【第5話『狩猟1333』ネタバレ】
朝廷にて歓迎される足利高氏
あまりにも鮮やかに鎌倉幕府を打倒してみせた足利高氏は、それまで幕府に抑圧されていた後醍醐天皇以下朝廷において熱烈な歓迎を受ける。
その功が称えられ後醍醐天皇直々に足利高氏から足利尊氏へと名前の変更を許される。
さらには朝廷で官職を許されるが、尊氏は自分ではなく、部下たちに朝廷での仕事を譲りたいと申し出る。
そんな尊氏の謙虚な姿勢ととろけるような穏やかな笑顔に朝廷はたちまち尊氏に魅了されてしまう。
その後足利家城内に戻った尊氏に執事の高 師直(こうの もろなお)が声をかける。
「幼少のころからお仕えしておりますが、殿の笑顔は最近ますます人間離れして参りましたな」
その言葉にたわごとを申すなと言う尊氏の目には涙が流れる。
そして見開いた目には9つもの眼球がびっしりと詰まっている。
まるで人外のような面持ちをあらわにする尊氏。
ここから尊氏とその郎党達(家来たち)は少しずつ朝廷の浸食を始めるのであった。
時行の郎党達
諏訪頼重は時行に郎党、つまり主従関係を結んだ命がけで戦う配下を集めることの必要性を説く。改めて頼重のご一行三人を時行に紹介する。
孤次郎
同世代随一の刀の使い手であり、いずれは軍を任されるだろう人物
亜也子
怪力無双・芸才にも優れている。
世話係として陣中の共に
雫
頭が切れ多くの秘術も使いこなす。
執事として家全般の取り仕切りを。
三人とも時行と同い年で頼重自慢の人材である。
頼重はひとまず彼らと家族同然で時を共にし、強固な信頼を築くことにより強い郎党を作るよう提案する。
そして今後も同様にして優れた者をどんどん誘い郎党を増やしていくよう付け加える。
郎党たちとの狩り
早速時行と郎党達は4人で何かをやろうか話し合う。
郎党達は時行の命であれば何でもすると言う。
そこで時行は「おにごっこ」をやろうと提案。
しかし郎党達はそれを早速拒否。
そしてそれぞれがとんでもない提案を始める。
「足利に寝返った者の家の中でクソしながら転げまわる(by孤次郎)」
「誰かが死ぬまで腕立て伏せゲーム(by亜也子)」
「アリの巣穴に限界までおはじきをねじ込む(by雫)」
そして亜也子からやっとまともな提案が。
その提案は「狩り」
早速4人は狩りを始める。
時行は兎を標的に弓を放つ。
しかし惜しくも外してしまう。
木々により見通しが悪いため、見事な剣さばきで枝を斬る孤次郎。
続けて亜也子が大きな石を片手で放り投げる。
しかしこれも惜しくも外れてしまう。
しかし次の瞬間、兎は時行たち以外の何かに狩られてしまう。
その何かとは猪のような牛のような巨大な獣だった。
そしてその巨大な獣が時行たちに襲い掛かる!
感想
尊氏の目に9つもの眼球が詰まっている描写が何とも不気味でした。
そしてこれは何を意味するのでしょうか?
尊氏が悪魔のような人間であることを表すための描写だったのでしょうか?
それとも本当に人間ではないのでしょうか?
まだ現状この漫画が現実に近しい世界なのか、ファンタジーよりなのかが掴めていないので、判断しづらいところですね!
それでは次回をお楽しみに!