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「きまぐれオレンジ☆ロード」ってどんな漫画だったっけ?最終回ネタバレ・あらすじ

久しぶりに「きまぐれオレンジ☆ロード」を読んだら不覚にも涙じんわり感動してしまったので、感動の最終回を紹介したく記事にしました。簡単な作品概要と最終回・感想を紹介しています。

作品概要

漫画「きまぐれオレンジ☆ロード」はまつもと泉によるアニメ・漫画。1984年より週刊少年ジャンプにて連載。単行本全18巻。愛蔵版全10巻、文庫本全10巻。製作東宝にて日本テレビ系列局で全48話で放送。

登場人物紹介

春日 恭介(かすが きょうすけ)

11月15日生まれ。 高綾学園の中等部3年生。超能力者一家の長男。この能力が原因で転校のを繰り返す。優柔不断な性格。お酒に弱い。タイムループはできるがテレパシーはできないので人の気持ちは読むことができない。

鮎川 まどか(あゆかわ まどか)

5月25日生まれ。高稜学園中等部。ストレートヘアの女子。大人な性格できまぐれな性格。頭脳明晰で運動も得意。料理も上手、音楽の才能が豊か、スタイルも素晴らしい、と多くの才能に恵まれている。音楽家の両親は海外在住。

桧山 ひかる(ひやま ひかる)

11月15日生まれ。高綾中等部の1年。ほくろがある。茶色のショートカットが印象的。まどかとは幼なじみ。まどかを姉のような存在として慕っている。一人っ子。恭介のことに思いを寄せる。素直で明るい性格。

あらすじ

超能力一家に生まれた恭介は、他人に超能力が知られるたびに引っ越しを繰り返していた。
そして恭介にとって、次に引っ越した町は特別な場所となる。鮎川まどかと出会う事となるのだ。様々な出来事がありながらも二人は密に想いを寄せ合う。しかしまどかの妹のような存在である桧山ひかるが恭介を好きになってしまう。そこから3人の三角関係が始まっていく。

最終回

恭介とまどかは両想いなのにも関わらず、素直になれない二人。それは2つ年下のひかるの存在が大きく影響します。

ひかるも恭介を想っているため、三角関係となってしまう事で妙な空気となってしまいストレートには動けなくなっているのです。

恭介とまどかが出会ったのが中学3年生。しかしこの関係に終止符が打たれるのは高校3年生。恭介の優柔不断な性格のおかげで3年間もかかってしまったのですね・・・

結論の出ない関係が続き、自分の気持ちを整理するため音楽家の父がいるロサンジェルスに留学を決めたまどか。

成田空港に見送りにまどかの仲間が集まります。ヒカルの姿はありません。

そこで恭介は優柔不断を返上し、まどかへの思いを告げます。ひかるは好きだが、妹としての愛情である。まどかに対する気持ちは違う。愛している、と。

そこで現れたひかる。まどかへの想いを隠していたことを土下座して謝罪する恭介。恭介の頬を張るひかる。

しかしまどかの気持ちも知ったひかるは、今までまどかは今の自分と同様に苦しんでいたことをわかっています。そんなまどかを想う恭介の気持ちも理解できているのです。今度は自分が一歩引く番だと。

そしてまどかはアメリカに旅立ちます。

次の春が訪れ、恭介は大学に進学。ある日、恭介は100段階段を上ると、その先にはまどかの姿が。

恭介は問います。

「帰ってきたのは答えてくれるため?Like or Love?」

まどかが答えます。

「Like!・・・ただし・・・限りなくLoveに近い・・・ね」

二人はキスして物語は終了。

「ねえ・・・鮎川・・・おどろかないで聞いてくれる?オレ 実は・・・」

見どころ

恭介・まどか・ひかるの三角関係がもどかしく、しかしながら読んでいてその関係性に引き込まれていきます。とにかく甘酸っぱい…そんな青春を思い出させてくれる素晴らしいシーンが詰まっています。

感想

恭介とまどかは素直になれないが互いに思いを寄せている状況の中、恭介とまどかの秘めたる想いも知らず強烈に迫っていく純粋なひかる。そしてそれを拒絶できない恭介。

そんな関係が続くのは恭介の優しさ故なのかもしれませんが、結果として罪作りな男性になってしまうのかもしれません。同じ人を好きになるということはどちらかを選ばないといけない、どちらかを傷つけなくてはいけないという現実が待ち受けていて、読んでいて心苦しく辛いものです。三角関係の難しさやもどかしさを感じます。

最終回では、ひかるは辛いを思いをしたでしょう。しかし事実を受け入れ、今まで同様につらい思いをしてきただろうまどかへの心遣いまで思考がたどり着くひかるの人間としての大きさに感動しました。またそう思わせるまどかもすばらしい女性なのだと。最後には優柔不断を返上した恭介も素晴らしいと思います。

恋愛はいい思いもつらい思い経験させてくれます。それが人間としての成長をも促してくれるものと思います。

そして「きまぐれオレンジロード」は若さならではの純粋な気持ちを懐かしく思い出させてくれる作品です。