こんにちは、ニケです!
1982~1983年に『花とゆめ』にて連載されていた漫画、『翔んで埼玉』
がSNSなどで話題を呼び、ブームとなっています。2019年2月には映画が公開、現在大ヒットしています。
作者は、『パタリロ!』で有名な魔夜峰央(まやみねお)先生です。
埼玉県民である私も気になり、さっそく漫画を読んでみました!!今日はその感想をお話し致します!
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「翔んで埼玉」作者:魔夜峰央 【全1巻】
舞台は東京と埼玉。しかし、現実とは程遠い設定です。
なぜなら、「埼玉県は10年前までランプで生活していた」とか、「埼玉から東京に行くには通行手形が必要だ」とか、とにかく埼玉をディスった設定なのです。
主人公は麻実麗(あさみ れい)、白鵬堂百美(はくほうどう ももみ)という容姿端麗な男子2人です。
ネタバレになってしまうのでこの二人の詳しいプロフィールか書きませんが、この二人、次第にBL要素を含んでいきます。それもこの漫画の魅力の一つに思います。
埼玉をディスった名シーン
その① 埼玉のギャル
これが埼玉の「ナウイ」ギャルだそうです。私は埼玉県民ですが、こんな奴見たことないわ!(笑)
その② サイタマラリヤ
サイタマラリヤというのは、「小型春日部蚊」が媒介する埼玉特有の熱病だそうです。手当が遅れると死に至る恐ろしい病です。
感想
このような埼玉ディスりが随所にちりばめられた漫画です。でも埼玉県民の私が読んでも、全く嫌な気にはなりませんでした。
その理由として、潔いほどディスっているということが挙げられると思います。(笑)
遠慮なくディスり過ぎていて、逆に埼玉への愛を感じました。(笑)
現に作者の魔夜峰央先生、埼玉の所沢市に住んでいた事もあるようです。
所沢に在住中この漫画を描いていましたが、横浜に引っ越すことになり、他県にいながら埼玉をディスるのは気が引けるということでこの漫画を描くのを辞めたそうです。なので若干途中のような終わり方をしています。
また、冒頭でも申し上げましたが、主人公2人はなんだかBLな関係です。
きっかけは、アメリカ帰りの麻実麗が、挨拶代わりに白鵬堂百美にキスをしてしまうことでした。そこで白鵬堂百美は”目覚めて”しまうのです。
クールな麻実麗と、ツンとしているのに甘えてくる白鵬堂百美の関係が、なんだか読んでいてほっこりしました。
また、この『翔んで埼玉』の単行本には、「やおい君の日常的でない生活」「時の流れに」という2作品が収録されています。
こちらもクセのある作品でなかなか面白かったので、1冊で読み応えたっぷりな漫画と言えると思います。
ぜひ、皆さんも読んでみてはいかがでしょうか?