ブラックコメディ漫画!「うらみちお兄さん」1巻ネタバレ

よい子のみんな〜!
裏表のあるお兄さんは好きかな〜?

教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道(おもたうらみち)31歳。
爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん”が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?

大人になった“よい子”たちに送る、哀しみの人生賛歌!

pixivコミック

1巻ネタバレ

うらみちお兄さんの子供達への言葉

うらみちお兄さんは、『ママンとトゥギャザー』という番組の体操のお兄さん。

JA●RACへの小さな抵抗でいつもの『ABC体操』を『うらみち体操』に変えたり、ノリ気じゃないことも全力で取り組む姿勢は就活で役立つから大事にすること、「現実逃避」「責任放棄」を「ポジティヴ」という聞こえのいい言葉に惑わされてはいけないことなどを子供に話していく。

うらみちお兄さんとウサオとクマオの関係

着ぐるみのウサオとクマオの中身はうらみちお兄さんの後輩。

3回呼ばれたら出てくるという台本通りにやって、うらみちお兄さんの喉がやられ、2回呼んだら出てくるよう楽屋で怒られる。次は早めに出るかとクマオは聞き、ウサオはプロとして怖い先輩より台本を優先しようとするが、うらみちお兄さんに無言の笑顔で見られ、恐怖に負けて胸ぐらを掴まれたまま引きずり出される。

後輩いびりをするうらみちお兄さん、それをやめてほしいと訴えるウサオ、息をするように裏切るクマオ。

それでも帰りに飲みに行く3人組。

いけてるお兄さんとうたのお姉さん

いけてるお兄さんは番組の歌のお兄さん。低レベルな下ネタが大好きで、「チンダル現象」という言葉を知ってうらみちお兄さんに教えに行く。

一人で笑ういけてるお兄さん、それに追い討ちをかけるうらみちお兄さん。

整うまで、番組はうらみちお兄さんとうたのお姉さんの2人で進行する。うたのお姉さんは、番組の歌のお姉さん。

売れないお笑い芸人の彼氏と同棲6年目で、結婚したいのにできない。番組のお便り紹介のコーナーで「結婚するなら、いけてるお兄さんとうらみちお兄さんのどちらがいいか」という質問に対して、表面や面白さだけで男を選んではいけないと言い、お兄さん2人を地雷案件のような言い方する。

うらみちお兄さんのお友達・小鳥さん

お友達の絵を描くコーナーで、うらみちお兄さんが夢に8割くらいの頻度で出てくる小鳥さんを描き、後に小鳥さん人形が「うらみち相談室」の進行役になる。

小鳥さん人形を使って進行するのはウサオの中身。

うらみちお兄さんの無趣味をいじる小鳥さんに対して言葉でやり返し、よい子のみんなへ「自分だけが窮屈だと感じても世の中が調整してくれるから大丈夫」と言ってコーナーを締める。

うらみちお兄さんは子供の声を利用して不満を解消しようと思い、小鳥さんをどう思うか聞くが、「気持ち悪いけど、うらみちお兄さんの友達だから、友達のことは大切にしないといけない」と言われ、ついでに「人間の友達も作った方がいい」とも言われる。

ジョキンダーとバイキンダー

番組の新コーナーで、子供達に手洗いうがいの大切さを教える。手を洗わずにおやつを食べてお腹がいたくなるうたのお姉さん。
うたのお姉さんのお腹で悪さをしているバイ菌をやっつけてもらうため、みんなでジョキンダーを呼ぶ。

いけてるお兄さんが演じるジョキンダーが登場すると、うらみちお兄さんが演じるバイキンダーも登場する。

ジョキンダーがバイキンダーをやっつけるため、除菌シャボンという名のボールを投げるとバイキンダーの顔面に直撃する。

子供達も一緒になって除菌シャボンを投げると、バイキンダーは子供達のために自分から当たりに行く。とどめにジョキンダーがバイキンダーに連続で除菌シャボンを当てて、バイキンダーは退場し、うたのお姉さんのお腹も痛くなくなった。

そして、今度は手洗いうがいを忘れないよう呼びかけて終了。

うらみちお兄さんはボールをぶつけられたあざで、みずたまお兄さんになっていて、それを知って心配したいけてるお兄さんが楽屋に来て謝る。

このコーナーを続けたくないため、不評だといいなと2人は話す。あざだらけのうらみちお兄さんをみずたまお兄さんと言ったのがウサオの中身の兎原とバレていて、うらみちお兄さんに威圧される。

死亡フラグが立つコンサート

子供達が楽しみにしているコンサート当日、振付師が気合いを入れてリハーサルをしまくり、本番前に死にかけてフラグを立てていくお兄さん達。

コンサートが始まり、ウサオとクマオの挨拶、いけてるお兄さんとうたのお姉さんによる歌、うらみちお兄さんが跳んだら回ったりしながら、昔誰かに言われた「優しくない」という言葉が今でも心に残り、よい子のみんなに「優しさが他人に干渉することを言うのなら、無理に優しい人にならなくていい」と伝え、一旦退場する。

うたのお姉さんが歌う中、猫の姿になってうらみちお兄さんが現れ、いけてるお兄さんは魚屋の姿で現れ、コンサートは順調に進んでいく。

それぞれの休日

コンサート翌日の休日、クマオの中身の熊谷は釣りに出かけ、いけてるお兄さんは切らしたオリーブオイルを買いに行き、近くで電話していた人の「チンご飯」という言葉に吹き出す。

うたのお姉さんはお笑いを観に行き、兎原はパチンコに出かけ、うらみちお兄さんは兎原の予想通りジムに行っていた。

熊谷が魚を釣れたということで、兎原は実家の酒屋から送られてきたお酒とパチンコの前に出ていた屋台で買ったクロワッサンたい焼きを持って、うらみちお兄さんの家へ。床に置いてあるダンベルに兎原が足の小指をぶつけて悶える中、熊谷が到着し、2人の会話を聞きながらタバコを吸って笑顔を見せるうらみちお兄さん。

感想

子供向けの爽やかそうな番組のわりには、大人がみんな心に闇を抱えて表に出てきちゃっている感じが、ギャップがあって面白いです。

子供達の純粋な反応も面白く、2話でいいこともないのにニコニコ笑ううらみちお兄さんに対して「うへぇ」と返すのが可愛いです。
癖の強いキャラばかりですが、ハマってしまう魅力があって、好きです。