「働かないふたり」働かないけど、明るい家族。『なんか幸せ』が周りを癒す物語!

働かないふたり ~概要~

漫画「働かないふたり」は、吉田覚による日本のヒューマンコメディー日常漫画。2013年より新潮社のコミックサイト「くらげバンチ」にて連載。作者の個人ブログにて支持されていたところから待望のコミック化にいたる。

働かないふたり ~登場人物紹介~

石井 守(いしい まもる)

ニートで働いてはいない。ゲームが大好き。基本スウェットで過ごす。

一見明るい印象ではなく、口数も少ないが、意外と家族思いで家族を大事にしている。特技の料理を生かし、いつも父のお弁当を作ったりしている。

コミュニケーションはうまく、友人も多い。妹の春子からは『エニート』(二―トの中のエリート)と言われている。

石井 春子(いしい はるこ)

働いていない。うお座の二十歳(推定)。兄の守と仲が良く、いつもゲームをしている。

対人恐怖症をもっていて、話しかけられるとおどおどする。驚くとよく擬音語を発している。けっこういたずらが好きな性格。働く人や働くことに恐怖がある。

丸山 翼(まるやま つばさ)

守の友達で、大学を出てから会社員をしている。守と丸山と遠藤は、小学校からの友達。

少しガラは悪そうに見えるが、友達を大事にしている。モテたくて頑張る。春子をかわいいと思っている。守と遠藤からはムチャブリをされている。

倉木 美香(くらき みか)

倉木さんと呼ばれている。石井家のお隣のアパートに住んでいるOL。

ここに引っ越してきた頃は不眠症を患っていた。でも楽しそうな石井兄妹を見ているうちに、いろんなことがどうでもいいと思うようになり、よく眠れるようになった。そのため、二人に感謝しつつ、二人に興味を持っている。

石井 和子(いしい かずこ)

守と春子の母であるが、しっかりした性格。毎日ニート兄妹のことを怒るが、仲は良い。

春子には早く嫁に行って欲しいので、花嫁修行をしてほしいと言っている。将来を心配しているので、春子と守にも人との付き合いはきちんとしなさいと怒る日々。

働かないふたり ~あらすじ~

石井守・春子の兄妹はニートで働かない。兄妹はゲームが大好きで、寝るのは朝の9時。いつもスウェット姿で家の中をうろうろしている。

でも兄妹はとても仲がよく、兄の守は兄妹思いの家族思い。妹の春子は対人恐怖症があるので、知らない人に話掛けられるとおどおどして発狂するところもある。母からはいつも二人を心配して怒られているが、家では兄と楽しくニート生活を満喫している。

守の友達の丸山は春子をかわいいと思っていて、いつもお菓子を買ってきたりするので、春子は丸山のことを『何かをくれる人』と思っていたり。

お隣のアパートの住人の倉木さんに、ゴミ出しの時に初めて挨拶をされた守はびっくりしていたが、二回目のゴミ出しの時には守が自分から挨拶をしてみたり。(春子は怖くて逃げ帰る対人恐怖症ぶりだったけど。)

いつもゲームで楽しそうに笑うこのニート兄妹を見ているうちに、倉木さんの不眠症が治ってしまって、いつしか兄妹と一緒に遊ぶようになってしまったり。

そんな二人のニートなほのぼのとした日常がゆるゆると続いていく…。

働かないふたり ~見どころ~

春子と守がニートでいつも家にいるのに、こんなにも幸せそうに暮らしているというところが見どころです。ニートだからという卑屈な部分があまりなく家族を大事にしているし、丸山や遠藤らの友達ともうまくやっている。

倉木さんのニート兄妹の見る目がどんどん変わり、仲良くなっていくのが面白いです。何しろニートなので、お金がかからないように大人が公園で遊んだりという感じがいいなと思います。

兄弟のやりとりの面白さと、この石井兄妹との関わりで周りがどんどん小さな幸せに気が付くのがいいです。

働かないふたり ~感想~

春子のスウェット姿が可愛いです。兄はコミュニケーションも上手にしていて、友達もいて頭も良いのに、ニートというのが不思議なくらいです。

テレビを見ている春子と母とのやり取りが、普通の母親の言うことだなーと思えたのが自分は歳だなと感じました。

一般的にはニートは良しとはされない世の中ですが、でもこんな世の中だからこそこういう物語が面白いとされるのかと感じます。読み進めていくと本当にほっこりして楽しい癒しになります。この兄妹と仲良くなりたいと思える幸せな何かを思わせてくれる作品です。