枢やな作「黒執事」19世紀末期のイギリスを舞台にしたダークファンタジー漫画

概要

漫画「黒執事」は「枢やな」による大人気執事ファンタジーコミック。2006年から月刊Gファンタジーにて連載スタート。全28巻。2008年からは第一期アニメ化、2010年には第二期のアニメが放送された。その後、実写映画化や「生執事」という名前の舞台も行われた大人気の物語である。

登場人物紹介

セバスチャン・ミカエリス

本作に登場する何でもスマートにかっこよくこなすファントムハイブ家の執事である。料理や洗濯・家事などのことはもちろん、歌やダンス、勉学などあらゆることを極めているスーパー執事である。

シエル・ファントムハイブ

12歳にしてファントムハイブ家の当主となり、実業家といては天才的な才能をもっている。わがままな性格ではあるが、執事であるセバスチャンのことは絶対的な信頼を寄せており、エリザベスはシエルの許嫁である。

メイリン ファントム

ハイブ家の女中であり極度の遠視。そのため普段は眼鏡をかけている。洗濯や配膳などの家事をしているが、よくお皿を割ったり失敗ばかりである。しかし、実は凄腕のスナイパーである一面もあり、普段とは目つきが変わることも。

バルド ファントム

ハイブ家の料理人。料理人といっても基本的に焼くことしかしないが食材を丸焦げにしてしまう程度の腕である。本作でまともな料理をつくっていない。しかし、バルドも実は超有能な兵士であったという経歴の持ち主。

フィニアン

フィニと呼ばれている。普段はとても明るく元気な性格である。ファントムハイブ家の庭師である。しかし、とても不器用で庭師としては半人前で庭の木を枯らせたりする。以前強制的に人体実験をされ、超怪力の持ち主となってしまったという過去がある。

あらすじ

この物語の舞台は19世紀英国。名門貴族であるファントムハイブ家当主のシエル・ファントムハイブとその執事セバスチャン・ミカエリスを中心に話が展開されていく。

ファントムハイブ家は「悪の貴族」と呼ばれており、シエルは「女王の番犬」という異名の持ち主でもある。
シエルは帝王学などを含めた教養・武術・品行など全て執事のセバスチャンから教えを受ける。

漆黒の燕尾服で常に完璧な執務を全うするセバスチャンは実は人間ではなく、悪魔なのである。

シエルは過去に、セバスチャンに自分の命を助けてもらう代償に魂を食わせ悪魔の契約を結んだのである。

そして、そのファントムハイブ家に勤める住人も曲者揃い。

メイリンは普段は女中として家事・洗濯などを行うが、失敗ばかり。セバスチャンに手間をかける。その反面、極度の遠視という特殊能力を持つ凄腕のスナイパーである。そんな彼女はセバスチャンに好意を寄せている。

ほかにも凄まじい過去の経歴をもった住人の集まるファントムハイブ家は様々な人間や組織、時には人間以外の悪魔などと戦いを繰り広げる。

コメディ要素も詰まっているバラエティに富んだ作品。

見どころ

一番の見どころは何といってもバトルシーン!
セバスチャンは見た目もカッコいいですが、華麗な戦闘シーンも見応え十分!
セバスチャン以外にも戦闘が得意なキャラも多く見どころ満載です。

ほかにも知略戦も見どころの一つです。
この作品は戦闘以外にも知略戦を用いたシーンが数多くあり、先の読めない展開が繰り広げられます!またイケメンキャラが多く、女性読者にとっては魅力的なキャラばかりなのではないでしょうか!

感想

本作の感想としては「最高!」の一言に尽きます。

女性だけでなく、男性も含めすべての読者が楽しめる内容になっています。そして他の作品にはない独特なストーリー展開が、読者を飽きさせません!

名門貴族当主と執事の話だけでなく悪魔といった人外的な要素も含まれ、ダークな内容ばかりでなく、何気ない日常を描いたコメディ要素も含むバラエティー豊かな作品となっているので、読者は話の続きが知りたくなること間違いなしです。大満足の作品です!