舞台は殷の時代。仙人と人間が混在する世界を描いた漫画作品「封神演義」

最終更新日:2019-12-29

作品概要

漫画「封神演義」は藤崎竜によるファンタジー漫画。 1996年より週刊少年ジャンプにて連載。全23巻刊行されておりアニメ化も2度されているほどの人気漫画です。ただアニメと原作の漫画ではかなり内容に違いがある事でも有名です。

登場人物紹介

太公望(たいこうぼう)

封神演義の主人公で崑崙の道士で崑崙山の教主である元始天尊から指令を受けて人間界に仇をなす妖怪仙人を封神台に封じ込める役目を受ける事になる。だが、その封神する者達の中には最強の道士と言われる申公豹も含まれている事を知ってビビる描写があるが戦闘力よりもその頭脳で難局を打破していくのが太公望の持ち味。

申公豹(しんこうひょう)

最強の道士で最強の宝貝雷公鞭を使い最強の霊獣黒点虎に乗っているという物語冒頭から登場して太公望の態度に怒りを覚えて攻撃を仕掛けるも太公望が放った攻撃を顔に受けて流血して生まれて初めて自分の血を見たと言って勝手に太公望を自分のライバルと決める。最強の道士でありながら最後までほとんど戦闘シーンがなかった。 

妲己(だっき)

太公望が元始天尊から指令を受けて封神台に封じるようにされた重要な妖怪仙人。人間界で太古の昔から悪さをしており人間界を混乱に陥れていた。狐の妖怪仙人でその美貌と知略で時の王を惑わし贅沢の限りを尽くしていた。 

紂王(ちゅうおう)

古代中国殷の時代の王で妲己のテンプテーションによって正気を失っており周囲の人間を無自覚に不幸にしたり自身が気づかない間に妲己によって体を改造されるなど悲惨な結末を迎える。彼によって死に追い込まれた人間も多い。

女媧(じょか)

この物語で倒すべき真の敵で貼るか昔に宇宙からやってきた異星人。彼女は遥か昔に巨大な飛行宝貝で仲間と共に地球にやってきた。そこを自分達の新しい世界とすべく仲間達は地球の生物と同化をするが女媧はそれを拒否して昔の姿のままずっと眠っていた。そして自分の思い通り地球の歴史を作っては壊すを繰り返していた事からそれを知った元始天尊によって彼女を倒す封神計画を立てる事となった原因の宇宙人。 

あらすじ

仙人界でのほほんと修行をしていた太公望に日崑崙山の教主元始天尊によって人間界にとって有害な妖怪仙人の名前が載ったリストが渡されそのすべての妖怪仙人を倒す使命を負う事になる。

彼は封神のリストを見るなりいきなり敵の総本山である禁城に乗り込んで妲己を倒す事にする。だが、彼の計略を持ってしても妲己には勝てなかった。太公望は自分は力は弱いが自分の戦略には絶対の自信があった。だが、そんな彼の戦略を妲己が上回ってしまい彼の思惑とは別の結果になってしまうが彼の認めていた最強の道士申公豹によってなんとか窮地を脱する事ができた。

一時は自分の力の無さに絶望していた太公望であったが自分の弱さを認めて自分一人の力ではどうにもならないと認めて反省する。そこで彼が考えたのがもっと強い仲間を集める事であった。強い仲間を集めればいかに妲己が強力な仙人を引き連れていても対抗できると考えたからであった。

太公望はそのため各地で頼もしい自分の仲間を集めて妲己達妖怪仙人たちと戦えるだけの仲間を集める事になるが、それでも次々に現れる強力な妖怪仙人たちとの戦いに苦戦する事となる。それほどまでに妲己のバックには強力な妖怪仙人がいたが果たして太公望は勝てるのか。

見どころ

この漫画の見どころはなんといっても主人公太公望の知略を活かした戦いを見れるというのがあります。なぜなら、この太公望という主人公は少年漫画の主人公とは思えないほど努力をしないでなんとか楽に敵に勝てる方法を考えるようなキャラで、どうやって自分よりも強力な敵を倒すかを考えながら戦っているのが見どころの一つです。

また主人公サイドだけでなく敵の妖怪仙人側の思惑を考えながら見れるのも大きな見どころです。特に妲己という妖怪仙人は最初から最後までミステリアスで、どのような考えでそのような行動を取っているかを考察しながら読めるので、ふざけているシーンと真面目なシーンのギャップを楽しむだけでなく、ふざけた行動の裏には何かあるのではないだろうか、と考えながら読むのも楽しみの一つです。

感想

封神演義という漫画の感想ですが、当時としてはかなり異色の少年漫画だったと感じたのを覚えています。

本作の元となる中国の封神演義のストーリーをここまで大胆にアレンジし、設定と大まかな話の流れ以外はすべて作者のセンスで変えているのも秀逸だと思います。そのおかげで全く新しい解釈の封神演義になっていると思いますし、現代風の封神演義として見たらこれは本当に優秀な作品だと感じます。

設定自体は古代中国ですが、古代中国とは思えない世界観を演出しており若い人も封神演義を楽しめるようになっているのではないかと思います。また、ダークな表現もあったりするのですが、そこも上手い具合にギャグを入れていて楽しめるようになっているので、是非一読してほしい作品です!