「ママレード・ボーイ」両親の再婚から始まったほろ苦の恋、自分の彼女が実は妹!?

ママレード・ボーイ ~概要~

漫画「ママレード・ボーイ」は吉住渉による恋愛少女漫画。1992年より「りぼん」にて連載。全(既刊)「8巻」。アニメ東映テレビ朝日系列の制作で1994年より全76話。2018年に実写映画化される。

ママレード・ボーイ ~登場人物紹介~

小石川 光希(こいしかわ みき)

高校1年生。身長は152cm。3月28日生まれでおひつじ座の血液型A型。イギリスで育つ。明るい性格で元気いっぱい。黒い髪の毛でいつもポニーテールをしている。中学の時は須王銀太が好きだった。

松浦 遊(まつうら ゆう)

ふたご座の6月3日生まれの血液型はB型。顔立ちはとても美しいので女性にモテモテだが特定の恋人もいない。頭も良く、運動も出来る。でも性格が少し臆病で、人に自分を見せない部分がある。

須王 銀太(すおう ぎんた)

光希が中学の時に好きだった人物である。4月10日生まれのおひつじ座。血液型はO型。お互い両想いだったのに、光希とはうまくいかなかった。遊とは恋敵のような感じになっている。テニス部だが遊のほうがデニスは上手。

鈴木 亜梨実(すずき ありみ)

短い期間だが、遊とつきあっていた。陸上部。短い髪で元気なイメージの女子。美人である。男子からの人気がすごく、ファンクラブも存在している。遊に振られた時はすごい捨て台詞を言っている。その後銀太と恋仲になっていく。

両親S(りょうしんず)

小石川 仁(こいしかわ じん)銀行員 光希の父親。
松浦 留美(まつうら るみ)光希の母親。要士と再婚する。
松浦 要士(まつうら ようじ)遊の父。
小石川 千弥子(こいしかわ ちやこ)遊の母親。仁と再婚する。

ママレード・ボーイ ~あらすじ~

小石川光希は両親からすごい話をされる。それはハワイでのことであるが、松浦夫妻と意気投合して、お互いパートナーを交換して再婚することになってしまったと言う。しかも松浦夫妻の息子の遊も含めて、全員一緒に暮らすという訳の分からない状況だ。

しかし、光希は遊と暮らしていくうちに、どんどん遊に惹かれていってしまう。両親Sが光希のことを確かめるように「元のさやに戻る」と一芝居打ったとき、光希は遊と別れて暮らすのは嫌だと気付いてしまったのだ。こんなにも遊を大好きになってしまっていた。

銀太は光希と遊が仲がいいのが嫌だった。それは自分とうまく行きそうでいかなかった光希への思いが残っていたからだ。光希に対して遊にとられたくないと混乱していた。

遊には彼女はいないし友達もいない。光希は遊について何も知らないことに気づくが、遊は自分の気持ちについては何一つ話してくれない。そのまま光希も2年になり、修学旅行を迎える。そこで遊は秘密を打ち明ける。「自分は松浦要士の子供ではない

実の父親と思われた三輪由充に会いに行くと、遊の父親は別人であることが判明する。遊の母・千弥子には学生時代からの恋人がおり、本当の父親はその人物であるらしい。

三輪と会った帰り道に落ち込む遊。遊の涙を見た光希。光希は遊に「自分は家族だと思っている。遊のことをみんな思っているのだ」と励ます。その光希の思いやりの言葉に遊は「だから好きなのだ」と言う。そこで光希も遊が好きだと言う。波を聞きながらのキスをする。二人は両親Sにばれないように付き合うことになった。

高校3年生になったある日、遊は両親の学生時代の写真を見つけ、遊と光希は兄妹であるという決断を下す。遊は光希に別れを告げ、京都へ進学するため家を出て行った。

遊ともう一度会って話をするために京都へ向かう光希。しかしもう彼女がいると嘘をつく遊。光希は「最後の思い出に、約束していた旅行に行きたい。旅行の間だけはただの恋人同士、旅行が終わったらきっぱり諦めて全部忘れる」と言うが…!?

ママレード・ボーイ ~見どころ~

光希の両親と遊の両親の交換再婚が普通考えられない感じで、そこがこの物語の面白さであり、絡み合う感じで進んでしまい、遊の思いを惑わしていくのだと感じました。この両親の考え方が凄すぎでよく理解ができないですが、こんな状況でも仲が良いのが見どころです。

発展的な両親の考え方で子供たちが翻弄されているのは確かですが、こんな中で両想いになれるのが凄い所です。

ママレード・ボーイ ~感想~

大好きな人との出会いは中々あるものではないです。

光希を振ってしまった銀太、でも遊が現れてしまうことで銀太の思いに火がついてしまう、恋の三角関係が面白いです。

光希の性格ではどちらかを選ぶので迷ってしまう。遊も銀太には光希を渡したくないと思い心の中で焦っていても、その前に本当の父親の存在を確かめないと前へ進めない。そのほろ苦さがこのママレード・ボーイという言葉に込められているのかと感じています。この苦さが大人への第一歩かと教えてくれているような気がします。