「小説家になろう」にて2020年2月時点で「270,000ポイント」オーバー。更に2020年2月時点で、「総合日間、週間、月間、四半期、年間ランキング」で1位を獲得。
溢れる知性とチートスキルを持つ、最強貴族の「ノア」が異世界を駆ける、異世界貴族転生ファンタジー漫画。
貴族転生 1巻のネタバレ
十三王子として生まれたノアは本来帝位継承に絡める立場ではないため、自分に与えられた領地で自由気ままに過ごしていた。 しかし皇太子が皇帝より先に死んだことにより、帝位継承は残った王子らで公平的に争われることになった。 ただの王子として気ままに生きたせいで最強の力を得たノアは、その力でつい他の王子達を圧倒し、やがて地上最高の権力者である皇帝になってしまう。
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1巻:1話「ミーレス帝国十三親王ノア」ネタバレ
気がつくと、まともに体を動かず…
レベルが「1」に戻り、目の前には陛下がいた。
そして名前は「ノア」とつけられ、適性は”水”になった。そして水のランクは”SS”。こうしてレベルの最大値無限である
「ノア・アララート帝国十三親王」
つまり村の青年から”貴族”に転生した。
数年が経ち、ノアは6歳になった。
朝ベッドを降りるとメイドが着替えをさせてくれ、「水の一族」が多く住むアルメリアを封地する立場になった。
貴族に転生し6年でわかったことは、皆んなに見えている水のステータス「SS」が、自分には「E+S」で見えていた。
このステータスは部下次第で変わり、部下をもっと増やすことで強くなることがわかった。
そして転生前はレベルの最大値が「8」だったが、貴族に転生後は「∞」となり無限に成長可能だと示していた。
転生前の記憶もあるため、6歳であるノアはすっかりと落ち着きがあり、周りからは「あれが王者の風格ってやつなのかもね」と噂されていた。
ある日、使用人の「ゾーイ」がノアの身体を洗っているときに元気が無いことに気づく。
ノアは聞いてみると、ゾーイの「実家の畑が洪水で流されてしまい独り身の母が食べていけなくなってしまった。 そのためゾーイが遊郭に行くしかないかと…」とノアに話す。
すると6歳であるノアは立ち上がり、「これよりお前の母親は屋敷の…そうだな裏門の戸締りを任せる その仕事で1ヶ月10リィーンやろう」とゾーイに話した。
ゾーイは「10リィーンなんて普通に働く男性が稼ぐような金額…」と驚くが、更にノアは「都の西外れに空き家があったな そこを母親と使え」と住居まで渡したノアだった。
実際にノアは使用人が遊郭へ行き、”親王の世話をした女”を売りにしてることがあったら十三親王の名が落ちることを懸念していた。更に皇帝からの叱責だって飛んでくるかもしれないと考えており、一生使用人でいてもらうように考えていた。
更に使いである「ディラン」を呼び、洪水で被害を受けている「ドッソ」び土地を買えるだけ買って来いと命令する。
ノアは洪水のあとに、立ちゆかなくなった家から金を巻き上げようとする商人が現れることを恐れ、「その前に保全しろ」と必要なお金50万リィーンを追って届けるように伝えた。
数日後、父上である皇帝に呼ばれ「お前 村を丸ごと一つ買ったようだな」と話され、皇帝の情報の早さにビビっていたノアだった。
しかし皇帝からは、「天災と人災で二重になった惨状の後始末をせずに済んだのだ」と感謝された。
そして都の30歳平均年収が120リィーンだが、ノアは褒美として年間9000リィーンに上げてもらえることになった。そして「良くやった これからも世の力になってくれ」と褒められたノアだった。
そしてノアは、人も物も金もあらゆるものが集まるミーレス帝国の都市にやってきた。
以前に宦官のシーズが売り出し中の歌い手の話を聞いたこともあり、歌手の「アリーチェ」のところに向かった。
技術は途上の域だが、真剣に真面目に歌ってきたことを悟ったノアだったが…1人の客が「やめろ やめろぉ!」とアリーチェに対しケチをつけた。
そして「おめーの父ちゃんが作った借金はこんなんじゃ返せねぇだろぉ!?女なら女の稼ぐ武器があんだろぉ!?」とアリーチェの胸ぐらを掴む。
そんな光景を見たノアは、「親の借金を子に肩代わりさせてはならない 父親の借金を娘にそれも身体を売って返せってのは歴とした罪だ」と伝える。
それでも6歳のノアに対してケチをつけた男は殴りかかろうとしたため、
ノアは”スプラッシュ”と呼ばれる魔力の有無に関係なく魔法を発動できる玉で追い返すことに成功する。
そしてアリーチェに対し、
「毎月25リィーン渡すから安心して歌え 上達したら増やしてやる」と助けた。
屋敷に帰ると、先ほどのケチをつけてきた連中とそのボスが土下座していた。
ノアは見て見ぬフリをして屋敷の中に入ると、「ヘンリー兄上」に外の連中のことを聞かれ状況を話す。
そして「俺がまだ怒ってると思わせた方がアリーチェに手出し出来なくなる」と伝えると、ヘンリー兄上は「ほうそこまで考えていたのか!」と感心する。
それとは別に以前、ヘンリー兄上が持ってきた魔剣「レヴィアタン」のことで話があると言われ「レヴィアタンには意思がある」と伝えられる。
ノアは使いに魔剣「レヴィアタン」と持って来させ、「俺のものになれ」と念じ上下関係をしっかりさせた。
そして魔剣レヴィアタンを完全に屈服させ、ステータスは水「SSS」になった。
1巻:2話「水の魔剣」ネタバレ
ノアは大きな魔剣レヴィアタンを、更に力を込めてサイズを変えることにも成功。これを見たヘンリー兄上「前代未聞だ…国宝という体で隔離して200年 その前の記録も残ってるがこんな事はなかった…」と驚きを隠せなかった。
ノアは今夜開かれる自分が主賓である「第三宰相」が開く宴会に足を運ぶ。
行く途中にアリーチェに喧嘩を打った輩がいたがレヴィアタンの威嚇で一気にひざまづく輩たちだった。
レヴィアタンは国宝の魔剣ともいうこともあり、ノアが使えるようになった事は宴会でも非常に評価が高かった。
しかし剣そのものを振るえるようにならなければ格好がつかないため、試すことにするノア。
大木を前に一振りで凪倒す。
更に魔法を発動する魔道具スプラッシュも加え、レヴィアタンを振ると「ドォォォ」という音と光が。
とっさに下に剣を向けたが、そこには大きな穴が。
1巻:3話「屈服」ネタバレ
ある日、ノアの領地出身の出世頭である「マーレイ」が訪れてきた。
この男はホージョイと呼ばれる地を、洪水で荒れてから治水に行けと陛下に命じられていた人物であった。
しかしノアのもとに来た理由は、財務省がなんだかんだ理由をつけて予算が下りて来ないため袖が振れない状況だという。
するとノアは「ついてこい」と席を立ち、財務省長官である「メイブリック」のもとへ訪れた。
そして入りから舐められているノアは、「子供に言っても分からないなんてほざくつもりなら 今すぐその口を閉じろ」と強気な態度で入る。
メイブリックはお金を出さない理由に「昨年の水害で陛下が税金を免除した。つまり浮いた税金がある それを使えば宜しいというのが財務省の見解ですな」と言うところを、
ノアは「お前 俺を舐めてるのか!?」と伝え「水害に遭った 陛下は税を免除した なぜか 取れる税がないからだ」と。これにはメイブリックも手が止まった。
しかしメイブリックは更に話を変え、「陛下の避暑地を新造するという話があり、それには膨大な金がかかります その為国庫はカツカツ」と話していると、
ノアは「だまれ それは大不敬罪だぞ?陛下を…父上を暗愚の君にするつもりなのか?陛下に俺が直訴してきた方がいいか?」と脅しをかける。
こうしてメイブリックは最優先でホージョイに予算を出すことに動いた。
ノアは一歩も動く事なく、財務省を屈状させてしまったのだ。
帰り道にノアは陛下に呼ばれ会いに行くことに。
すると財務省から出てきたばかりだが、陛下のもとへはメイブリックを叩き潰した話が入っていた。
「まだ6歳なのに すごいな」と褒められるノアだった。
そして陛下は魔剣レヴィアタンを手名付けていることも褒め、「ノーブル」と呼ばれる帝国トップである剣豪を呼んだ。そしてノーブルの下で励めと師匠を付けてくれた。
ノーブルは「早速ですが殿下 まず素質を確かめさせて頂きたく」と剣を構える。
陛下は「まだ何も教えていない子供だぞ!?」と心配するが、ノーブルは「どこからでも斬りかかってくるといい!」と真剣に素質を知ろうとしていた。
1巻:4話「戦士の国」ネタバレ
剣を振りかざし、ノーブルが素質を見ていた。そして「やるではないか」といった次の瞬間、ノーブルの剣が飛ばされた。
ノーブルは陛下に「私には殿下に教えられるものは何もありません」と伝え、続けて「殿下の力も速さもそれは全て子供のものでございますが、剣の技は既に達人の域に達しておられます」と完敗を告げた。
そして陛下は「今年の騎士選抜 メインの選考官をノアにやってもらおう!」と伝えた。
騎士選抜とは帝国の年に一度の大イベントであり、各地の予選から勝ち抜いてきた人間が帝都で死闘を繰り広げる。そして勝ち残った者には騎士の照合が与えられて一気に上流階級の仲間入りを果たすイベントであった。
そして勝ち抜いた騎士の最初の仕事は選考官の部下になるため、都合がいいと思っていた。こうして勝ち抜いた強い騎士が部下につけば俺はもっと強くなれると微笑んでいた。
そしてどういった方法で選考をするか聞かれたノアは「帝国各地の予選を全て帝都で目の前でやってもらおうと思います 才能を見逃したくないのです」と陛下に伝え、感激され任されたノアだった。
そして更に旅費と滞在費を全てノアが持つように手配する。
騎士選抜のことを考えながら街を歩いていると、第八親王である兄の「オスカー・アララート」が馬車を止めノアに気づいた。そして親王の中でも最も善人と言われているオスカーと買い物に行くことに。
買い物に向かった先はコバルト通りと言われ、帝国中の骨董品が集まってくるといった貴族のたしなみとされる場所だった。
ある一冊の本を手にしたノアはステータスの風に「+」がついたことで3リィーンで購入したが、オスカー兄曰く、「大魔術師アンドレアの魔術書」の原典であり1千リィーンであるお宝であることを告げられる。
そしてノアはレヴィアタンが教えてくれたと、本に魔剣レヴィアタンを近づけると…
本から魔物が飛び出してきた。
1巻の感想
貴族に転生し、元の記憶があるにしても落ち着きがすごい。そして堂々と貴族としていき、実績を積み上げているノア。見てて安心ですぎる1巻になっていました。
国宝である魔剣レヴィアタンも味方につけ、最強の座に近いですね。
しかし最後に現れた。初めての敵。魔剣レヴィアタンとノアはどう戦うのでしょうか。2巻「風を極めた大魔術師の怨霊」と戦うのが気になります。