懐かしい漫画「シャーマンキング」

作品概要

漫画「シャーマンキング」は「武井宏之」による「少年」漫画。「1998」年より「週刊少年ジャンプ」にて連載。全(既刊)「32」巻。連載末期には週刊少年ジャンプのアンケート順位が最下位近くで低迷を続けた結果、打ち切りという形で連載終了となってしまった。

登場人物紹介

麻倉 葉(あさくら よう)

頭にはヘッドホン、首には熊のツメと木製の便所サンダルを掛けている主人公 楽に生きられる世界を作るためにシャーマンキングを目指している 持霊は阿弥陀丸 オーバーソウルの媒介は阿弥陀丸の愛刀(春雨)

小山田 まん太(おやまだ まんた)

葉の初めての人間の友達で、葉と関係が出来たことで霊を見ることができるようになるが、シャーマンの修行等は行っていないため、オーバーソウルや憑依合体は出来ない 身長が80cmと低く、一番のツッコミ役である

恐山 アンナ(きょうやま アンナ)

葉の許婚でありクールでミステリアスな美少女のヒロインである シャーマン界のファーストレディを目指しており、葉をシャーマンキングにさせようと厳しい特訓を課した結果、葉のトラウマとなっている程である

道 蓮(たお れん)

葉のことをライバル視していたが何度も戦い合うことでいつしか友情が芽生え、行動を共にするようになる 意地っ張りな性格で、短気でプライドが高い 持霊は馬孫 オーバーソウルの媒介は馬孫刀

梅宮 竜之介(うめみや りゅうのすけ)

リーゼント頭がトレードマークで木刀の竜の通り名を持つベストプレイスを探す旅人 元々は不良であったが、蜥蜴郎に取り憑かれたことによりシャーマンとしての能力に目覚め、蜥蜴郎は竜の持霊となる オーバーソウルの媒介は天叢雲剣

あらすじ

中学校に通う小山田まん太は、ある日墓場で幽霊と戯れる麻倉葉に出会う。

麻倉葉は霊と会話することができるシャーマンの一人だった。麻倉葉は500年に一度行われる、シャーマンキングを決める戦い(シャーマンファイト)に参加するために上京してきていた。

シャーマンはそれぞれ持ち霊がおり、それぞれに巫力という戦闘力のような力がある。厳しい修行を行いながら霊と自分を鍛え上げ、巫力を上げてシャーマンキングを目指していた。

その中で、ある夜に大きな彗星が流れ、その彗星はシャーマンファイト開幕の合図であり、シャーマンキングを決める戦いが始まる。

厳しく激しい戦いの中で、未来王だと名乗る麻倉葉王が登場する。麻倉葉王に強さと持ち霊(スピリット・オブ・ファイア)の力を見せつけられ、圧倒的な力を目にした麻倉葉たちは、今は敵わない敵がいることを知る。

このままではシャーマンファイトに生き残れないと考え、今までに戦った者とふんばり温泉チームを結成する。

チームのメンバーとともに次々シャーマンファイトで激突することになる強敵に対して正面から立ち向かい、様々な出会いや修行等を通じてシャーマンキングになるために自らを成長させていくというストーリーである。

見どころ

人間同士の戦いではなく、シャーマン特有の能力である持ち霊を使っての戦いというところに、ふつうの戦闘漫画とは違った楽しみ方ができます!

持ち霊同士の戦いということで巫力という数値を用いることでキャラクターの強弱がわかりやすくなっており、通常の人同士ではありえない戦いがうまく描かれています。

少年漫画ということもあり、もちろん随所におもしろさも光る部分があります。

主人公は基本的に陽気な性格であったり、主人公の周りにもおもしろいキャラクターが多々おり、ただ戦闘を楽しみだけの漫画ではありません。霊を使うことで少しファンタジーの世界ではあるが、それぞれの霊が非常に格好よく、その霊同士が激しく戦うことでより漫画の中に引き込まれていってしまいます。

感想

一言で言えばやはりおもしろくオススメできる漫画です。男の心をくすぐるような設定になっていると感じます!

今までにふつうの人同士であったり、人が魔法や特技等を身につけて戦う漫画は多くあったと思いますが、それぞれのキャラクターが特徴ある持ち霊を持っており、その持ち霊同士を戦わせるという発想は今までにない漫画だと思います。持ち霊同士を戦わせるといっても、当然持ち霊を操る自分自身も強くなる必要があり、自分を鍛えるだけではなく持ち霊との繋がりや力を強くするというところに、この漫画のおもしろさの奥深さを感じます。

圧倒的な力を持った敵の存在を作ることで、その敵を倒すために少しずつ成長していくキャラクターを見ていると非常に楽しく熱くなることができる漫画です!