口裂け女とドラゴンボールシリーズ⑤

もしも口裂け女とブルマが出会ったら

この日も私は夜道に立つ。

心身ともに疲れ果てている。

息をするだけで体中が痛む。肋骨も何本かイってそうだ。

もはやここ何回かはマスクすら取らせてもらっていない。

しかしやらなくてはという強迫観念に駆られ、こうして路地で人を待ち伏せる。

内心恐怖している。ここ数日の出来事が私の心に大きな傷を残しているようだ。

すると路地に人が入ってきた。

女性のようだ。安堵の気持ちが押し寄せる。

その女性に声を掛ける。



私「私、キレイ?」



ブルマ「マスクしているからよくわからないけど、キレイなんじゃない?」



まともな反応が返ってきた。



私「これでもか!!」



とマスクを取ったは私は、やっとまともな人間に出会えた安堵感と久しぶりにマスクを取れた達成感に包まれ、気が付けば号泣していた。



ブルマ「どうしたの?話してみなさいよ。」



ここ数日の出来事や口が裂けてしまった原因など、堰(せき)を切ったように話す。



ブルマ「そんなことで悩んでいたわけ?いいわ、ついてきなさい。」



わけもわからずその女性についていくと自宅に案内された。とんでもない豪邸だ。

そして七つの宝玉を持ってきて何か儀式を始めた。

すると突然巨大な龍が空に現れた。



ブルマ「神龍、この人の裂けた口を治してあげて」



神龍「たやすい願いだ」



その瞬間、本当に治った。

信じられない…夢でもみているのか?

その後、女性に心から感謝し、改めてお礼に伺うことを約束して家路についた。



そして自宅の鏡を見て、私はこう思う。



できれば、怪我も一緒に治してほしかった・・・





追伸

これからは社会に貢献できるよう頑張って生きていきたいと思います。

今までご迷惑をお掛けした方々、大変申し訳ございませんでした。

現在は、顔に傷を負った人々を一人でも多く救いたいという想いで、医者になることを目指して日々勉強に励んでおります。