社会に出る前に読んでおきたい「ナニワ金融道」の見どころ・無料で読めるアプリ

最終更新日:2020-02-19

ナニワ金融道 ~概要~

「ナニワ金融道」は青木雄二さんの作品です。「モーニング」で1990年から連載開始。既刊19巻(文庫版全10巻も1999年に出版)。1992年講談社漫画賞、1998年手塚治虫文化賞マンガ優秀賞受賞。テレビドラマ化もされました。作者の没後は、青木雄二プロダクションにより、「新ナニワ金融道」「新ナニワ金融道R(リターンズ)」「ナニワ銭道」「ザ・ナニワ金融道」など続編が多数出版されています。

 

ナニワ金融道 ~登場人物紹介~

灰原 達之(はいばら たつゆき)

 本作の主人公。帝國金融の社員。

 前職は印刷会社勤務だったが、会社が倒産、その経験から金融業を志す。しかし、印刷会社社長の頼みでサラ金から融資を受けた経験が仇となり、「まともな」金融屋には相手にされず、マチ金である帝國金融の門を叩くこととなる。

桑田 澄男(くわた すみお)

 帝國金融の社員。灰原の教育係。パンチパーマとコテコテの関西弁が特徴。ヤクザに間違われることもしばしば。毎月10万円ずつ定期預金をしている。

金畑 金三(かねはた かねぞう)

 帝國金融の社長。仕事に関してはとても厳しいが、社員のコントロールにも長けていて、理知的で温厚な性格。ここぞという場面で頼れる上司。

市村 朱美(いちむら あけみ)

 灰原の恋人(のちに結婚)。しっかり者で、肝が据わっている。帝國金融のビルに入居した「誇大広告社」の社員。ヤクザと付き合っていた過去がある。

ナニワ金融道 ~見どころ~

 今から30年近く前に連載を開始した漫画であるため、若い学生さんが読むと???な描写も多いかもしれません。1話冒頭で登場する手形なども、現物を見たことある人はほとんどいないのではないかと思います。

 「古い話だし、私には関係ない世界の漫画かな…」と通り過ぎてしまうかもしれませんが、そんな学生さんにこそ読んでみてほしい漫画の一つです!

 真面目にまっとうに生きてきた、区役所勤務の公務員の正子は、会社の資金繰りが上手くいかず困っている父親のために、父親がお金を借りる際に連帯保証人として契約書にハンコを押します。ハンコを押しただけです。…ハンコを押しただけで、正子は区役所を退職せざるを得なくなり、水商売をしながらサラ金に追われる生活におちいってしまいます。

 正子は一体どうしたら良かったんでしょうか…。お金にまつわるアレコレ、人間の欲望や愚かな部分、ズルさも、決して学校では教えてくれません。それを教えてくれる生きた教科書がこの漫画なのではないかと思います。

 また、インターネットも携帯電話も無い時代の風景を味わえるのも、一つの楽しみかもしれません。ポケベルや、固定電話手書きの電話帳が登場したり、今だったらスマホで写真に撮ってしまえばOKな事も、当時はその紙に書いてある情報が欲しいとなったら、記憶するか書き写すしかなかったり(カメラで写真を撮っても、現像するのに時間がかかるのです…)。

 女性にとっては、若干とっつきにくい絵柄かもしれませんが、特に大学で法律を学んでいる学生さんは、この漫画を読んでから先生の授業を聞いてみてください。民法改正前の話ではありますが、今までイメージがわかなかった所有権の話も、一気に現実味を帯びてくると思いますよ!

 

ナニワ金融道 ~無料で読めるアプリ~

 2020年2月現在、ナニワ金融道が無料で読める漫画アプリは「マンガZERO」です! 面倒な登録作業は不要で、時間をかければ全話無料でレンタルで読むことができます。試しにこちらで読んでみて、教科書として手元に持っておきたくなったら、ebookjapanなどで大人買いしてしまうとお得ですよ!

 オマケの情報ですが、青木雄二プロダクションのサイトでは、無料で読めるWebマンガが掲載されており、桑田さんが軽減税率について悩んでいます。時代に合わせて、変わる法律に合わせて続編も多数出版されていますので、ぜひぜひそちらも楽しんでみてくださいね!