最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか | ||||
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こんにちは、ぽむです!
前回のラスト、「皆さまを殴ってよかった」というセリフのインパクトはすごかったですね!
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前回のあらすじ
夜会でのスカーレットの大立ち回りにより、カイルとの婚約は正式に破棄、カイルは王家を離れ、取り巻きたちも全員摘発されることになった。王、ジュリアス、レオナルドは、カイル派の悪徳貴族たちを秘密裏に調査していて、実はシグルドもその仲間だった。しかし、カイルを裏で操っていた宰相ゴドウィンがまだ処罰できていなかった…。
5話のネタバレ
スカーレットの寝込みを襲ったメイドは、物置小屋に拘束されていた。そのメイドはナナカという異民族の娘で、三ヶ月ほど前からヴァンディミオン家で働いていた。一緒に働くメイドたちも彼女の仕事を評価していて、暗殺者には見えなかったと言う。
執事長のセルバンテスも同意見だったが、「そのように人を騙して取り入るのも技能の一つ…」と何か知っている様子。ピンと来たスカーレットは一人で物置小屋に行き、自ら事情を問い糾すことに。
スカーレットが物置小屋の扉を開けると、ナナカの姿は無く、縛られていた縄とメイド服だけが残されていた。そして暗闇に隠れていた狼がスカーレットに飛びかかろうとする…!
…しかし、スカーレットは狼を手刀でゴスッと叩き、おすわりを命じる。
スカーレットに飛びかかろうとした狼=メイドのナナカであると、スカーレットはセルバンテスの言葉から気付いていたのだった。
狼に変身する能力を持つ『獣人族』。スカーレットも知ってはいたが、見るのは初めてだった…。警戒するナナカに、動物を殴るのは気が引けるから、人間の姿になってくれたら…と言うスカーレット。ナナカが人間に変身すると、実は少女ではなく、少年だった。
ナナカの胸には、『奴隷紋』が刻まれていた。ナナカは誰かに服従させられている…。
スカーレットはナナカを服従から解放する代わりに、奴隷として雇った人のことを全部話してくれないかと交渉する。そんなことできるわけがないと思っているナナカは、解放できたら何でも言うことを聞くからやってみろ、と息巻く。すると、スカーレットは自信アリげにナナカの上に馬乗りになる。そしてナナカの胸の奴隷紋に手を当てると、周囲が光り始めた…!
…しばらくすると、ナナカの体から奴隷紋が消えていた。スカーレットは、時の神クロノワの加護の力で、時間を遡らせたのだった。
『加護の使い手』は『獣人族』よりも希少で、王家がスカーレットを失いたくない理由は、この魔法よりも強力な加護の力が大きかった。夜会でスカーレットが倒れてしまったのも、動きを加速させるためにこの力を使ってしまったためだったのだ。
驚くナナカに、スカーレットは加護の力については秘密だと約束する。秘密は守ることを誓い、全て話すナナカ。スカーレットの暗殺を依頼したナナカの雇い主は、やはり宰相ゴドウィンだった…。
武者震いするスカーレットは、その3日後、ジュリアス、ナナカとともに、宰相ゴドウィンとつながっている奴隷商を貧民街で探し始めるのだった…。
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感想
ナナカは狼に変身できる獣人族で、スカーレットは魔法よりも強力な加護の使い手だったんですね…怒涛の展開…!!! そして諸悪の根源はゴドウィンのようで…。一筋縄じゃいかなそうだなぁ…。
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