固定概念を捨てたスポーツ漫画「テニスの王子様」

概要

漫画「テニスの王子様」は「許斐剛」による「テニス・少年」漫画。「1999年」年より「週刊少年ジャンプ 」にて連載。全(既刊)「42」巻。「その他情報(テニスの王子様の続編となる新テニスの王子様が2009年からジャンプスクエアにて連載中。 )」

登場人物

越前 リョーマ (えちぜん りょーま)

青春学園中等部に入学した一年生でテニスの王子様の主人公
口癖は「まだまだだね」 得意技は一本足スプリットステップ、ツイストサーブ、ツイストスマッシュ等
先輩に対しても物事をはっきりと言ってしまう性格

手塚 国光 (てづか くにみつ)

青学テニス部の3年生で部長 中学テニス界でその名を知らぬものはいない全国区の実力者
口癖は「油断せずに行こう」 得意技は零式ドロップショット、零式ドロップショットのサーブ版零式サーブ、手塚ゾーン、手塚ファントム等
一切の妥協を許さない真面目な性格

不二 周助 (ふじ しゅうすけ)

青学テニス部の手塚に次ぐ準エースの3年生で全国区レベルの実力者
得意技はつばめ返し、羆落とし、白鯨、鳳凰返し、麒麟落とし、白龍等
穏やかな性格ではあるが、テニスに対する熱い気持ちを見せる一面もある

跡部 景吾 (あとべ けいご)

氷帝テニス部200人の頂点に立つ部長で3年生
得意技は破滅への輪舞曲(ロンド)、対戦相手の弱点を見抜く眼力(インサイト)
ナルシストでプライドと誇りを持っていて、勝利に対する貪欲な気持ちを人一倍持っている

真田 弦一郎 (さなだ げんいちろう)

立海のテニス部の副部長で3年生 幸村・手塚が不在時の中学テニス界の頂点に立つと言われる実力者
口癖は「たるんどる」 得意技は風林火山という四つに分けたプレースタイル
自分にも他人にも厳しい真面目で誠実な性格

あらすじ

テニスの王子様の主人公である越前リョーマは、アメリカ各州のテニスJr大会で4連続優勝という経歴を持つ天才少年でした。アメリカから帰国した越前リョーマは知り合いが顧問を務めるテニスの名門校である青春学園中等部に入学することになります。そこでは全国制覇を目指す全国レベルの実力を持つ部長の手塚国光や不二周助等の強力なライバルが多数おり、大会に出場するレギュラーメンバーに選ばれるためのランキング戦が行われていることを知ります。通常では1年生は入学後すぐに行われるランキング戦には参加できないという部内の決まりでありましたが、越前リョーマの経歴や類い稀な能力を鑑みて部長の手塚はランキング戦に越前の名前を含めます。上級生でもレギュラーではない部員には軽々と勝ってしまう越前ですが、レギュラーと試合を行うとそれぞれが持っている個性や特徴、得意技などを受けている中で改めて青学にきてよかったと感じます。それは様々なテニスを倒せるからです。全国でナンバーワンプレイヤーになるために部内も含めて誰にも負けたくないと負けず嫌いでテニスが大好きで誰よりも熱い気持ちを持つ1年生の越前が様々な試合や経験を通じて成長していくサクセスストーリーとなっています。

見どころ

テニスの王子様の見どころはそれぞれの登場人物の性格であったり特徴、得意技やプレースタイルがしっかりと確立しているところです。設定は中学生の部活ということもあり、随所に幼さが感じられるような話の展開があります。昔の中学時代の部活動を少し思い出させてくれるような内容が1つ見どころだと思います。あとはもちろんテニスの試合を描いている場面です。正直、現実的なテニスのプレーとしては考えられないようなプレーがほとんどです。さらにそれを中学生がしていると考えると現実味はありません。しかし、そういった固定概念を捨ててもらってマンガの内容として楽しんでもらえたらと思います。それぞれが得意なプレーや技をぶつけ合って、貪欲に勝ちに向かっていく姿は読んでいる人の心を熱くさせる内容になっています。

感想

テニスの王子様を読んだ感想としてはおもしろいの一言です。次々と登場してくる人物が想像を遥かに超えた得意技やプレーを持っており、超人的な技を持っている者同士の戦いであり、どういった試合の展開や結果になるのかがまったくわからないので、続きがとても気になる漫画です。試合が始まる前や試合中にでも選手たちはどんどん成長していきます。厳しい特訓をして新しい技を習得したり、試合中にピンチに陥った時に新たな技を習得したりしながら、勝てる見込みが少なかった相手に対しても逆転勝利をする場面が多々あります。プレーの内容としては現実的ではないですが、テニスという1つのスポーツに対する熱い気持ちを持つことや、試合の中で最後試合が終了するまで諦めない心など、この漫画を通じて感じることはたくさんあると思います。非常におすすめできる漫画です。