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疋田文五郎・上泉伊勢守の無双シーンをまとめてみた!マンガ「雪の峠・剣の舞」※ネタバレ

こんにちは、格闘マニアです!

今回は敬愛する岩明均先生の「雪の峠・剣の舞」の2編のうちの「剣の舞」について書いていきたいと思います。主人公の疋田文五郎や天下一の剣豪・上泉伊勢守(かみいずみ いせのかみ)が、まあ強カッコイイんです!それではまず、作品概要をご覧ください。

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作品概要

岩明均による日本の歴史を舞台とした中編集。

単行本「雪の峠・剣の舞」は2001年に発行され、全1巻、「雪の峠」の全4話、「剣の舞」の全5話で構成されている。

「剣の舞」はヤングチャンピオンにて5話連載された。

あらすじ

16世紀、舞台は上州。武田家と長野家の戦の最中、農家の娘・ハルナは武士たちに陵辱された上、一家を惨殺されてしまった。一家を崩壊させた武士に復讐すべく、武士から盗んだ碁石金をもって、上泉伊勢守(かみいずみ いせのかみ)の道場に剣を習いに赴く。そこで門弟である疋田文五郎(ひきた ぶんごろう)と出会い、剣を学ぶことに。ハルナの復讐の結末はどうなるのか?

主要人物紹介

疋田文五郎景兼(ひきた ぶんごろう かげとも)

本作の主人公。天下一と名高い上泉伊勢守秀綱(かみいずみ いせのかみ ひでつな)の門弟で、上泉伊勢守から「ひょっとしたらもはや天下一かも」と言わしめるほどの腕前をもつ。文五郎は上泉伊勢守には遠く及ばないと自己を評価する。ある日、もう一人の主人公・ハルナから剣の指南を請われ、初めはいやいやながら剣を教えていたが、徐々にハルナのことを理解していく。「それは悪(あ)し」と言ってから、相手に対して打ち込むことが多い。後に新陰流の分派、疋田陰流の祖となる。

ハルナ

本作のもう一人の主人公。農家の生まれで、武田家と長野家の戦のどさくさで武士に陵辱され、家族は皆殺しにされてしまう。その際、武士から盗んだ碁石金をもって、なんとか逃げ切る。その碁石金をもって上泉伊勢守の道場に弟子入りし、復讐を誓う。明るい性格で、物事に関して楽観的ではあるが、復讐への決意は強い。

上泉伊勢守秀綱(かみいずみ いせのかみ ひでつな)

長野家の家臣で、天下一と名高い剣豪。新陰流の祖。稽古中の怪我を軽減するため、中の竹の節を削り、中央から先を割り裂いて皮袋に入れた”撓(しない)”を考案。
武田家と長野家の戦では誰が見ても武田家が圧倒的に優勢ながらも、忠義を尽くし長野家側として奮闘する。

神後伊豆守宗治(じんご いずのかみ むねはる)

上泉伊勢守の弟子で、疋田文五郎と肩を並べる存在。声が大きい。後に新陰流の分派、神後流の祖となる。

十郎左(じゅうろうざ)

武田家と長野家の戦において、武田側に属するならず者の武士。仲間を連れて、ハルナを陵辱し、ハルナの家族を皆殺しにした。

柳生新左衛門宗厳(やぎゅう しんざえもん むねよし)

新当流の当主で、畿内一の使い手といわれる。後の石舟斎。上泉伊勢守と立ち会うため、柳生の庄より宝蔵院に訪れるが、まず弟子の疋田文五郎と立ち会うよう求められる。宗厳はそれを受け入れ立ち会うが、立て続けに文五郎に3本とられ、直ちに新陰流の門下となり腕をみがくこととなる。

見どころ紹介

見どころですが、何と言っても、上泉伊勢守秀綱、疋田文五郎、神後伊豆守宗治の強さでしょう!天下一の剣豪・上泉伊勢守、その上泉に「ひょっとしたらもはや天下一かも」と言わしめる文五郎、その文五郎に並ぶ存在の神後。強いキャラが大好きな私にはたまらない3人なのです。この3人が無類の強さを発揮しているシーンを少し紹介したいと思います。

上泉伊勢守秀綱の戦い

まずは最強・上泉伊勢守秀綱の戦い

たった一太刀で複数の人間ぶった切ります。
怪我をしないようにと安全な”撓”を考案した人間とは思えぬ鬼神っぷり…疋田文五郎でさえも「すげー…」の一言しかありません。

神後伊豆守宗治の戦い

神後も圧倒的不利な状況の中、ザックザックと敵を倒していきます。

疋田文五郎の戦い

そして疋田文五郎も鬼の形相で敵を切りまくります。
しかしかなりの数の敵と戦い体力の限界に達したのか、膝を地面につく文五郎に大勢の敵が囲みます。
しかしながら文五郎は打ち取れません。鬼のような強さの文五郎に対し及び腰の敵の中で内藤修理の家臣で大場八十衛門と名乗る武士が、満身創痍の文五郎のとどめをさしにきます。
が、この有様。強すぎます…

そして武田家の圧倒的優勢の戦は、案の定武田家の勝利となります。そんな中、強すぎて結局生き残る3人。

奈良の宝蔵院にて

戦が終わり旅に出る3人。その後、剣術の歴史に転機をもたらす出会いがあります。柳生新陰流の創始者であり、のちに柳生家が徳川家の剣術指南役として活躍するきっかけとなった伝説の剣豪・柳生新左衛門宗厳(石舟斎)との出会いです。ある日、上泉伊勢守が奈良の宝蔵院に訪れていることを知った柳生新左衛門宗厳は、天下一の剣豪と評される上泉伊勢守と立ち会うため宝蔵院を訪れたのです。柳生新左衛門宗厳は上泉伊勢守に試合を申し込みましたが、まずは弟子の疋田文五郎と立ち会うよう求められました。当時、畿内一の遣い手と評され新当流の当主である柳生新左衛門宗厳に対し無礼だと憤慨する弟子たちを制止し、これを受け入れる柳生新左衛門宗厳。しかしまさかの疋田文五郎にあっさり惨敗してしまいます。文五郎強し…その後、文五郎は続けざまに3本とり、上泉伊勢守どころか弟子の疋田文五郎にさえ歯が立たなかった柳生新左衛門はただちに新陰流の門下となり、のちに有名な柳生新陰流の祖となるわけです。

最後に

3人の剣豪の強さについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?ひたすら疋田文五郎達の強カッコイイシーンを紹介してきましたが、この「剣の舞」にはもう一人の主人公・ハルナの側面からもう一つの悲しい物語が描かれています。
見るからにスケベ野郎のならず者武士・十郎左への復讐を果たすべくハルナの一生懸命で一途で悲しい物語も是非読んでみてください。泣けること間違いなしです。