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【劇的な復讐!?】漫画「王様ランキング」ネタバレ4巻

王様ランキング
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王様ランキングの舞台は、剣や魔法、魔物や呪いの存在する中世ヨーロッパのような世界。まあRPGの世界と思ってもらうとわかりやすいです。その世界では、各国王に順位を付けた「王様ランキング」が存在していました。
主人公のボッス王国の王子ボッジは体が小さく、短剣すらまともに振れないほどに非力で耳が聞こえず言葉も話せません。彼の周囲は「次期王の器ではない」と陰口を叩き、彼は空しい日々を過ごしていました。
しかし心を許し合える唯一の存在・カゲとの出会いをきっかけに、ボッジは前を向いて進み始めます。王様ランキング1位を目指して、周囲の人たちとともに、お互いに大きく成長していくのでした。
そのボッジは実の弟ダイダに、王位継承を奪われて、裏切りにより盟友カゲとともに底無しの大穴に落とされてしまいます。ガンバレ!ボッジ。

4巻ネタバレ

■あの超人といわれた、ボッジとダイダの父親であるボッスの劇的復活

自分の兄だあるボッジから王様という立場を奪い取ったダイダも、安泰ではなく、兄同様に奪われる側の人間だったのでした。黒幕だと思っていた鏡のなかの人物は、ミランジョでした。そのミランジョの命令に従って王の槍・アピスはダイダを気絶させてしまいます。えっと、いう展開ですが、話はドンドン進みます。そのミランジョの目的は、なんとなんと……それはボッジとダイダの父親であるボッスの復活だったのでした。

そして、その魂の入れ物として、ダイダの肉体が使われてしまうのでした。気を失ったダイダは椅子に拘束され、無理やりボッスの力を得る事ができる秘薬を飲まされてしまうのでした。どんどん、話は展開していくので、目を離す余裕が全くありません。ダイダが秘薬を飲み干すと同時にミランジョが遂にその秘密を明かしていきます。何を隠そう、それは力を強くする薬ではなく死んだ者を復活させる秘薬だったのです。

そして飲んだ人間は復活してくる人間に乗っ取られてしまうのでした。
そんなの、ダメだろうの世界なのでしたが、どうしようもありません。VOL.3で兄をだまし討ちにして、極悪非道のやつとまで思っていたダイダがとても可哀そうになりました。
昔、話の展開が早い映画のことをジェットコ-スタ-ム-ビ-と言っていましたが、まさにそのものの展開になりました。あああ・・哀れ・・ダイダであります。一寸先は闇でした。目を覚ましたダイダは拘束しているロープを力技で解除。ダイダの体を入れ物にして復活を果たしたのはボッジやダイダの父親であるボッスだったのです。

蘇った超人王ボッスは、復活の狼煙を上げるのでした。

■パワ-アップしたボッジ誕生!

ボッジはデスパーとの秘密の修行をこなしていきました。そしてついにその修行は完了しました。ミッションコンプリ-トです。想像外のことが起きました。ボッジが自分自身の非力でも扱える武器として選んだのはフェンシングに用いれられる刀身が極細の剣です。これは、超軽量です。

一体、今までのつらい修行は何だったの・?ちなみにフェンシングで使う剣は重量が500グラム以下なので、デスパーは何を目指していたのか、盟友となっているカゲも文句の一つも言いたくなるのでした。
カゲの不安は的確でした。今のボッジは無敵になったと自信満々のデスパーですが、刀身は細く、柔靭(所謂、ふにゃふにゃなので、戦いの場で鎧などを切り裂くのは務かなり難しいことになるのでした。

ボッジ達一行の修行成果を見ることが出来る事柄が、発生するのでした。超軽量の刀剣しかもっていないボッジにその局面を乗り切ることが出来るのでしょうか?酒場で酒を楽しもうとしていたボッジ達にアバン三兄弟といった荒くれ者が喧嘩を売ってくるということが発生しました。


ピンチ!ピンチ!ピンチ!です。ところが、どっこいです。ここでボッジの修行の成果がいかんなく発揮されるのでした。ボッジは、ななななんと、剣を使わず、超非力なパンチで屈強な三兄弟をダウンさせていくのでした。それか!!と叫んでしまいそうでした。
ボッジの戦い方は最低限の力で最大効率を求めるということを愚直に実施していました。つまり人間の弱点を狙う事で、まあ合気道の極意を駆使して、襲いかかってくる相手の力を利用して戦ったのでした。

突然、合気道の達人になれるわけでもなく、脳しんとうを起こさせて相手をダウンする事は可能でしたが、やはり非力のボッジではだんだん、そのやり方ではきつくなってきました。立ち上がったアバン三兄弟の一人が斧を手にしてボッジに襲いかかろうとします。

ピンチ!ピンチ!ピンチ!です。ここで遂にボッジが県を抜くのでした。ボッジは剣で相手の急所を一突きし、相手を気絶させるのでした。事に成功。生まれ変わったボッジの力をまざまざと見せつけるのでした。

その事については、ボッジの剣についてデスパーが詳しくカゲに解説をするのでした。その後、ボッジのコ-チ役だったデスパーはアバン三兄弟の下へ行きます。何を隠そう、アバン三兄弟を金で雇って、ボッジに試練を与えていたのでした。まあ、デスパーは、意外といい人だったのです。

王様ランキングは、とことん悪い人が出てこないのは、本当に素晴らしいと思います。

■王妃を守る為に、パワ-アップしたボッジ、王国に戻らんとするも、そこには復活したボッスが・・・

ついに人を守る事ができる力を身につけたボッジは、盟友カゲと相談しボッス王国へ戻ることを決めました。一方、王国には復活を果たしたボッスがいます。そしてその姿はダイダの姿をしています。そうです、物語はどんどん複雑な展開になっていきます。

王妃であるヒリングの暗殺計画が着々進んでいくのでした。なんとか城に戻ったホクロはボッジがドーマスに殺されたと王妃ヒリングに報告します。すると、本当はボッジに愛情深い王妃ヒリングは、怒り爆発です。ボッジを守れなかった罰としてホクロを死刑にする事にするのです。

無茶苦茶ですが、王室はANYTHING OKなのですね。その後、今度はそのホクロを助けようと心変わりしたドーマスが城内に忍び込んでいました。闘争能力の高いドーマスは一瞬の隙をついてホクロを奪還します。そのときに、城内から立ち去ろうとすると立ち塞がるものがいます。

ボッス(体はダイダ)が仁王様のように立ちはだかるのでした。超人王ボッスに勝てるわけもなく、王妃ヒリングは死刑を命令するのでした。あああ・・・・万事窮すかという展開ですが、なななんとボッスが死刑を抑止したのでした。そして、ボッジが生きている事を王妃ヒリングに伝えていきます。


ここからの復活王ボッスの動きが怪しげです。魔法の鏡であるミランジョに今、世界で誰が一番強いのかを占ってもらい、世界一の強者は冥府で修行を終えたボッジだったことが判明しました。息子が自分を越えた事が嬉しかった様でした。そして王妃ヒリングに自分がボッスである事を告白するのでした。

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感想

王様ランキングに出てくる主人公はとことん悪人というのは出てきません。とことん善人というのもいません。
ただとことんお人よしというのはある意味ボッジが当てはまるかもしれません。体を乗っ取られたダイダは悪い方に振られやすいですが、完全悪人ではありません。
ただ ボッジ、ダイダのおやじである超人ボッシは本当は完全悪人ではないかという話の展開がもとてもわくわくさせます。つい次の巻に、移って次を読みたい、となってしまいました。