「新米姉妹のふたりごはん」家族を繋ぐ美味しい料理を、あなたも作りたくなること間違いナシ!

新米姉妹のふたりごはん ~概要~

漫画「新米姉妹のふたりごはん」は漫画家・柊ゆたかによる、グルメを通じて姉妹になっていくサクセスストーリー。2015年8月より『月間コミック電撃大王』にて連載中。2019年BSテレ東で実写ドラマ化。全(既刊)7巻。

新米姉妹のふたりごはん ~登場人物紹介~

サチ

父親が再婚したことで急に同い年の妹・あやりと同居することになった女子高校生。

料理は苦手だが食べることが好きで、幼馴染に食いしん坊と言われることも。あやりの姉として大人らしく振舞おうとするが、見た目や言動の子供らしさから空回りすることが多い。

あやり

母親が再婚して同い年の姉・サチと同居することに。

料理が好きで、腕も良い。食材や食器等に関する知識も豊富。かなりシャイで緊張すると人相が悪くなってしまうが、料理のことになるとテンションが高くなり人が変わる。サチにとても懐いている。

絵梨

サチの幼馴染。人付き合いが良く、よくサチの相談や愚痴の聞き手に回ってアドバイスやフォローをする。実はモテる。

料理が上手で特にお菓子が得意。毎年のバレンタインにサチへチョコをあげている。あやりともサチを通じて仲良くなる。

新米姉妹のふたりごはん ~あらすじ~

父親が再婚し、急にクールな見た目で同い年の妹・あやりと姉妹になった天真爛漫な女子高校生・サチ。両親は海外赴任で、家には妹のあやりとふたりっきりの同居スタート。

サチは妹のあやりからいつも睨まれてる気がして、あやりが何を考えているのかわからず、嫌われているのではないか、と気まずく感じてしまう。

しかし一緒に暮らしていけば何かわかってくるかも、そう幼馴染の絵梨からフォローされて、あやりに歩み寄ろうとするサチ。そう思いながら日用品を買ったり引っ越しの荷ほどきを進めたりするも、どうにも空回ってしまう……。

そんな時、海外赴任中の父からお土産のハムの原木が届く。サチは荷ほどきもまだ済んでないのに……と思う一方、あやりは何やらテンションが高くほくほく顔でハムの原木を捌いていく。その様子から、あやりは料理が好きということを知りそこから会話が増えていく。

どうやらあやりはサチを睨んでいたわけではなく、緊張していて人相が悪くなっていただけということを知る。誤解も解けた所で携帯電話の番号を交換し、まだまだあやりはサチに対して緊張している様子だが、新米姉妹のサチとあやりの二人による生活がスタート。

ふたりの新米姉妹の生活を描いた、ほのぼのグルメストーリー。

新米姉妹のふたりごはん ~見どころ~

この漫画は、姉妹のサチとあやりの二人がだんだん仲良くなっていき、家族の絆が生まれる場面が見どころです。最初は急に姉妹になってよそよそしかった2人が、ごはんを作ることを通じてだんだんとふたりの距離が縮まっていく様子には心打たれるものがあります。

またサチとあやりの二人が仲良くなるにつれて、最初はお互い初めて出来た姉妹のことだけを考えていた様子でしたが、お互いの友人や学校生活も少しずつ変わっていきます。そんな二人の少女たちの心の変化が描かれているのも見どころになっています。

もちろん、グルメ漫画ということでごはんの描写も素晴らしく、見ているだけで食欲がそそられるような素晴らしいイラストが満載です。またごはんのレシピも漫画の中でわかりやすく描かれているので、読んでいくうちにごはんを作りたくなってきます。

新米姉妹のふたりごはん ~感想~

この漫画は作者・柊ゆたかさんのやわらかなタッチの絵がストーリーとマッチしていて、とてもほのぼのと心癒されるような漫画でした。特に2話のたまごふわふわの回が好きです。

サチがあやりのことを知ろうとする様子にも、姉妹として仲良くなろうと努力する健気さと、そんなサチの行動を嬉しく思うあやりに心打たれました。

また漫画の中に出てくるたまごふわふわが本当に美味しそうで、思わず漫画を見ながら作ってみてしまいました。

また、姉妹だけでなく再婚をした家族ということで、お互いの両親との仲も最初はよそよそしいものでしたが、料理を通じてその仲も深まっていく、家族愛のサクセスストーリーもあります。とても心が温まるほのぼのとしたグルメ漫画です。