メリーさんの電話
ある家族が引っ越しをする際に、女の子が大事にしていたメリーという人形を誤って捨ててしまった。
女の子はとても悲しんだが、時間が経過するにつれ、人形の存在を忘れていった。
そんなある日、両親が外出中に1本の電話がなり、女の子がそれに出た。
女の子「もしもし。」
???「私、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの。」
女の子「え?」
ガチャ…
そこで電話は切れた。
するとすぐに電話がなり、受話器をとる。
女の子「もしもし。」
???「私、メリーさん。今、○○駅にいるの」
ガチャ…
○○駅とは女の子が住む町の最寄の駅である。
なぜ自分の最寄の駅を知っている?そしてメリーさんって昔私が大切にしていた人形の名前? と混乱と恐怖が同時に女の子を襲う。
そしてまた電話が鳴り響く。
女の子「…もしもし…」
???「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの。」
女の子「…」
ガチャ…。
すぐに女の子は窓から家の前を確認するが、誰もいない。
家の鍵が閉まっているか確認し、電話線を抜く。
しかし電話線を抜いた瞬間、
リリリリリリ…
恐怖でパニック状態の女の子は電話に出る。
女の子「一体なんなのよ!いい加減にして!!」
???「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの…」
飛影「残像だ」
メリーさん「はい!?」
飛影「めでたいやつだ、気づきもしなかったのか?」
ザシュ!
飛影「邪眼の力をなめるなよ」