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なれの果ての僕ら 1巻のネタバレ~人間の心理を突く実験~

なれの果ての僕ら 1巻のネタバレ

事件は52時間後に解決した。その間、12人が死んだ。――閉ざされた教室で、ヒトは獣になったのだ。同窓会のために母校に集った四ノ塚小学校元6年2組のメンバー27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は夢崎みきお。「極限状態での善性」を問う実験は、薄皮をはぐように、人間の本性を暴いていった。疑惑、欲望、暴露、復讐、そして裏切り。道徳を糾弾する、倫理崩壊サスペンス。

https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156740222662

1巻:1話 「善悪の彼岸」ネタバレ

約3日間に及んだ四ノ塚小学校の旧校舎で起こった立てこもり事件は機動隊の突入をもって解決された。
首謀者は「夢崎 みきお」16歳であり、同窓会と称して小学校時のクラスメイトを8月19日に呼び集め監禁。

事件発生後1名が硫酸による化学熱傷及び、呼吸困難により1名死亡。更に毒物による中毒死で2名死亡
事件2日目、仲間同士で殺し合いを始め2名死亡。そして首謀者である「みきお」も死亡。首謀者が死亡したにも関わらず、2日目の夜に2名が投身自殺
事件3日目、激しい争いにて2名が死亡。

事件解決までに計12名が死亡した。

事件発生の2週間前から物語が始まる。
高校生の「ネズ」は小学校の同級生であった「未来」と付き合っていた。そしてネズは未来に勉強を教えてもらっていて、イチャイチャしていた。

そんな2人のもとに「四ノ塚小学校6年2組」の同窓会の招待状が届いていた。
主催者であり、事件の首謀者である「みきお」のおかげで小学校時の6年2組は最高の1年間を過ごせていた。そのためネズと未来も参加を決めていた。
しかし付き合っていることを内緒にするため、別々に向かうことを決めていた。

当日、懐かしながらも取り壊し予定の四ノ塚小学校の旧校舎に足を運ぶネズ。みきおの抜かりない性格もあり、「同窓会会場はこちら」などの看板までも準備してあった。
そして教室に行くと、懐かしの6年2組のクラスメイトたちが顔を揃えていた。

懐かしの話をしながら、高校生になった話をお互い楽しんでいた。
更には人数分の布団も準備、仮設シャワーまでもみきおにより準備してあった。

そして主催者のみきおもロッカーからと派手な登場を見せ、担任の先生と6年2組全員が集まった。
しかし「谷口」がいないことに気づいたが、みきおが「谷口君ならこの教室にいるよ」と教室内の段ボールをあけるように指示した。
そこにはバラバラになった谷口の死体が。

みきおは、「谷口君は同窓会に来ないって言うんだ それどころか妨害までしようとしてきたからさ 僕が殺した」と笑顔で話す。
いきなりのみきおの言動にパニックになり、
「タカポン」が教室を去り階段を下りる。
すると階段の踊り場で「プシュー」と硫酸のミストが出て、顔が溶けて死亡した。

そしてみきおは銃をみんなに突き出し、妨害電波を辺り一帯に流し、逃げようとしたら他に仕掛けがあることを脅す。
この前パニックホラーの系の映画を見て、「人の善は極限状態でどこまで耐えられるか」実験したくなった。だから6年2組の最高なメンバーを集めて、3日間拘束することにしたと話すみきお。

そして実験を始める。
みきおはネズを脅しながら「シロップ」といい瓶に詰まった液体を飲ませた。
「ネズは毒入りシロップを飲んだ このままだと5分後に苦しみだし死亡する 解毒剤を渡すには今から指名した人が同じ毒を飲まなきゃならない」と実験をスタートさせた。
毒の請け負いリレーが始まった。

1巻:2話 「仮面の告白」ネタバレ

そして毒のリレー全部で7回せ以降で実験終了とみきおが改めて実験のルールを説明する。

いざ実験が始まると問題は起きた。
完璧だった委員長の「橘」が毒を飲むことにより、次に「雨宮」という少女が毒を飲まないといけないことになった。しかし雨宮は極限状態になりずっと委員長にいじめられたことを告白し、クラスがバラバラに。委員長が何とか罪を認め、雨宮は毒を飲み助かったが…完璧であった委員長の株は下り…

次に雨宮が毒を飲み、その次に飲む候補は3人になった。
しかし候補が3人のため誰も他人任せに…最終的に雨宮は候補の1人である「黒田」を別の教室に呼びパンツを脱ぎ「私のこと好きにしていいから」と身体を張ることに。

1巻:3話 「砂の器」ネタバレ

何とか黒田も毒を飲み、雨宮は助かった。
しかし次の候補は雨宮の大親友の「小清水」。とあまりにも出来すぎたクジのリレーにより、次の候補を決めるクジ自体に何かコントロールされていることに気づくネズだった。

小清水は親友の雨宮に卑怯な手を使った黒田に対して怒りながらも、すんなりと毒を飲み助ける。
次にみきおがクジを引くと、「親友」と言うカードが。毒を飲むことが怖いため誰も小清水の親友とは出ないために、ネズが立候補して助けようと。
しかしみきおは「親友クイズ!」と言い、小清水の誕生日を言うようにネズに伝える。
当然知らないが、必死にヒントから思い出そうとするネズ。しかし時間切れになり、小清水は血を吐き死ぬ。

そしてみきおは小清水が途中で死亡し実験が失敗し、更に「もう一回やり直しだね 最初から」と笑顔で話す。

1巻:4話 「堕落論」ネタバレ

事件発生当日からで3名が死亡した。
毒リレー2回目は何とかズタボロになりながらも7回繋ぐことに成功し第一の実験は終了した。

夕食はみきおが準備したカレーを食べる。毒が盛ってあるかもと率先してネズが口にし、仕切る。がしかし、仕切るネズに対して「ウザッ…もうやめたら?ヒーローぶるの…」とクラスはバラバラ状態に。

そんな状況に耐えられず、ネズを部屋は出ていき小清水の遺体を動かそうと教室に戻る。
するとみきおも教室にいて、僕の瓶が2本減っていることを聞かされる。

そしてみきおは何かを悟っているかのように「今夜は見ものだよ ネズ」と伝える。

1巻:5話 「内海八重」ネタバレ

ネズは先走ってしまい、毒の瓶が盗まれたことを話してしまう。
案の定、みんなはパニックに陥り…
そんな中、クラスの女子「相沢」が「カレーに毒…?そ…れはないよ。だって…だったら何で私だけ…こんなに体が熱いの?」とそのまま毒に侵され死んでしまった。

「水野」がキレ、全員の身体検査を始めることに。
とそんな時、女子は女子で身体検査をしている時に動きがあった。

毒のビンを持っていたのはネズの彼女である未来だった。

なれの果ての僕ら 1巻の感想

凄まじいみきおの策ですね。漫画の最初から事件終了の結果を告げるといった衝撃のスタート。
そんな中、バラバラになっていくクラスが鮮明に描かれていますね。死という恐怖には勝てず、人間の本性がでてくる。さらにそこに的確に物事を進めていくみきお。
今後、ネズはどう行動していくのか。果たして彼女である未来は何者なのか。事件解決までにどのような過程があり解決するのか想像がつかないサスペンスです。2巻も楽しみです♫