作主人公で戦国時代の武将。薩摩弁で話す。関ヶ原の戦の敗走中に殿を引き受けて見事敵を撃退するも満身創痍のまま彷徨った先で異世界へと飛ばされる。性格は素直で実直ながらも薩摩武士らしく戦闘特化した思考の持ち主。あえて空気を読まないで行動していることもあるが、自分を律してきた結果であると認識されている。

織田信長

50歳。本能寺の変にて生き延びるために行動した結果異世界に飛ばされた。かの有名な第六天魔王。豊久が現れる半年以上前から与一と古城にて生活していた。魔王と称されるだけあって冷徹で狡猾ながらも長期的戦略・戦術眼は確か。人は利益のみで動くものではないと失敗から学び、豊久を王にすべく暗躍している。

那須与一

19歳。女と見間違われるほどの美形。容姿端麗なエルフの中にいても目立ち、エルフをして綺麗と言わせるほどである。信長と一緒に古城にて生活しており、最初豊久には蘭丸かと勘違いされていた。伝承に比べると食えない性格をしているが弓の腕前は伝承通り常軌を逸しており、弓の得意なエルフを上回るほどである。

菅野直

大日本帝国海軍のエースパイロットで史実における謎の失踪の際に飛行機ごと異世界に転移してきたものと思われる。性格は粗暴で「ばかやろう・このやろう」が口癖。調子が悪い飛行機のエンジンを殴りつけて再起動するなど力づくでの解決が得意。

土方歳三

幕末の新撰組副長。主人公たちとは敵対する「黒王」側に参戦している。士道を重んじる「武士」であるものの、戦国時代の豊久の価値観とは全く異なるものである。「薩摩」の「島津」である豊久に激しい敵意を見せるが、豊久からのとある一言に感慨を受ける。

あらすじ

ドリフターズは異世界にて史実の偉人たちが戦う戦記物である。主人公・島津豊久サイドは「漂流者」と呼ばれる勢力。転移に関わった紫は漂流者たちに特に何かを求めるわけでなく異世界で生きろと傍観する。古城にてであった豊久、信長、与一の三名はお互いに素性を話し合い、日本のその後と現状を話し合った末近くの村の惨状へと駆け付ける。そこには村を襲う人間と虐げられるエルフの姿があった。事情は知らないもののエルフに助勢する豊久と、現状に乗っかり国盗りの足掛かりとしようとする信長。見事オルテ軍を撃退した後にエルフたちを扇動する事にも成功する。エルフたちは男しかおらず、女は領主の館にとらわれていた。それは人質でもあり、エルフと言う種を絶やすための行為であった。領主の館を攻め落とした一行、戦争の習いと降伏したものに手を出すことを禁じる豊久であったがエルフへの扱いを見て激怒、一転して根切り(皆殺し)を敢行しようとする。寸でで請け負った信長の号令の下に一人を除いて関係者は皆殺しとなった。エルフたちのみならず、オルテにおいて亜人は虐げられており、戦力を集めるためにドワーフたちも救い出し、オルテへと反旗を翻す島津一党。領主を倒し、檄文を出し、戦力を整え根回しをした所で首都へと攻め入る。そこには島津一党だけでなく、黒王の手も伸びていた。

見どころ

何といっても見どころはキャラクターと戦闘ですね。一度は目にしたこともあるかもしれない「妖怪 首おいてけ」の元ネタは何を隠そう主人公、島津豊久です。戦国の武将としての独特の死生観を異世界に於いて全く受け入れられないのを気にせず自分の思うがままに走り続ける豊久のある種の潔さ。世界観としてはもうオルテは国としての限界を迎えていてボロボロ、そこに来て黒王が人間を滅ぼして人外の為の世界を作ると行軍しており世紀末も格やと言った状況においても何も気にせず、豊久は武士としてやるべきこと、やりたいことに一直線。そんな豊久をサポートしつつも苦労する信長、愉快そうに見守る与一の関係。そして戦闘が始まるとあの手この手で戦を有利に進めるノブの戦略と薩摩らしく一撃にすべてをかける豊久、常軌を逸した腕前を見せる与一。単に異世界人だからと言えない価値観の「狂った」日本人の姿がとても面白いです。

感想

流石平野先生として言えないですね。ヘルシングが好きな方は絶対読んで損はないですし、ヘルシング知らない方も一読をすすめます。人々を助けるなんてこれっぽっちも思ってない三人が中心になって人間の世界を滅ぼそうとしている相手と戦っていく。異世界だからと考えや行動を一切変えない、自分たちの価値観にそって自分たちのしたいことをどんな手を使ってもやっていく矢だが鉄砲玉みたいな人種が主人公たちです。敵方の「廃棄物」たちのほうがよっぽどまわりや世界のことを考えて人間らしく行動しているような感じがして最高に面白いですね。これからも漂流者・廃棄物問わず様々な偉人が参戦し、戦い消えていくかと思われますがどんな人物であっても必ず見どころ魅力があると期待でき、楽しみにできる作品です。